課題

会場での配付資料をどうするか

 文学系の会場配付資料は、かなり充実していることが多いです。もちろん、視聴者にとってはウェブで配布されることが望ましいでしょうが、現状では難しい。同じ「配布」とはいえ、学会会場での紙媒体での配布と、ネット上での配布とでは、かなり性格が違うので。発表者に許諾を得ることは現状ではなかなか困難と思います。
 また、学会運営側からも、資料配付まで行うと「こりゃもう学会行かなくていいわ」という人が必ず出る(笑)ので、ちょっと二の足を踏みます。(この点には個人的には異論アリ。たぶん、ustで関心を持った人が次は会場に来る、という可能性がけっこうあるはず。「学会行かなくていいわ」という人は、ustがなかったとしてももともと学会へは来ない可能性が高い気がする)

ハウリングの問題

 2回目の中継では、マイクのハウリングが起こっていたらしいです。これは後でtwitterのログを見ていてはじめて知りました。(ハッシュタグが使いこなせず、ust画面のSocial Streamにtwitterの書き込みを集約できなかったこちらのミスもあります) 会場では視聴者側のハウリングに気づけないので、モニタリング用のPCをもう一台用意するか、見てもらえることが確実な会場外の知人にケータイかなにかで確認の連絡が取れるようにしておくといいかもしれません。

画質

 上記カメラ+ustは、接近した画像はものすごく鮮明ですが、会場から壇上を撮るぐらいの距離だと、顔はあまり判別できません。パワポの投射画面は、かろうじてまあ読めるレベル。字が小さいと無理です。

ログをどうするか。

 twitterの書き込みは、ハッシュタグなどの検索をつかって後追いでき、かつ「まとめ」のツールなども出回っているので、技術的には十分可能。(「ハッシュタグクラウドhttp://kiwofusi.sakura.ne.jp/hashtag/show.cgiなんか便利) twitterに書き込んだ人々も、「まとめられる」可能性は承知しているでしょうから、この点の許諾も得る必要はないでしょう(と思いますが)。ただし、「ハッシュタグクラウド」のように個人で検索してその場で生成するページはいいとして、自分で「まとめページ」を作ると、ある種の「イベントの記録」となってしまい、主催者側、登壇者の了解を取り付ける必要性がでてくる気がします(「仁義」の問題として) ややこしいので、いまのところやっていません。どなたかが、勝手にやられる分には、止めません(いやむしろ推奨?)。

録画をどうするか。

 いまのところDOAR@758では録画をしていません。これをすると、クリアしなければならないハードル(許諾の問題が大きいかな)が一気に上がるので、まずはライブ中継を実行する、というところを重視しています。