ゲームを学ぶという選択肢

先日の書いた記事にこのような反応をいただいた。


せめて僕は、他人にそれを託したい。特に、現在高校2、3年生あたりの層の方に、「大学でビデオゲームを研究するという選択肢もある」ということを伝えたいとは思っています。

私も(結局何もやっていないが)既に学部4年となり、せめて次代に受け継いでもらうことを希望するぐらいしか出来ない状況になった。ゲームを学ぶという選択肢の存在を広く紹介する必要性というのは以前から強く感じてきた。そこで、無理なお願いをして、とある授業の中で10分時間を頂き、「ゲームを学ぶ」と題して簡単な発表を行った。

およそ100人程の受講者の前で、ごく簡単にそういう選択肢もあるよ、という紹介を行った。本来であれば一つ一つ細かく紹介したい所ではあったが、それではいきなりすぎてついてこれない。そこで取り合えず、そのような選択肢があり、少ないながらも研究者が居る、ということだけを記憶に残してもらえるように発表した。もちろん、バラ色の未来が無いということも忘れずに話しておいた。

上手く伝わったかどうかは、正直微妙だが、何もしないよりはマシだろうと思う。結局の所、イントロダクションの時点で躓くのが現状なので、それが少しでも良くなればいいのだ。

これをきっかけに将来、「ああそういえばそんな研究領域もあったな、どうせ研究するなら面白そうだしやってみようかな」、と思ってくれれば本当に幸いだ。たとえ研究しなくても、そういう活動をしている人たちがいる、ということを理解してもらえるだけでもいいだろう。

如何に意識を向けてもらうか。これをテーマに今後も機会があるごとに紹介をしたいと考えている。