Hatena::ブログ(Diary)

模型とかキャラ弁とか歴史とか このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2007-06-28

[]不良少女白書

はてなブックマークで用いられるタグ「不良少女白書」は程度問題を無視して一方的に決めつけるような話の乱暴さや理不尽さや無意味さを揶揄する言葉。

「AをBとすれば、Aな集合Cは全てB」という命題では、集合Cの個々の構成要素が抱える事情が無視されています。やむにやまれぬ事情でAな構成要素にしてみれば一方的にBと決めつけられるのは理不尽というものでしょう。そういう構成要素が抱える事情や物事の程度を無視して一方的に決めつけるような暴論や「完璧でなければ無意味だ」といった種類の言葉を皮肉る言葉。

ルーツはさだまさし作詞作曲「不良少女白書」の歌詞「100じゃなければ0ですか」

参考

30TH ANNIVERSARY ダ・カーポ ベストアルバム ありがとう

2007-06-26

[]同情に理由あり

私は言ってないことを読み取るマン。*1

no titleに対して思うところがあるので、それについて書きます。

件のブログ記事に対し「同情の言葉」がひたすら書かれていたのには理由があります。

それらの「同情の言葉」は、本当の同情も含まれているでしょうが、精神的に追い込まれている人に対する妥当なアドバイスだからです。

件のブログ主は仕事上の悩みで精神的に追い込まれ、それにより溜め込んだ感情がちょっとした刺激で溢れ出してしまうような状態。例えるならコップに溢れるほど注ぎ込まれた水が表面張力でなんとか溢れ出していないような状態。勿論憶測。

基本的にそういう精神的に追い込まれている人に対して「頑張れ」とか「精神的な弱さを克服できないのが原因」とか言ってはいけません。それはその人をさらに追い込むことになるからです。

為すべきことは、それ以上感情を溜め込むことを防ぐことと、溜め込んだ感情を減らすことと、感情の揺さぶりを抑えるための支持をすること。

「その人が悪いのではなく相手の方が悪い」といった種類の言葉はそれ以上感情を溜め込むことを防ぐため。

相手の言わんとするところを察せないことに対し不甲斐ないと自分を責めてしまっている場合、自責の感情を和らげるために「自分を責めることはない」ということを伝えるわけです。

「環境を変えたほうがいい」といった種類の言葉はそれ以上感情を溜め込むことを防ぐためと溜め込んだ感情を減らすため。

「大変でしたね」といった種類の言葉は共感の姿勢を示すことにより相手を支えることで、感情の揺さぶりを抑えるための支持をするため。

全て、今すぐできる精神的な決壊を防ぐための言葉であり、ある意味基本通りの妥当なアドバイスというわけです。

ダムに例えてみる

人のストレスに対する能力をダムに例えると、ストレス耐性はダムの貯水容量、感受性は流入量、ストレス解消力は放流量。

いくらダムの貯水容量が多かろうと能力を超えた貯水を行なえば決壊してしまいます。流入量が少なくても放流量が流入量を下回っていれば、いずれ能力を超えるほど貯水されてしまいます。人がストレスで壊れるのを精神的な弱さのせいにしてしまうのは正しいというわけではないということです。いくら精神的に強い人でも壊れるときは壊れるのです。特に真面目で無理をしてしまう人はいっぱいいっぱいでも頑張ってしまうので尚更。

ダムが能力を超えた貯水により決壊することを防ぐためには、貯水容量を増やすための規模拡大工事、流入量を減らすこと、放流量を増やすことが挙げられます。

規模拡大工事は地形に対する詳しい調査が必要な上に工事期間も長くなるので困難。流入量を減らすことと放流量を増やすことが基本的な対応となります。

流入量を減らす

流入量を減らす方法としては、ストレスとなる環境から離れること、ストレスとなる環境を変えること、ストレスを感じてしまう感受性のスイッチをオフにすることが挙げられます。

感受性のスイッチをオフにすることは、すぐにはできなくても訓練により身につけることができる場合がありますが、それに適した方法は人により異なりますし、誰にでもできるというわけでもありません。

