姉さん。ピンチです。
まさか・・・一緒にあの若者のパーティに入ることになるとは・・・
ミスリルなんて無くても今までやってこれたじゃないですか・・・
しかし、ヒルダ様の命令なので断ることは出来ない・・
カヌーの貸し出しが許可されたのと、
パーティにはマリアさんがいるのが救いだ。


昨日は他人事のように見ていたのに・・・
明日はわが身とはよく言ったものだ。
マリアさんのファイアは熱すぎます。
でもサンダーはちょっと気持いいかもしれない。


一通り私をなぶるのに飽きたようでミスリルを取りに行った。
サージェントが守っていたのだが
フリオニールの攻撃もガイの攻撃もあまり効いていないようだ。
マリアさんはMPも切れているようです。
自分達にかけてないでちょっとは残してください。
でもマリアさんなので許します。ガイだったら絶対許しません。
とりあえず、早く帰りたいのでテレポで消してあげた。


テレポに味を占めないでほしかったのに、彼らはそういうところだけは目ざとい
キャプテンとか、マジシャンとかまだ辛いといったのに無理やりつれていかれました。
彼らには倒せないので全て私のテレポで倒しました。
ガイとか4回ぐらい死んでました。
生き返らせたくは無かったのですがマリアさんの頼みじゃしょうがありません。
兎に角、人使いが荒いパーティです。

マリアさんはキャプテンから奪ったトードがお気に入りなようです。
私をカエルにしたり戻したりして遊ぶのは、そろそろ辞めて欲しいものです
ガイか敵のどちらかにして下さい。

ポトフの町が帝国の支配におかれどれぐらいたったであろう。
町の若者は、セミテの滝で無理やり働かされていた。
一念発起をと考えていたが、娘を人質に取られては何も出来なかったのだ。
そんななか、4人の旅人が尋ねてきた。
3人はまだ年端も行かない若者で、一人は変な覆面をかぶった白魔導師だった。
若者の方は、いかにも最近の若者という感じで、あまり好かなんだ。


一番でかいやつが「ノバラ!ノバラ!」と獣のように喚きだした。どうやら反乱軍らしい。
町の状況から相手をする余裕なんてなかったのだが、
白魔導師が、いまどき珍しく紳士的だったので、話だけでもと聞いてやったら
彼らはミスリルを探しているとのこと。
いまいましい。
そのミスリルに我らがどれほど苦しめられていることか。
こいつらは知らんのだな。


町の近況を教え、助けてくれたらミスリルのありかを教えてやると条件を出してみた。
実は裏の山でもミスリルは取れるんだが、それは言わん。
苦労は買ってでもしろ。そしてこの町を救え。


ヒルダ嬢の使いだからといっても、彼らの挙動から信用は出来なかったので、こっそり付けてみた。
町を出てすぐに、白魔導師を若者3人がたこ殴りしておった。
こんなやつらに頼んだワシが馬鹿だった。