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2009-05-30

[]史実派と否定派をどっちもどっちと言うのは只の知的怠惰の表明

南京事件を否定してしまうのは入門知識すら身につけてない証 - 模型とかキャラ弁とか歴史とかのコメント欄やはてなブックマーク - 南京事件を否定してしまうのは入門知識すら身につけてない証 - 非行型愚夫の雑記での案の定な反応には何とも言えない残念な気持ちにさせられますね。

それではぼちぼち答えていきますか。

何で「30万人説」を否定するとおこられるの?

日本側の研究では30万人説の蓋然性が低いことは常識です。なのに「30万人説」を否定してどっちもどっち的なことを言うと(この論争においていつものことですが)おこられたりすることがあるわけです。理不尽に思えますよね。その反感わかりますよ。

その事情を説明しますので読んでいただければと思います。

6「虐殺少数説」の登場

本章で見てきたように、一九八〇年代は、南京事件をめぐる激しい論争に触発されながら、南京戦に参加した旧軍関係者の記録や証言がつぎつぎに発掘、公表され、南京事件における捕虜の集団虐殺などの局面がかなり明確になり、また下級兵士たちの陣中日記や手記が公刊されて、強姦、略奪、暴行、放火など末端部隊における不法行為の実態も明らかになり、それらの新資料を基礎にして、南京事件調査研究会のメンバーを中心に、南京事件の多面的な実態とその原因分析をふくめた全体像の解明が急速な進展を見せた。こうした史料の発掘と研究の進展のなかで、「まぼろし派」「虚構派」は学問的には破綻した。

それにかわって南京事件の事実は認めながらも、犠牲者数や規模を小さく見積もることで、事件としての深刻な意味を過小評価して、戦争につきものの事件の一つにすぎない、中国の「三〇万人虐殺」は「虚構」であると主張する「虐殺少数説」が登場するようになった。「虐殺少数説」の役割は、虐殺問題を虐殺者総数の数量の論議に矮小化させ、肝心な虐殺の実態や被害者の実態にたいする関心を稀薄化させ、ある意味で「ゲーム化」した数字や計算の議論に「論争」を集中させる傾向をもたらしたことである。「虐殺少数説」の本音は「南京大虐殺」の否定にあり、南京事件の実態を解明してその事実を誠実に受け止めようというところになかったことは、「虐殺少数説」派の板倉由明の前述のような元兵士たちの証言封じの活動からも明らかである。

南京事件論争史―日本人は史実をどう認識してきたか (平凡社新書 403)P164-165より。

「虐殺少数派」のトリックその一。虐殺問題を虐殺者総数の数量の論議に矮小化。

ある種の「虐殺少数派」が歴史修正主義者と呼ばれる理由はその姿勢にあります。口先で「誠実」を装おうとも、その姿勢*1から『「大虐殺」を否定することで事件を否定したい』という本音が透けているのです。

本当に南京事件の実態を解明してその事実を誠実に受け止めようという姿勢があれば、そうそう歴史修正主義者と呼ばれることはないというものです。

「虐殺少数派」のトリック - 模型とかキャラ弁とか歴史とか

大事なことなのでまた書きました。

知らないからこそ気楽なことが言える - 模型とかキャラ弁とか歴史とかでも書きましたが、30万人説の蓋然性は低いですが無いわけではありません。その数は資料の累積に基づいており、その資料の信頼性に応じた蓋然性はあります。それに真っ向から対抗するためには、それ以上に蓋然性の高い説を出してそれを受け入れさせる必要があります。

また、敗戦時の資料焼却が「これだけのことしかしていない」を日本側資料で蓋然性の高い主張にすることを不可能にしています。

これについてはApemanさんが「上限」の問題 - Apeman’s diaryでより詳細に解説してくれていますが、「被害(加害)規模がはっきりせず「30万人はない」と断言できない要因には自業自得的な側面もある」わけです。

完全否定と30万人説の両方を否定して「どっちもどっち」なんていうのはそういう事情を知らないからこそできる無知の産物であり、論争自体の実情についてよく知らないことの証なんですね。

よく知らないからこそ完全否定と30万人説の両方を否定しつつ、その実態について詳しく知ることは嫌がり、知らないのにできるだけ矮小化してとらえようとしたがり、南京事件の実態を解明してその事実を誠実に受け止めようとはしない、というのはこの件に対するありふれた反応です。はてなブックマークでの反応を見ても分かるようにそういう人はたくさんいます。