環境を変えることもそれなりの時間と能力を必要とすること。

すぐにできる確実な方法は環境を離れること、つまり休むことになります。

放流量を増やす

放流量を増やす方法としては、溜め込んだストレスが減るのを待つこと、積極的にストレスを発散できる行為をすることが挙げられます。

ストレスを発散できる行為は人により異なりますし、無ければ見つけるところから始めなければなりませんし、誰にでもできるというわけでもありません。

すぐにできる確実な方法は溜め込んだストレスが減るのを待つこと、つまり休むことになります。溜め込んだストレスは個人差がありますが休息においての時間経過でも減少します。僅かずつではありますが、蒸発でも溜め込んだ水は減るのです。

今すぐできる確実な方法

決壊寸前の人の場合、そもそも、感受性を制御でき、ストレスを発散できる方法を身につけていて、それを十分にできていれば決壊寸前までストレスを溜め込むことはないわけです。

緊急な状況で求められているのは習得に時間のかかることではなく、今すぐできること。

流入量を減らすにしても、放流量を増やすにしても、今すぐできる確実な方法は休むことになります。*2

より有効な方法もあるでしょうが、そういう有効な方法を考案するためにはより詳しく事情を知ることが必要になりますし、それでも確実ではありません。

何のために「同情の言葉」を書き込むのか

私が何故「同情の言葉」を書き込んだかというと、プライベートモードであり許可ユーザーでしか読めない状況だったからです。許可されたのが数千人と雖も、ある意味、名指しされたような状態。(殆ど無作為に選ばれた状態だと思っているのにかかわらず)名指しされたことによる「返答する責任」に対する社会心理学的な反応なわけです。そうしないと私自身がすっきりしませんから。

人によっては、それを「返答を強制された」と(無意識に)深読みして、その「強制」に対する反発で嫌悪を表明するかもしれません。

私自身がそういう「返答の強制」に対し反発を感じ、そういう「深読み」に対して自己嫌悪を感じてしまったのは秘密です。そういう自己嫌悪自体に慣れてしまっていますけど。*3

正直な話、騙されている可能性についても考えました。これだけ分かりやすい追い込まれた状態の表示は、実は反応を楽しむための釣りなのかもしれないとか。*4

しかし、仮に騙されていた場合、私が恥をかくだけのことです。

騙されていない場合、つまり、その人が真摯に悩んでいる場合、そういう疑いを示すことは、その人をさらに追い込んでしまうことになります。

ならば、真摯な悩みとして受け取り、真摯に答えるのが正解というもの。

それに、これは私自身が所属する人間という生き物がそう捨てたものではないということを示す良い機会にもなります。

人間という生き物が困窮する他者を見捨てたり追い討ちしたり見て見ぬふりをしたりするような者ばかりでは悲しいというもの。

「同情の言葉」をかけることにより、そういう悲しいことと向き合うことを避けることができるわけで、私自身が心理的利益を得ることができるというわけです。自己満足偽善的ですね。

当然です。私は腹黒くて不謹慎なエゴイスト。一見利他的に見える行動も、実は私自身のための行動なわけです。

情けは人のためならず。*5自分のためにやっていることなので、私の利他的に見える行動に対し、くれぐれも「他人に心配をかけてしまった」と気に病むことがないように。

私は言ってないことを読み取るマン。言われていないことを読み取って余計なことを口走ります。

*1:憶測で記事を書く宣言。対象が人の内面という直接見えないものなので。

*2:場合によっては薬物の助けも有効。理解のある医師に相談する必要がありますが。

*3:しばしば、そういう「深読み」をしてしまうから。例えば職場での飲み会の場合。「飲み会に参加できる?」「参加できますよ」「幹事やってくれない?」「(幹事になるといういきなり承諾を得にくい要請に対し、まず参加という承諾しやすい条件を認めさせ、その日は参加できないという断り文句を封じた上で、幹事になることを要請するという一貫性トリックを使った幹事の押し付けか!そんなことをしなくても引き受けるのに。いやいや考えすぎだ。まず、参加できるか確認しただけで、参加できるならということで幹事になれるかを訊いてきたに違いない。こんな他人を疑うような考えをするなんて私の猜疑心はなんてひどいんだろう。駄目だ。駄目だ。この駄目人間め!)いいですよ」といった感じ。

