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2009-09-27 百合座標作成

[]百合分類「座標」図を作成しました 01:38 百合分類「座標」図を作成しましたを含むブックマーク 百合分類「座標」図を作成しましたのブックマークコメント

チャートの反省点

  • 作品とジャンルの一対一対応は難しい
  • 対立構造をうまく描けていない
  • 若干煩雑

以上のことから、今回は座標図を用いました。

百合における最も大きな2つの対立をそれぞれの軸に入れ、象限別に考えます。


f:id:Choir_Tempest:20090928004911j:image


X軸について

x軸には「身体関係(肉体関係)の有無/許容非許容」をとりました。

いわゆる「百合は清く正しく!」というかたは左側になります。

Y軸について

Y軸は「ファルスの有無」です。ここでのファルスは「象徴的男根」を指します。

つまり、「男性的なもの」が存在するかなのですが、これは何も直接的に「ペニス」のみを指しているわけではありません。

一般的に「男らしい」「かっこいい」と称されるもの全般、と捉えて下さい。

百合作品内でいえば「かっこいい先輩」「男装の麗人」なども入ります。

これらはマスキュラン、というのが一番近いかと思いますが今ひとつ知られていないのでファルスとしました。

スキュラン(masculin)はフランス語で、ちょうどフェミニン(feminin・フェミナン)の対義語です。


象限別の視点

ここに、それぞれの象限に相当する作品ジャンルを当てはめました。

第一象限(赤)「半陰陽系」

平たくいえば「ふたなり」です。この部分(に含まれる作品およびそのユーザの嗜好)はファルスのみならずペニスが存在していることが多いです。


第二象限(黄)「お姉様系」

肉体関係はないけれど、男性性は存在するものです。

「女子高もの」によくみられる「かっこいい先輩」のような「男っぽい女」が登場する作品はここに含まれます。

(09/28 02:00追記:すっかり重要なものを忘れていました。「かしまし」のような作品は典型例で、最も左上に属する作品でしょう)


第三象限(青)「少女系」

男性性も存在しないし、肉体関係も存在しない。

つまり「『おんなのこ』だけの世界」ということです。

まさに「吉屋信子」的少女世界の作品がここに当てはまります。



第四象限(緑)「GL系」

女性が女性として女性を肉体的にも愛する作品です。

ここはラベリングするのに悩んだのですが、とりあえずBLのカウンターパートとして「GL系」としておきました。

ここについては直接的なセックスからキス程度まで幅広く含まれ、原点からの絶対値の幅が広そうです。



百合の対立構造

Y軸よりもX軸の対立が浮き彫りになっています。

百合」には肉体関係は必要ない、という一派は少なからず存在します。

Y軸については、表面化することは少ないですが作品に対する評価時に二分されます。

ただ、相手を排撃すると言うことはそこまで多くはない気がします。

これらの対立は非常にラディカルな問題ですので、もはや「百合」の一語に収斂されることは不可能です。

というより、どれも等しく「百合」であって、そのなかでの分類問題でしょう。

新たな言葉の出現を待ちたいところです。

ご意見お待ちしております。

hachimasahachimasa 2009/09/28 11:18 あまり関係ない話を。
吉屋信子は『花物語』を二篇ほど読んだだけなんですが、その限りでは確かに第三象限に属するような印象を受けました。
しかしながら当時の女学校についての研究などを読むと、そこで行われていた関係というのはどちらかといえば第二象限側のようです。まあそれだけなのですが、個人的には興味深いなあと。

mama 2009/12/05 22:32 第三象限は「マリア様がみてる」が好きな層で
第二象限はオタクから古くから好まれる「戦闘美少女」の進化系の層でもありますね

「百合」ってマリア様が見てるで一躍有名になった言葉ですが、実際には戦闘美少女系統のセーラームーンのはるか×みちる
や少女革命ウテナは90年代で、第二象限の「百合」は別ルートで存在し続けていたんです。
(ちなみにこの二つ、どちらもゴールデンタイムで堂々民放で流されてたそうですw)

腐女子を「男だらけ+恋愛」と、自分の好みの要素を享受する層と定義すると、
男が好き要素はバトル7割と性欲・恋愛3割(適当ですが)ぐらいなので
真の「腐女子の男バージョン」とは「女だらけ+バトル+性欲・恋愛」好きなのかもしれない。
「戦闘美少女」と「百合」は一見何の関係も無いように見えて、実は近いと。

BLが「第三者視点で見れる」のは、腐女子の人が「恋愛」という女子に親近感が持てる要素で作中と繋がれるから。
なら男が第三者視点で作中と繋がれるのは「バトル」です。そして第三者視点は百合の見方と同じでもあります。

ヨセフアンドレオン 中川文人ヨセフアンドレオン 中川文人 2011/12/03 17:53 そうですか?

なるほど、はい、わかりました。



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