そして、それは、怠惰、虚栄心、責任逃避といった人間の心理を利用した歴史修正主義の戦略にひっかかっている人の典型的な反応でもあるわけです。

「どっちもどっち」と言っている人の全てがそういう人というわけではないでしょうが、この説明を読んで自らの内面にそういう部分があることを自覚した人には自省していただければなあと思います。

別に無知自体は悪くはないですよ。私にも無知な部分は色々ありますし。

批判されているのは無知自体ではなく、無知の上に居直ってそういう風に当てずっぽうなことをいう姿勢そのものなんですね。

関連

知識があれば史実派(肯定派)と否定派のどちらが正しいかは一目瞭然で、それに対して「中立」なんていうのは賢明であることではなく只の無定見の表明に過ぎないんですけどね。

http://d.hatena.ne.jp/D_Amon/20080109/p1

南京事件という言葉の意味と南京大虐殺

様々な反応を見て思ったのは南京事件という言葉の意味を知らない人が多いということ。

中には南京大虐殺から南京事件を虐殺事件に対する主張の後退であるかのように解釈しているように見える人もいる始末。

史実派が南京事件という言葉を用いている理由を、もし、虐殺事件に対する主張の後退の反映と判断しているのであれば、それはまったくの勘違いです。

干上がった釣り堀 - シートン俗物記シートンさんも書かれていますが、南京事件とは、捕虜の殺害、民間人を含む無差別殺戮、強姦、略奪、暴行、放火など日本軍が行った大小様々な戦争犯罪の総称なわけで、当然、南京大虐殺あるいは南京虐殺と呼ばれる殺害事件もその中に含まれているわけです。

数十年前から使われている一般的な呼称なわけですが、その手の発言を見ると、結局、この人達はそういう基本的なことも知らないのに知った風な発言をするような人達なんだなあと残念な気持ちになります。


相当規模の虐殺事件を含む南京事件は日本側の記録だけでも否定できない事実

中国軍の暴虐ぶりや出鱈目ぶりをもって南京事件を否定しようというのは、自分は南京事件について何にも知らないと主張しているのと同じです。

日本軍が南京で相当規模の虐殺事件を含む数々の戦争犯罪を行ったのは日本軍の戦闘詳報や陣中日記から明らかな歴史的事実です。

その手の主張をしてしまう人は、南京事件は日本軍が出征先で行ったことであり、日本側の記録も多数ある日本史でもあるということを失念しているのではと思います。


史実派とか否定派とか懐疑派という言葉について

否定派とは南京事件の否定もしくは矮小化のために歴史学に基づかない説を展開する人のこと。「まぼろし派」や「虚構派」のような完全否定から、本音は「南京大虐殺」の否定にありながら否定できないのでせめて矮小化しようという「虐殺少数説」派までいろいろ。


史実派とは否定派に対抗して歴史学に基づいた説を展開する人のこと。否定派という言葉に対して肯定派という言葉が使われることもありますが、肯定派という言葉は知識のない人に「あったかなかった分からないので論争になっている」と勘違いされかねないので、論争の実情を考えるとあまり推奨できません。

史実派の行動は似非歴史学批判であり、似非科学に対する似非科学批判に相当します。

つまり、史実派は否定派に対するカウンターアクションであり、否定派がいなければその行動の理由を失うわけで、史実派と否定派の両方に消えてほしいと思う人は否定派を消せば両方の目的を達成できるのでお勧めです。(何が)

史実派内でも犠牲者数に関しては諸説がありますが、不明部分がある以上、複数の学説があるのはある意味必然で、否定派との論争とは争点が異なります。そういう犠牲者数の推定にイデオロギーの影響は皆無とはいいませんが、推定ゆえの誤差範囲ぐらいにとらえた方がいいのではなんて思います。


懐疑派とは、そういう両者の論争に対してあったかなかったか分からないという人のこと。

史実派(肯定派)と懐疑派 - 模型とかキャラ弁とか歴史とかはそういう姿勢の人に対する私の意見。

そういう「どっちもどっち」という人々も含め、知りもしないで当てずっぽうなことを言ってしまう人々に対する議論も蓄積されています。その一部を紹介しますので、皆さんに読んでもらいたいなあと思います。