*4:何という駄目人間ぶり。

*5:めぐりめぐってませんが

2007-06-24

[]結論が先にありき人

漫画家笠原俊夫氏(以降、TOM氏)のサイトの掲示板に聖書の記述を妄信しているタイプの反進化論者(アンチ・ダーウィン氏)が登場。掲示板の常連を巻き込んで論争中。

no title

TOM氏と反進化論者のアンチ・ダーウィン氏の以前のやり取りについては、TOM氏がno titleにまとめていらっしゃいます。

将来参照するときのために掲示板ログの魚拓をとりました。URLは以下に記載。

http://megalodon.jp/?url=http://6107.teacup.com/kasatosi/bbs&date=20070624091219

http://megalodon.jp/?url=http://6107.teacup.com/kasatosi/bbs%3fOF%3d10%26BD%3d8%26CH%3d5&date=20070624091307

http://megalodon.jp/?url=http://6107.teacup.com/kasatosi/bbs%3fOF%3d20%26BD%3d8%26CH%3d5&date=20070624091349

http://megalodon.jp/?url=http://6107.teacup.com/kasatosi/bbs%3fOF%3d30%26BD%3d8%26CH%3d5&date=20070624091434

このやり取りを見て思うことは「結論が先にありき人はビリーバーになりやすい」ということ。

アンチ・ダーウィン氏が展開する主張は、「聖書の記述」が正しいという結論が先にあり、物事を結論に合わせて解釈し、結論に適合する(ように見える)事例を取り上げ、結論に適合しない事例の存在を無視(もしくは否定か御都合主義解釈を)すること無しに成り立ちません。

こういう構造の主張の展開は、似非科学歴史修正主義陰謀論など、各種のビリーバーに共通して見られます。

他山の石。

それはさておき、ビリーバーが正義感に突き動かされているだけの善良な市民だったりすることに救われない気持ちになることがあります。

アンチ・ダーウィン氏にしても言動を見る限り信仰に基づいた善意での行動でしょうし。

善意の押し売りはいけませんね。

他山の石。(←その言葉を使いたいだけとちゃうんかーっ!!一人突込み)

追記(2007/06/26)

続き。

http://megalodon.jp/?url=http://6107.teacup.com/kasatosi/bbs&date=20070626080628

2007-06-22

[]組合紙での住民税関連報道

個別「国公労新聞2007年06月10日_住民税」の写真、画像 - その他 - D_Amon’s fotolife

6月からは、隠れていた定率減税全廃による1兆7000億円(所得税1兆3000億円、住民税4000億円)が、地方税の税源移譲実施とあわさって、表面にあらわれたのです(図1、図2)。

定率減税は、小渕内閣時代の景気対策の一環として導入された恒久減税です。そのとき同時に、大企業減税(法人税引き下げ)や大金持ち減税(所得税の最高税率引き下げ)も導入されましたが、それは元にもどされていません。

しかも、今年の税制「改正」で定率減税による増税分の約1兆7000億円分と同額の大企業と大金持ちには約1兆7000億円が減税(減価償却制度「見直し」と証券優遇税制1年延長)されています。

要約すれば、税制「改正」に便乗して税負担の高所得層から低中所得層への付け替えが行われていたというわけです。

このようにして累進課税や再分配の弱体化を見えにくい形で実施するのが経団連や高所得層の利益代表自民党

「景気対策」とか「将来に借金を残さないため」とか「社会保障財源確保のため」とか様々な建前で行われる税制「改正」ですが、その積み重ねの結果を見れば税収全体に占める低中所得層の負担は重くなるように、高所得層の負担は軽くなるように負担配分が変えられているわけです。

こういう負担と分配の配分操作の構造を変えない限り低中所得層の生活向上は難しいでしょう。

世の中には低中所得層の生活向上には経済成長こそ有効という考え方の人もいますが、例え経済成長でパイ全体が増大しようとも、その経済成長分を高所得層のみが取るようでは低中所得層の取り分は増えません。

