東京大学が9月入学を検討するという話が波紋を呼んでいます。日本企業の人事部の人は大半が反対みたい。まあそうでしょうね。「採用や新人研修を年に2回もやらされたら、オレは過労死するぞ、ばーろー!」って感じでしょう。

7月15日の朝日新聞でもこの件が特集されていて、企業側の意見としてJTBの人事企画部の方の意見が載ってました。その見出しが「4月1日入社は動かない」というもので、たとえ東大が入学&卒業時期を変更してもJTBの入社時期は変えないよ、ということみたいです。


ところでこの記事の中には、下記のような一節があります。

今年は8万2千人の学生さんがJTBに興味をもってくれましたが、ほぼ昨年並みの320人ほどの新卒を採用する予定です。


いやー、驚きますよね。この2011年において、JTBに興味をもつ学生を8万人も育てる日本の大学教育の質ってどうなんですかね。もうちょっと先見性のある学生を育てた方がいいんじゃないかと思いますけど。

それと、「昨年並みの320人」を採用するJTBにも少し驚きました。もしかして前後10年間で3200人を採用するんでしょうか?いったいいつまで、何人の組織が維持できると思ってるんでしょう。

320人は終身雇用を想定して雇ってるんだと思いますが、40年後まで彼らの仕事があると思ってるんだとしたら、かなり強気の想定ですね。


まっ、どーでもいいんですけど。


★★★


あと、この特集の最初の方に(朝日新聞の記事の一部として)、

高校卒業から大学入学までの期間をどう過ごすかなどが検討課題になる。

って書いてあるんだけど、これも何が課題なんだか全然わかりません。


18才にもなって、たった半年の「学校にいかなくていい期間」ができたら「どうすごしていいかわからなくなる学生」なんて、ほっとけばいいじゃないですか。そんな人達がどうすごそうと、日本の将来にはなんの関係もありません。

また、そういう人は人生全体で18年間くらいは「どうすごしていいか分からず無駄にしてる」はずなので、たかだか半年間くらい無為に過ごす期間が増えても誤差の範囲です。


まっ、どーでもいいんですけど。


★★★


大学入学時期の話に戻ります。東大が9月入学を言い出した理由は、「日本人だけだと、もう十分に優秀なヤツが(東大の一年間の入学定員である)3000人もいねーんだよ。だからアジアから優秀なヤツに入学して欲しいの。というわけで日本の高校より、海外にタイミングを合わせたいわけ!」なんだと思います。

けど、ここ数年、多くの人が「新卒一括採用がよくないっ!」的なこと言ってるんだから、いっそのこと主だった大学はみんな入学&卒業時期をバラバラにしちゃったらどうでしょう?


たとえばこんな感じで・・

・東大&京大・・・6月卒業(9月入学の場合)

・その他の国立大学全部・・・3月卒業(従来通り)

・慶應&早稲田&それに匹敵すると思い込んでる私大全部・・・12月卒業

・その他の私立大学全部・・・9月卒業


こうして学生があちこちから2−3ヶ月ごとに卒業してくるシステムとなれば、わけわかんなくなって、企業も通年採用せざるを得ないんじゃないでしょうか?そしたらあのアホみたいな「説明会申し込み画面クリック大作戦」みたいなものもなくなるんじゃないかなと思います。


まっ、どーでもいいんですけど。



そんじゃーねー。

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Chikirin
Chikirin

社会派ブロガー・紀行文筆家 (詳細は写真をクリック)