「どっちもどっち」なんてことが言えるのは… - Apes! Not Monkeys! はてな別館

中学生では分からない差分の話 - 過ぎ去ろうとしない過去

関連エントリについて - Apeman’s diary

論争傍観者を自称する人間についての二つの問題 - Close To The Wall

「ありえない」論法と否定論存続の背景 - Apeman’s diary


個別連絡

それでは、はてなブックマーク - 南京事件を否定してしまうのは入門知識すら身につけてない証 - 非行型愚夫の雑記はてなブックマーク - 未ブックマークエントリーで気になるコメントをしている人にIDトラックバックしますかね。

予め言っときますが、個別連絡した人を必ずしも否定派と見ているわけではありません。事情を良く知らないで発言しているように思える人に事情を知ってほしいゆえの個別連絡も相当数含まれています。


id:torinosito はてな そうゆう反応もあわせて、「釣られている」状態というわけです。/プロレスで、ロープにふられて戻るのと同じ感じで。/追記:「反応しなければ〜」自意識過剰だからえさをまかれて遊ばれるという例かと。

私の分は、「揶揄」といえば揶揄なんだけど、右左とか真偽とかに無関係なところを皮肉っているってのが、伝わっているのか不明だにゃ。なので追記したにゃ。

なんというか、ジャングルは地獄という感じですね。

ジャングルは地獄 - 模型とかキャラ弁とか歴史とか

それにしても自意識過剰ですか。むしろ、そういう人々がはてサを過剰に意識しているのだと思います。はてサの行動が気になって気になって仕方がなくて、ネットをしてるときはついつい多数のはてサの行動を粘着質に監視してしまい、いちいちその行動に言及せざるをえないという感じ。正直、知らない多数のIDがはてサ扱いされているのを見たりすると、どんだけはてサが気になって仕方がないんだよと思いますね。怨念すら感じる執着ぶりです。

その執着ぶりゆえに確実な反応が見込めるからこそ、読者層としての反応が計算しやすいわけですが。


id:hmq 予防線バリバリですね・・・頑張って下さい。

結局、真面目に応答してもこういう反応が返ってくると。


id:yasutakaff 南京事件はあってもなくてもどうでもいい。問題にすべきは、もしも実際に起きたならその背景への反省論。こだわるとこ違う。

外交においても自省においても重要なことだと思いますよ。自省できない者は何度でも同じあやまちを繰り返してしまうというものです。


id:DANTEwithreverse なまえ もーいい加減、国内だけでも右も左も南京事件(群)で統一したらいいと思うわ。虐殺、大虐殺って言うから言葉尻で堂々巡ってるわけで。

本文で南京事件という言葉の意味について書いたので読んでくださいね。


id:point2000 肯定も否定もしてないのに何で自分がコールされたのかしら。とりあえず"0"と"30万"は無いってことで議論を初めてほしいよね・・・ブクマコメですら前提がそれぞれバラバラだし。

知らないで言及しているようにお見受けしたので知ってほしいからコールしました。お書きの件に関しては本文を読んでほしいと思います。


id:B4U 呼ばれたから飛んできますた ”仲良く喧嘩しろ”って意味で”ファンタジー”という言葉を用いました あと2千年経てば否定派と肯定派はイスラエルパレスチナのような関係になれると思うので頑張ってください

典型的な無知に居直っての「どっちもどっち」発言だと思います。本文を読んで実情について知ってほしいなあと思います。


id:yamadama はてな 呼ばれた気がした。こういう論争に巻き込まれてる暇があったら他の件の資料読むのが歴史家の仕事だと思うですよ/追:総被害者数は事件の範囲をどうするかの問題でソレは多分史料読んでても決まらないと

コメント欄を含めて本文で応答してますので読んでいただければと思います。


id:mikito そうえいば、もうすぐ天安門大虐殺の日が来ますねー。今年で20年だっけか?