低中所得層の生活向上には適度な所得分配も必要ということです。

2007-06-21

マリオブラザーズシリーズのテレサ

[]マリオブラザーズシリーズのテレサ

f:id:D_Amon:20070621123013j:image

カミさんのキャラ弁。今回はマリオブラザーズシリーズのテレサ。

おかずのカロリーが高そうだなあと思いました。

2007-06-19

2007-06-18

[]駄目な理想主義

駄目な理想主義者

  1. 視野狭窄で周囲の状況を判断できず物事の一面しか見れない。
  2. それゆえ波及効果など現実に対する見落としの多い独善的な理想を提唱する。
  3. そして、その理想を盲信してしまう。
  4. 盲信しているがゆえに見落としの指摘に対し感情で反発する。
  5. 自分の理想が世に受け入れてもらえないことに対し世の中の方を攻める。
  6. 世に受け入れてもらえない理想を共有する人同士で閉鎖的で排他的な集団*1を作る。
  7. 集団内で理想に対する「信仰」を示すために極端で過激な方向に思想自体が先鋭化していく。
    1. 暴走した正義感や使命感に基づいて(周囲の状況を判断できないがゆえの)突飛な行動をしてしまうことがある。
  8. 先鋭化の果ては滅亡か、生き残ってもカルト的集団の中で受け継がれるのみ。
    1. カルト的集団に所属しなければ生き残れないような状況を作ることを謀ることがある。

人の振り見て我が振り直せ

  1. 視野を広く持ち物事を多面的に見るべし。
  2. 物事が及ぼしうる様々な影響に対する想像力を持つべし。
  3. 盲信禁止。懐疑心を忘れるべからず。
  4. 見落としは素直に認めるべし。感情での反発では理解を得にくいことを認識すべし。
  5. 自分の理想が世に受け入れてもらえない場合、それは何故なのか考えるべし。
  6. 閉鎖性や排他性は(良くも悪くも)純度を高めるが普及の妨げにもなることを認識すべし。
  7. より多くの人に受け入れられるような言葉と方法を模索すべし。
  8. 理念は死なない*2。というより滅亡しないように多くの人の共感を呼べる理念を構築すべし。

そのようにして駄目にならないように心がけていても駄目か駄目でないかは紙一重な気がします。*3

駄目か駄目でないかの間に境界はありますが、その境界は非常に危うく一歩間違えれば簡単に駄目な方に転げ落ちてしまうということは肝に銘じておいた方がいいかもしれません。

駄目な理想主義者の例

連合赤軍とかオウム真理教とかがここでいう駄目な理想主義者の代表例*4ですが、それらに加えて保守反動とか宗教右翼とかのカルト保守も。*5

彼らの言動を見れば彼らがいかに救国の理想に燃えているか分かろうというものです。

彼らは冷静な「現実主義者」を気取っていますが、ちょっとしたきっかけで自らが熱い正義感と使命感に基づいて行動していることを吐露することがあります。

歴史修正主義は、自国に対する「誇り」を取り戻し、国際的な「信頼」を勝ち取り、他国から不名誉な行いをする国民と思われることによる「亡国」を防ぐための行為。

レイシズム秋葉原でのオタク重点取締りのような人種民族国籍や趣味嗜好による他者の排除は、異質で不快な他者を排除することにより「住み良い社会」を構築し「自国民」*6の生活環境を向上させるための行為。

彼らには彼らなりの理想に基づく大義名分があるわけです。(私の理想とは相容れませんが)

彼らの善意自体は疑うべくもありません*7。ただ、理想主義者としてあまりにも駄目すぎるだけの話。

歴史修正主義は彼らの意図とは裏腹に、自国の誇りを傷つけ、嘘吐きで信用できない国であることをわざわざ表明するような国辱で亡国な行為。*8

(しばしば無自覚な)レイシストであることの表明も通常は明らかな国辱行為。

そして、それらの行為は彼らの救国の理想に基づく正義感と使命感により行なわれているのです。*9

これはひどい。あまりにもひど過ぎる。なんという善意の暴走。

彼らの更にひどいところは自らがお花畑な理想主義者であることを自覚しておらず、現実主義者と自認していること。

自らを理想主義者と自認し、理想と現実の狭間での自らの限界を自覚していれば、考え直すことは容易。しかし、自らが理想主義者であることに無自覚で現実主義者と自認しているような人が自ら更生することはあまりにも困難。

理想をバカにしている自称現実主義者が、実の所、現実の一面しか見れず、それゆえに無茶な目標設定をしてしまう自覚無き駄目な理想主義者だったりするというのは何とも皮肉なものです。

