マンガを同時に発売する利点って?
最近、マンガが同時に発売されることが多いのです。
とはいっても『Q.E.D』と『C.M.B』がいっしょに出るとか、
複数の出版社から、同作者のマンガが出るって話ではなくて。
マンガの「1巻」「2巻」などが、同時に発売されるケースが多いって話。
1年半ほど、仕事でコミックの発売リストを見続けたのですが、
当初は文庫や豪華版以外の同時発売は少なかったように思います。
目立って来たのは半年〜1年前くらいでしょうか。
「同時発売が多いなぁ」と、気にして見るようになったから
目に付くのかもしれませんが。
とくに、講談社のマンガによく見かけるイメージ。
『じょなめけ』も『かぶく者』も、1・2巻は、同時発売。
この2タイトルが出たのが、同じ月だったので
「あれ?」と思った次第です。
じょなめけ 3 (3) (モーニングKC)
嘉納 悠天
講談社 2008-03-21
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かぶく者 3 (3) (モーニングKC)
たなか 亜希夫
講談社 2008-06-23
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1、2巻だけではありません。
最終巻だって同時に発売されます。
『アウト・ロー』の13、14巻(全14巻)は同日に発売されました。
アウト・ロー 13 (13) (ヤングマガジンコミックス)
コウノ コウジ
講談社 2007-11-06
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アウト・ロー 14 (14) (ヤングマガジンコミックス)
コウノ コウジ
講談社 2007-11-06
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今月も『諸刃の博徒麒麟』の4・5巻、
『MAIの部屋』の2・3巻は同時に発売されます。
そういえば『諸刃の博徒麒麟』は1・2巻も同時に発売されました。
諸刃の博徒麒麟 4 (4) (ヤングマガジンコミックス)
土屋 多摩
講談社 2008-07-04
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諸刃の博徒麒麟 5 (5) (ヤングマガジンコミックス)
土屋 多摩
講談社 2008-07-04
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MAIの部屋 2 (2) (KCデラックス)
唯 登詩樹
講談社 2008-07-04
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MAIの部屋 3 (3) (KCデラックス)
唯 登詩樹
講談社 2008-07-04
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これってなぜだろう? 気になります。
本屋でも出版社でもないので解りませんが、
とりあえず、想像ではこんな感じ。
1.同時に出た方が平積みになりやすい(店頭で目立つ)
2.ついで買いが増える
3.2冊くらい同時に読まないと面白さが伝わらないから
4.キリがいいところまで一緒に出版したい
5.クライマックスはまとめて読んで欲しい
いや、もっとほかに理由があるんでしょうか? 知りたい!
個人的には、まとめて出ると「面白いんじゃないか?」と思って、
ついつい買ってしまうので、
こんな客層を狙っているのかな?と思ったり、思わなかったり。
これまではいい出会いが多かったので、
今後も同時発売は買ってしまいそうです。
(メカタ)