2011-08-18 詩:「だいたい3つの川」
■詩:「だいたい3つの川」
曇り空の下だった
すごく痩せて頭も悪そうな犬がぶらついてた
あいつなに食ってんだろう
ハイネケンは緑色の小瓶を6本でブルーズ・ハープは
下手だから唇を切ったときの血のせいで
ちょっとだけ錆びている
理由はワカランが血がつくとよく拭いてもさびてしまう
そういうわけで、どういうわけか
川の流れのそばにきてみたんだ
そうしてるうちにおれはそこでいつのまにか待っていた
何故なのかただ待ってる気がしてきて
待ってた
川の流れの上の方からいろんなものがたくさん
川の流れの下のほうへと流れていく
そしておれは気づいた気がした
それは、本当にこの川の流れは
それは、本当にあの川の流れへと
それならば、その川はあの頃だと
でもハイネケンの小瓶を6本しか飲んでないのに
あっというまに何に気づいたのかワカランで
酔いにゆられてこの川のすぐそばで
死ねるかもしれないほどすごくすぐそばで
死んでもいいほど心地よく
ゆらゆらとこの川のぎりぎりで
そしてあの川への想いのそばで
その川がいつだったのかって
ドブネズミが
ドブネズミが
ドブネズミが
とても凶暴だった