そういえばVフォー・ヴェンデッタの廉価版が発売されていました

Vフォー・ヴェンデッタ 特別版

Vフォー・ヴェンデッタ

特別版が1980円で通常版が1500円。去年発売の2980円の通常版を買ってしまっていて、あまりに早い廉価版の発売にショックを受けている私。

[][]権力ダメポリック症候群

略して権力ダメポ。

思い上がって調子に乗っている権力者の放言に対し、聞いた人が「もうダメポ(駄目っぽい)」と思うことから名づけられた。

権力者が自由を摂取し過ぎた結果の自我肥大症状をさす言葉。

自由民主主義な国においては国民が無関心により権力者を自由放任し過ぎると発症しやすいらしい。

対処法として国民の権力に対する適度な監視と適度な運動(脂肪燃焼系の運動を意味しないが、種類によっては死亡燃焼(誤変換ママ)できることもある)が提唱されている。

しかし、それらにしても権力者の鈍感力が高い場合はあまり効果を期待できず、自由民主主義な国においては予めそういう鈍感力の高い権力者を選択しないことが重要。

参考

人権メタボリック症候群

*1:ときには国家単位なことも

*2:映画「Vフォー・ヴェンデッタ

*3:描写上どうであろうと「Vフォー・ヴェンデッタ」のVはテロリストなわけですし

*4大日本帝国的思想も含めてもいいかも

*5:時代により駄目な理想主義者になりがちな人の行き先が違うだけなのかもしれません

*6:排除される人はその「自国民」には含まれていません

*7:中には善意を利用して彼らを操縦している人もいるかもしれませんが

*8:つい先日もカルト保守な政治家達がワシントン・ポストに国辱広告を出したばかり。はてなブックマーク - http://www.asahi.com/politics/update/0615/TKY200706150143.html

*9:表向きの姿勢とは裏腹に、単なる虚栄心の発露や劣等感の裏返しだったりする場合もあるでしょうが

2007-06-17

パックマン

[]パックマン

f:id:D_Amon:20070617120956j:image

カミさんのキャラ弁。今回はパックマン。

着色が今一なのは途中で色着けに使っているウコンをきらしたためだそうです。

鼻が大きいのは御愛嬌とのこと。

パックンロール(パックンロール特製タッチペン付き)

2007-06-11

[]ジャングルは地獄

「ジャングルは地獄」とはある種の恒真命題の理不尽や命題における要因の錯誤や二重基準を揶揄する言葉。*1

「AはB。Aでないのは○○なB」という命題では、AであろうとAでなかろうと結論はBになります。そういう条件によって結論が変わることがない命題の理不尽や、AとBは無関係でもAとBを結びつけるような要因の錯誤や、同種の物事でも二重基準で評価が異なる様を皮肉る言葉。(例えば、選択肢があるように見えても、そのどれを選んでも結果が変わらないのであれば、その選択肢は実質的には無意味です。そういう選択肢のどれかを選ぶことで、その結果に対する責任を負わされるとすれば、それは理不尽というもの。「ジャングルは地獄」の対象になるのはそういう選択肢自体やそれを用いる人、ある行動に対して行動が成功でも失敗でも行動を変えない人、やってることは同じなのに二重基準で評価を変える人など)

ルーツは映画「フルメタル・ジャケット」の台詞「逃げる奴はベトコンだ!!逃げない奴はよく訓練されたベトコンだ!!ホント戦争は地獄だぜ!フゥハハハーハァー」

「モテない言い訳」に釣られる奴は非モテだ!!釣られない奴はよく訓練された非モテだ!!ホントはてなは地獄だぜ!フゥハハハーハァー

拷問で自白するのは魔女だ!!拷問で自白しないのはよく訓練された魔女だ!!ホント魔女狩りは地獄だぜ!フゥハハハーハァー

向上が見られたのは改革のおかげなので更に改革だ!!向上が見られないのは改革不足のせいなので更に改革だ!!改革が間違いなことはないんだぜ!フゥハハハーハァー

参考

フルメタル・ジャケット (Blu-ray Disc)

フルメタル・ジャケット (Blu-ray Disc)

*1:それらを兼ねる場合もあります。「二重基準による要因の錯誤を伴う理不尽な恒真命題」というように。

2007-06-10

[]相手の妥当性を認めるふりして否定する論法

「相手の妥当性を認めるふりして否定する論法」は自分が悪者になるのを避けつつ穏便に相手の論を否定したいときに使う論法です。相手の論を実質的に否定すると同時に観客に自分の知的誠実さもアピールできる一挙両得な論法。

