DOAR@758

2010-03-15

Ustream中継法メモ DOAR@758の場合

| 12:48


最近2回の学術イベントの中継を行った、メモです。中継法や運営上の留意点、課題点など。

機材

12:48

必要な機材は以下の三つだけです。

  • ネットへの接続を確立した状態のパソコン
  • USBカメラ

http://www.logitech.com/index.cfm/38/3480&cl=jp,ja

DOAR@758はこれを使っています。ソフトウェアインストールが必要なので、当日使用するパソコンを選んでしまうところが問題ですが、ust中継用としての画質はまあ現状ではいい線なのではないかと思っています。また、マイクが内蔵されているのも便利。これが相当感度がいい。静かだと、隣で操作しているPCのマウスのクリック音まで拾います。同じく静かであれば、100人教室の隅で話している肉声も拾います。(値段が高いのが難点(笑))

    • * 二回目の中継ではハウリングの報告があった。当日の環境の問題だが… (後述)
  • マイク

(上記のカメラの場合、不要。楽ちん)

告知

12:48

  • ML・ポスター・知人へのメールなど。とくに海外の知人へのお知らせは好評です。
  • 関連サイト/ブログがあった方が楽
  • twitter

ハッシュタグ(#tokai_shojoなど)を決めておき、告知で一緒に流すとよい。リツイートをお願いするとけっこう手伝ってもらえます。

運営面(事前準備)

12:48

  • ネット接続の確保

 回線の太さと安定性を考えて、有線接続を強く推奨します。ただしこれは使用会場にLANの回線が来ているということが前提で、しかもそこへの接続の許可をもらっている必要があります。会場が決まったら、早くこの点をクリアした方がいいでしょう。

  • イベントの主催者から許諾を得る
  • 登壇者たちから許諾を得る

 主催者を通じて、が普通でしょうか。

  • 議論した点
    • 質問者の声をとるか
    • 質問者の顔を撮るか
    • 会場から異議が出ないか。
    • どう事前/当日の説明をするか。

 結局、「中継の試みをします」というシンプルな告知だけにしました。2度目の中継では、質問者の顔は撮りませんでした。

運営面(当日)

12:48

  • 予期せぬトラブルが起こる可能性があるので早めにセットアップ
  • 中継は15分前程度から開始しておく。ただし音はオフ。
  • 中継(撮影)担当と、ツイッターチャット担当と二人いた方がいいです。(2回目の中継でDOAR@758の中の人をやりましたが、カメラワーク+書き込み+シンポへの参加を同時にやって、激しく疲労しましたw)
  • 質問の吸い上げ

そもそも行うかどうか。講演会と支部学会を中継した感触では、好意的・前向きな書き込みしかほぼ来ませんので、この点は安心していいでしょう。(規模が大きい場合はこの限りではないでしょうが) 基本的に、学術イベントを昼間っから視聴する人は、広い意味での「関係者」しかいないのでしょう。

 質問はどうしても取捨選択することになります。誰が、どういう基準で、いかなる資格で行うか、事前に相談があるといいかも。また壇上にどうからむか。討議は「生きもの」なので、その「呼吸」は実は重要かな、と思いました。討議の場にある程度馴れた人を、壇上か、吸い上げ担当者に配置した方がいいかもしれません。

課題

12:48

会場での配付資料をどうするか

 文学系の会場配付資料は、かなり充実していることが多いです。もちろん、視聴者にとってはウェブで配布されることが望ましいでしょうが、現状では難しい。同じ「配布」とはいえ、学会会場での紙媒体での配布と、ネット上での配布とでは、かなり性格が違うので。発表者に許諾を得ることは現状ではなかなか困難と思います。

 また、学会運営側からも、資料配付まで行うと「こりゃもう学会行かなくていいわ」という人が必ず出る(笑)ので、ちょっと二の足を踏みます。(この点には個人的には異論アリ。たぶん、ustで関心を持った人が次は会場に来る、という可能性がけっこうあるはず。「学会行かなくていいわ」という人は、ustがなかったとしてももともと学会へは来ない可能性が高い気がする)

ハウリングの問題

 2回目の中継では、マイクのハウリングが起こっていたらしいです。これは後でtwitterのログを見ていてはじめて知りました。(ハッシュタグが使いこなせず、ust画面のSocial Streamにtwitterの書き込みを集約できなかったこちらのミスもあります) 会場では視聴者側のハウリングに気づけないので、モニタリング用のPCをもう一台用意するか、見てもらえることが確実な会場外の知人にケータイかなにかで確認の連絡が取れるようにしておくといいかもしれません。

画質

 上記カメラ+ustは、接近した画像はものすごく鮮明ですが、会場から壇上を撮るぐらいの距離だと、顔はあまり判別できません。パワポの投射画面は、かろうじてまあ読めるレベル。字が小さいと無理です。

ログをどうするか。

 twitterの書き込みは、ハッシュタグなどの検索をつかって後追いでき、かつ「まとめ」のツールなども出回っているので、技術的には十分可能。(「ハッシュタグクラウドhttp://kiwofusi.sakura.ne.jp/hashtag/show.cgiなんか便利) twitterに書き込んだ人々も、「まとめられる」可能性は承知しているでしょうから、この点の許諾も得る必要はないでしょう(と思いますが)。ただし、「ハッシュタグクラウド」のように個人で検索してその場で生成するページはいいとして、自分で「まとめページ」を作ると、ある種の「イベントの記録」となってしまい、主催者側、登壇者の了解を取り付ける必要性がでてくる気がします(「仁義」の問題として) ややこしいので、いまのところやっていません。どなたかが、勝手にやられる分には、止めません(いやむしろ推奨?)。

録画をどうするか。

 いまのところDOAR@758では録画をしていません。これをすると、クリアしなければならないハードル(許諾の問題が大きいかな)が一気に上がるので、まずはライブ中継を実行する、というところを重視しています。

その他

12:48

会場とネットの関係について

 「ライブ中継してます」と宣言した会場にいると、多少会場はいつもと違う緊張感に包まれるようです。「ネットからみられている」という意識が生成するので。特に多くの人は今何人見ているのか、どんな人が見ているのか、何を書き込んでいるのかがわからない状況で、カメラとマイクのもとにさらされるので、少々ナーバスになるのかもしれません。実際、何度か「こんなことを言うと、ネットで叩かれるかもw」という冗談とも本気ともつかない発言が会場ではありました。ネットの書き込みというと、やはりネガティブな印象が先行するようで。(上述のように、規模が大きくない学術イベントでは、まず今のところその心配はないと私は思っています)

 「○○人ぐらい今見てます」というような報告を、してもいいかもしれません。一方通行な感じを軽減するために。いや、どうかな、いらないかな…。わかりません。


視聴者数の記録

第1回目の細川周平さんの講演会は、のべ視聴者数130人超。同時に視聴していた人数の最大数は40人弱。平均30人台。カナダ、アメリカから「見たよ」との報告。

第2回目の日本近代文学東海支部シンポは、のべ視聴者数550人弱。同時に視聴していた人数の最大数は46,7人。平均40人前後を推移。台湾から「見たよ」とのこと。

かなり好評で、需要もあるようです。海外への告知の強化は、今後要検討かもしれません。

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