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2011-08-30 単語の核を見つける

Clementina2011-08-30

[]アルファベットで熟語


スペイン語の源であるラテン語は、「インド・ヨーロッパ語族」に属し、ギリシャ語サンスクリットと共に同じ祖語を持つ。 


ラテン語から派生した近代諸語には



当然スペイン語はギリシャ語の影響を大きく受けている。 身近なギリシャ語と言えば「数字」や「接頭辞・接尾辞」がある。 接頭辞とは、核となる単語の前に付けて、意味を強めたり調子を整えたりする言葉であり、接尾辞は単語の後ろに言葉を付けて接頭辞と同じ働きをする言葉である。


日本語では、漢字を組み合わせて一つの意味を表す「熟語」を作り出すが、実はスペイン語も同じように言葉(フレーズ)を組み合わせて「熟字」を作り出す。 熟語の場合、漢字を見てその言葉の意味が想像出来るが、スペイン語の熟字は祖語ラテン語ギリシャ語・古フランス語)から意味を想像する。 


簡単に派生語の図を作成してみた。

「来る」という動詞は、ラテン語の「Veníre」から派生して「Venir」となったが、この核になる動詞(名詞もあり)に接頭辞・接尾辞を組み合わせて形容詞や名詞が出来上がるのだ。 それらは、「言葉のカクテル」のようである。


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私は単語を暗記する際、まず単語を「核となる言葉と、接尾辞または接頭辞に分解」して「祖語を訳」し、「意味を想像」して覚える。 

例えば、ギリシャ語造語である「termo- (thérmé)」は、「熱」を意味する。

「Termómetro」を「termo - metro」に分け、ギリシャ語「熱 + 計る事」(thérmé - métron)と訳すれば、「温度計」である事が想像出来る。 

その他に「termo-sifón(熱 サイフォン)」や「termo-regulador(温度 調節器)」がある。 



残念な事に、この暗記方法は日本語への翻訳の時に大変ぼやけたアウトプットをする傾向があるので、私はあくまでも暗記の取っ掛かりとして使う。 だが、同時にラテン語ギリシャ語も覚えられ、続けていくと単語がどんどん引っ掛かっていき、暗記するのがスムーズになる場合がある。 単語の意味が想像通りだったりすると、まるでパズルのパーツがぴたりと当てはまったようで楽しい気分になる。  



自国語以外の言語を大人になってからマスターする事は、語学センスが無い者には非常に手間である事を私が身をもって証明する。 他人様の才能に嫉妬しつつも、それでも私が地道に語学に励む理由には、その単語が今日まで歩んできた道筋をたどって行くと、言葉の歴史が見えて面白いからだ。 使われた場所や時代によって、今とは違う意味あいを帯びたりする単語が存在するが、どのような影響を受け、今の形になって残ったのか? 遠い昔、その言葉を使用していた人々が民族大移動をしていたり、戦争の結果、領地を略奪した事などが分かる。 さらには支配する側とされる側とでは、使う言葉の分野が違う事なども大変興味深い。  



今回、「Venir」という動詞を例にあげた理由は、図の左上の単語、「Venideros」に心惹かれてしまったからだ。 

「子孫」という言葉を、「これから来る(未来の)+ 人々」と表現している。 しかも複数でなければならない。 

さらに「運」や「未来」は、「私達に向かってやって来る」のだ。 この感覚が私は堪らなく好きだ。

 




もし、貴方がスペイン語を勉強している人であるならば、是非、ラテン語から派生した「土・地球」を意味する「tierra- (terra)」を調べてみて欲しい。 そこには今まで何気に聞いていた・見ていた単語が沢山あってハッとすると思われるからだ。 そして私が今申し上げたい事を理解して頂けるのではないかと思う。


「¡Dale!」