手順は以下の通り。


1.まず相手の論の妥当性を認める。

2.妥当性を認めた上で、それに必要な条件を考えてみる。

3.必要な条件が非現実的なくらい非常に困難なものであることを示す。

(4).暗に相手の論が無茶であることを示して実質的に否定する。


この論法に対し「そうですね」と相手が納得しても思う壺。「そんなこと本気で思ってもいない癖に」と相手が反応しても相手を「悪者」にできて思う壺。何故って?相手の言葉から言ってないことを読み取って憤るのは悪者に決まってますから。

この論法、非現実的なくらい非常に困難な条件を自らに課す誠実さを装うこともできて観客ばかりか相手をも魅了できることも。

論法を使われる側が実際にこういう論法を使われているか否かを安易に判断できないのも利点。こういう論法を使っているように見えても、もしかしたら実際に物事に対し真剣に思い悩む誠実な人なのかもしれないわけですから。

対策

相手がこの論法を用いていようと本当に誠実であろうと対策は同じです。

相手の誠実さを認めつつ、必要な条件は非現実的なくらい困難なものではないことを示すことです。

これによりお互いのフェアプレイぶりを観客にアピールできると同時に、話を互いの論の正当性に引き戻すことができます。

結語

一見、素晴らしく誠実な人同士で行なわれているかのように見える議論も一皮向けば実は腹黒さを巧みに取り繕っての応酬なのかもしれません。娑婆は恐ろしい場所ですね。

[][]建前に過ぎないとしても、形だけですらそれを守らないのは嘘吐き

集会を開けば自衛隊から調べにくる。発言すればメモされるらしい。そんな事態が常態化すれば、大きな圧力になるだろう。言論や集会の自由が窒息してしまう。市民団体などが監視と受け止めるのは当然である▼自衛隊は何を守る組織だったのか。国民を、自由や民主主義を守ると宣伝してきたのではなかったか。まさか、イラク派遣に反対する自由など守るに値しない、というわけではあるまい。

どうしん電子版(北海道新聞)

「国民を、自由や民主主義を守る」たとえそれが建前に過ぎないとしても、形式だけでもそれを守らずして何が自衛隊かというものです。

下記引用する大野氏のコメントに大いに同意します。

だいたい、市民への監視とか統制って、優しいとか厳しいといった種類の話じゃないでしょう。病巣は同じにしか思えませんね。武力を使用したらそれこそ最後。武力を使用したのか、していないのかという問題じゃなく、その前段階での危険が迫ってきていたということへの恐怖があります。公権力による監視という行為は、たとえ実行力が無くても市民社会に対する暗黙なプレッシャーであり、その根本が言論統制に他ならないということをどうお考えでしょうか。

日本国民には国政に対して反対する権利も認められているはずですし、そのような声や活動こそが民主社会の根底を支えるもののなずなのに、そのような市民活動をテロリストと一緒にして「予備軍」と一括して称してしまうのは、すごい論理の飛躍がありますね。今回暴走した自衛隊の情報保全隊と一緒です。

ちなみに、騒ぎの元になっている文書は日本共産党のWebで公開されていますが、次のような方々もマークされています。こういう人も「予備軍」なんですか?

・射撃訓練の音がうるさいと苦情の電話をかけた人

・ヘリの音がうるさいと苦情の電話をかけた人

・基地内の売店に迷彩柄Tシャツを買いに行った人

・イラク派兵に反対する決議を採択した「町議会

市民には、様々な意見を持つ自由があり、主張する自由もあるはずです。そのような様々な意見が飛び交う多様性を認める社会こそが、真に成長できる社会なのだと考えます。言論の監視や統制などは、近代社会の根底にある、そういった基本的なルールを一方的に公権力側が破った例だとしか思えませんね。

大野の日常 - ふーん、本当なんだ コメント欄より

自衛隊のこのような行為に賛意を示す人々は自分達が暮らしている民主社会に対する理解が根本的に欠けているのではないかと思います。

2007-06-06

[]非難されているのは現実主義ではなく現状追認主義

理想より危険な現実主義 - REV's blogに対して。

分かっていて皮肉っているとは思うのですが、非難されているのは現実主義ではなく現状追認主義であり、現状追認主義が現実主義を騙っていることです。現実主義そのものが非難されているわけではありません。