そうですね、中国政府人権弾圧ぶりは本当に非道いものだと思います。


id:warabe_miz 天に向かって唾を吐く、の典型。中国政府が捏造した情報にもとづく宣伝を「知識」と称する厚かましさ。人の無知につけ込んでデマを流布しているのは、こういう記事のほうなのだが。

戦闘詳報や陣中日記など日本側資料だけでも否定できない歴史的事実であることを示しても「中国政府が捏造した情報」とか言ってしまう壊れたテープレコーダーなんですね。


id:youichirou 南京事件, 歴史 最近「南京事件」という呼称が広まってきているのは大変喜ばしい。 / ここで挙げられているような一部を除いた多くの人は「南京大虐殺」に異論を唱えてるのであって、「南京事件」は否定してないと思うんだよね。

南京事件という呼称の意味をそもそも分かっていないっぽいのでコールします。本文に目を通してくださいね。


id:nanahusi 被害者が30万人は多すぎると言っただけで歴史修正主義者のレッテルを貼られる現状はあきらかに不健全。南京事件を過剰に肯定する人たちは、虐殺完全否定派と同じくくらい、真実の探求の道を閉ざしている。

こういう発言自体が論争自体に対する無知ぶりを示しているのでコールします。本文で説明してるので読んでください。


id:SERAPHIM 南京があろうがなかろうがどうでもいいや

そういう無関心の結果が田母神俊雄ちゃん。


id:makamaka_at_donzoko 歴史 "入門知識すら身につけていない" だろうし、たぶんこれからも身につけようとは思わないのだろうなあ……

そうするのも別に構わないと思います。知らないのに当てずっぽうなことを言うということをしない限りにおいてはですが。できれば、一般教養程度には知ってほしいのですけどね。


id:ken409 歴史認識 UFO肯定論者が「UFOについて否定論を展開してしまうような人は、まず、まともにUFOについての歴史的知識を身につけていません」と言ってるようなもの。ないと思っている人があるという資料を読むわけない。

悩ましいところですが、それでも語り続けなければならないのだろうと思います。耳を傾けてくれる人が僅かでも現れることを願って。


id:pitworks 歴史 局地的な殺害となると戦闘員と非戦闘員の区別(中国軍の戦闘に協力したのも一般市民と言えるのか?など)が難しい事から、そもそも虐殺なのか?と疑問もある。この記事を鵜呑みに出来ないが南京事件に興味が湧いた。

興味を持ってもらえただけでも私としては嬉しいです。


id:stealthinu 歴史, 考察 このエントリーで「否定してる」と言ってる対象の人たちも、全くなかったって言ってる人はごく少数派だと思うけど。30万とか一部写真とかがねつ造だろという意見でしょ。それを全否定派としようとしてない?

その辺のことについては本文で説明しているので読んでいただければと思います。


id:fujiyoshisyouta アニメにないタグをつけてる⇒アニメを見てないニワカ、という解釈ですね。ぼくはリアルタイムで見てないし、記憶も残ってない。だから、そのセリフが「後世の創作かどうか、"確信を持って答えることはできない"。」

そういう解釈をされるのはなんだかなあと思います。とりあえず、読んだ上での感想を聞きたいですね。


id:metalbabble ネタ どっちもどっちとしか言いようがない あったともなかったとも言い切れない

今回の本文で説明したので、それを読んだ上で判断してくださいね。


id:yasyas 南京"大虐殺"ではなく、南京"事件"という呼称って始めて聞いた気がする。まぁ"大"っていくらからよ?とかそもそも"虐殺"の定義って何よ?とかを考えたり、言葉の印象の受け方的に"事件”の方がいいかもね。

今回は南京事件という言葉自体について説明してるので読んでいただければと思います。


id:yo-net 南京事件, 歴史認識 中国は南京事件という風に言ってるなら問題なしですね、戦争中であっても想定を超える殺害の有無は否定しませんが、三ヶ月に及ぶ何十万人の無差別殺人は無いという結論でいいわけですよね。

その辺りのことについて今回の本文で説明しました。読んでいただければと思います。


id:daruyanagi 南京事件が"数多くの中小規模の「事件」の集積"なのなら、あの戦争自体(集積の大元)を問題にすべき。フィリピンでもビルマでもやってたはずで、南京だけじゃない。南京だけを反省・議論しても…ね

それはその通りなんですが、否定派が南京事件を目の敵のように対象にしているので、そういう展開にならざるをえないのですよ。


id:pongeponge 全くもって入門知識を持ってません。リンク先の文章量の多さに圧倒された。/否定したんじゃなくて、疑問口調で書いたつもりだったんですが。文章って難しい。

実情を知らないようなのが気になって、これを機会に知ってもらえればと思いコールしました。否定するつもりでの発言とは思っていないので、あまり気にしないでいただければと思います。


id:outroad 南京事件なんて一般の日本人にとって対して重要なことじゃないよ。あったなかったとかどーでもよくて「戦争中なんだから何かしらの事件はあるだろうな」程度の認識で十分。細かいことは歴史学者がやるべき。