目の前の現状を「既成事実」として追認し、問題に対して屈服する態度は現実主義ではないでしょうという話。

現実主義というのは問題解決に当たって現実的な方法で対処する態度であって問題を黙認することではありません。(手の打ちようがないので黙認することまで否定しませんが)

現実主義は諸々の問題に対して妥協を迫られるわけですが、妥協するのは問題そのものに対してではなく、問題解決にあたっての現実と理想の較差に対してというもの。

「現実を見よ」というのは当然の話であって、その現実に対して対応することを非難し、現実の問題構造の維持に与するがゆえに(「現実主義」と騙る)現状追認主義が非難されるわけです。


現状追認主義の問題は他にもあって、それは理想を語る人間を現実を見ない人間と看做す決めつけです。

理想を語る人間が現実を見ないわけがありません。現実を見て現実の問題を把握しているからこそ、その現実を変化させる案として理想を提示するわけです。(もっとも、その案自体や案に近づく方法に問題があることが往々にしてあるわけですが)

理想を語る人間は大体において理想や正義や善意がこの世に地獄を作り出してきたことなど百も承知です。(フランス革命とそれに続く粛清の嵐のように、理想の部分的実現例としての近代民主主義ですら血生臭い歴史の上にあります)

だからこそ、そういう話をあらためて説教されることにうんざりするわけです。

で、そういう話により現状追認主義が何を正当化しているかといえば、現実の問題に対して屈服し問題の構造を維持し続けることなわけです。


現実というか人間の所業は知れば知るほどどうしようもないもので、そういう現実に対し絶望に身をゆだね諦め投げ出す方が遥かに容易。現実に心を折られ、そういう方向に人が流されるのも仕方がないことと思います。

それでも、諦めない、投げ出さない。自らの力が例え蟷螂の斧に過ぎずとも持てる力で現実に対して抗う方法を模索し足掻き続けるのが本当の現実主義というものであり、そのようにして人々が現実に対して屈服することを拒否し続けてきた結果の積み重ねが政治や統治といった分野での人の進歩の歴史というものなのではないでしょうか。(理想の失敗例も数多くあれど、近代民主主義国家における人の暮らしは理想の部分的実現の上にあるわけです)

現実に対する屈服であり思考停止である現状追認主義を「キレイゴトの理想論」よりも「危険」なものとする元記事(no title)の判断は相応の正当性があるものというものです。

[]案自体や案に近づく方法に問題がある場合、非難されて当然

理想は、その案自体や案に近づく方法に問題がある場合、非難されて当然です。

問題が解決するどころかやらない方が良いようなことはしない方が良いのは当然。

やらない方が良いことを否定されたからといって代案を求め、代案を出さないことをもって行動の正当化を図ることが不毛なのも当然。

ここで気になるのはある種の人々の行動様式。

与党*1が引き起こした問題を非難すると「仕方がない」と与党を擁護するように現状追認する人、与党の改革案の問題を非難すると「代案を出せ」と非難する人、この二つを兼ねる人が少なからないのではないでしょうか。

*1与党に限らず人それぞれの支持団体に置き換えても可

2007-06-05

「あたしンち」の母

[]「あたしンち」の母

f:id:D_Amon:20070605123203j:image

カミさんのキャラ弁。今回は「あたしンち」の母。

カミさん曰く、「久々の力作でしょ」とのこと。

「あたしンち」TVアニメ5周年記念なので頑張ってみたそうです。

あたしンち (12)

2007-06-04

[]ボットか?ボットなんだな?!

# 2007年06月04日 inouehumio work, society, politics, youth, 政治

# 2007年06月04日 umeidouremu work, society, politics, youth, 政治

# 2007年06月04日 sogasoga work, society, politics, youth, 政治

# 2007年06月03日 arutenam work, society, politics, youth, 政治

# 2007年06月03日 watanabeatsushi work, society, politics, youth, 政治

はてなブックマーク - 自分は越える気も無いハードルを他人に押しつける人 - 非行型愚夫の雑記

「politics」と「政治」のタグを併用している辺りがタグを自動収集してブックマークするボットっぽい。

2007-06-02

[]自分は越える気も無いハードルを他人に押しつける人

今更ですが論座赤木智弘氏の記事についての話。

氏の文章構造は以下のようになっていると私は読みました。


1.私は苦しい経済弱者(状況)

2.ゆえに窮状を脱するための「国民全体が苦しみ続ける平等」としての戦争を望む(願望)

3.だが、他人が戦争で苦しむさまを見たくはない(同情)

4.だから私を戦争に向かわせないでほしい(譲歩)

(5).戦争になるのが嫌なら私の状況を解決することだ(要求)


(5)の要求は「言ってないこと」ですが、2の願望に対する4の譲歩から導き出されます。

「願望はこうだが同情により譲歩するから要求を呑め*1」というわけです。それは同時に「要求を呑まなければ願望を実現するぞ」という脅迫でもあります。

自分を同情し譲歩する側という優位で恩を着せる立場に置いての、自らの苦しい状況の解決の要求。これは、素直に「助けて欲しい」と言えないがゆえの「ツンデレ*2」、自らの誇りを護るための「強がり」でしょう。

しかし、赤木氏が本当にこういう要求をしているかは、氏が直接述べていない以上、憶測に過ぎないわけです。

ゆえに(5)の要求に対して応答することは「言ってないこと」に反応することであり、的外れな発言をする危険を冒すことになります。*3

それにも係わらず赤木氏が「言ったこと」に応え「言ってないこと」に応えないことが非難されるわけです。赤木氏の要求に応えるわけでもない人々*4からも。

赤木氏の「言ってないこと」である要求に応えていないので「戦争になっても窮状を脱することなんてできない」とか「そもそも『国民全体が苦しみ続ける平等』としての戦争なんてない」*5とか「戦争という願望を実現できる立場にいるわけではないので戦争という脅し文句には中身が無い」とかの具体的な常識論は自動的に的外れ扱い。「赤木氏が求めている解答はそういうことじゃない」というわけです。*6

私としてはそういう「赤木氏が求めている解答はそういうことじゃない」という人々こそ模範解答を示すべきだと思います。そう非難する人々は赤木氏が何を求めているのか良く分かっている筈ですから。


私としては、こういう経済弱者の問題解決の責任を「既存左翼」にだけ押しつけるような、問題に対する当事者意識を欠いているかのような非難自体が不当なものに思えます。

経済弱者の問題はその社会の構成員全体の問題というものでしょうに。


というか、民主主義国家の国家意思は基本的に(相互の妥協によって成立する)多数派が構築する(ことになっている)というのに、その責任を少数派でしかない「既存左翼」に被せ責めたてるという行為自体が私にしてみればナンセンス。経済弱者の問題解決を図る動き自体が成らないのは、それを望むのが(本音としてはともかく投票結果としても運動としても)少数派だからというもの。

そして、経済弱者の問題解決が多数派に成りえないのは、当の経済弱者な人の多くが問題解決に与しないからというものでしょうに。

もっとも、そういう人々自身が当事者意識を欠き、数的に問題を解決する力を持たない「既存左翼」に責任を被せて責めれば*7何か問題が解決するかのような勘違いをしているようでは、それも仕方がないことなのかもしれません。

*1:あるいはその要求を実現できないことに対する謝罪要求

*2:本当は助けて欲しいのに突き放すような態度を取っているから。

*3:たとえ的外れでなくとも憶測でものを語るというあまり論理的でないことをしなければなりません。

*4:単に他者を叩きたいだけの便乗叩きっぽい人も中にはいます。

*5実に立派な臣民だ! - 非国民通信

*6:「ジャングルは地獄」

*7:あるいはそうやって貶めれば

2007-06-01

「妖怪人間ベム」のベロ

[]「妖怪人間ベム」のベロ

f:id:D_Amon:20070601130300j:image

カミさんのキャラ弁。今回は「妖怪人間ベム」のベロ(旧作)。

見てのとおりの手抜き弁当です。

カミさん曰く、キャラ弁装飾用の食材を切らしたからだとのこと。

妖怪人間ベム フルフェイスデラックス (妖怪バージョン)

2005 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2006 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2007 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2008 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2009 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 |
2010 | 01 | 02 | 04 | 05 | 06 | 08 | 09 | 10 |
2011 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2012 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 10 | 11 | 12 |
2013 | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 12 |
2014 | 01 | 03 | 05 | 06 | 09 | 12 |
2015 | 01 | 03 | 04 | 05 | 08 |
2016 | 08 | 11 | 12 |
2017 | 01 | 06 | 12 |
2018 | 01 | 11 |
2099 | 01 |
AX アクセス解析