そういう無関心が政治家や重要な役職の人物の問題発言という形になって現れ、日本の国益とか色々なものを損なうのではと思います。


id:munyuu これはひどい, 歴史, 政治 南京事件は歴史オタクが偉ぶるためのおもちゃ。日本の過去とは無関係に、中国のダルフール虐殺や少数民族虐待を止めることが、現代を生きる人間の使命。

日本の過去とは無関係にそういうことを止めることは重要ですが、それで否定派の言動が正当化されるわけでもないんですよ。


id:ipopress 「作業が膨大で証明が不可能」じゃなくてさ、それを証明するのが肯定論者の仕事だろ。人生捧げてがんばれよ

そういう風に書くこと自体が文を読めてない証拠と思いますよ。「ネット掲示板の小さなスペースでそんなことが不可能であること」と書いてあるわけで、南京事件自体は膨大な史料に支えられた歴史的事実です。


id:yingze 中国, 日本, ブックマーカーオチ いつものキチガイ大戦の様相/中国でもマスゴミレベルではどんどん定義拡大中であるが、研究者レベルではきちんと定義づけと人数把握は大事だよねって言う人がチラホラいる。

極端な意見にのみ喰いついて大多数の人の疑問には答えない 誰得って自己満か。/中国側の嘘やプロパガンダを完全スルーするとこが賛同者が増えず「仲間」しか増えない理由なんだよね

私でよろしければ答えますので「大多数の人の疑問」と「中国側の嘘やプロパガンダ」について具体的に書いてください。私自身は中国政府の人権抑制や少数民族弾圧を非道いものと思っているので、宣伝のためにも是非その辺りのことを聞かせてください。


id:koubemise 敢えて肯定も否定もせんが、いつまで過去に囚われるのだろうか。いいかげん歴史家の研究課題にしてもらって、未来を見つめようや。(解決しなきゃ前進できないって屁理屈は抜きでな)

屁理屈抜きで否定派が問題を蒸し返し続けているので、そう言うなら否定派を何とかしてもらいたいなあと思います。


id:a2de 10年位前のNステで仮名なのに鬼頭と名乗った爺さんがサブマシンガンを撃つ様な仕草で人を殺しまくったって言っていたけど、当時そんな武器って無いよね

軽機関銃を腰だめに構えて撃ったりすることもあるわけで、そんな武器がないなんてことがないですね。サブマシンガン自体もそれより前からある武器ですし。


id:shoot_c_na 歴史 『南京事件「証拠写真」を検証する』を論拠に。プロパガンダが含まれてた以上、現存する全ての資料は再検証されるまで一旦、シュレディンガーの猫になるべき…なので、あった論者も自重して!というのがオイラの本音

えーマジ東中野?(AA略)今時、東中野修道の著書を否定の根拠に持ってこられるとは。なんていうのは論争を追っている史実派ゆえの感覚で、一般ではまだ東中野修道の著作を真に受けてしまう人が結構いるのでしょうね。

東中野修道の著作は裁判で学問研究の成果*2に値しないと認定されているような代物。その時点で史実派にとっては終わった人物です。はっきりいって、東中野修道の著作を主張の根拠に持ち出すのは、自らの無知をさらすだけの行為なのでお勧めはしません。

参考に以下のURLを読んでいただければなあと思います。

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id:oguogu *ブログ, 510歴史認識, 781ナンキン, 593歴史修正主義 南京で大量の人が死んだのは間違いない。それが戦争による物か占領中かは兎も角。問題は疑問を挟む余地無く「虐殺」だと言っていたのはサヨクで、その反省をしないから無かったみたいな極論が出て来るんだと思うよ。

「虐殺」だと言っていたのはサヨクだとすると、連合軍産経新聞もサヨクになってしまいますね。実際はoguoguさんが論争の実情を知らないだけだと思います。


id:gokinozaurusu 中共の30万主張って、むしろあの手の反発を引き起こしたくてやってんのかも、と思った。/チベットも人数関係ないからスルーしないで欲しいなあ。まともな団体もたくさんある。

今となっては、予防線が実に滑稽に見えてしまうなあ。さすがにidコールされたら読まれるでしょ。/そもそも大半のネトウヨも30万否定まで撤退してるし。ほとんど切れて勘違いして書いただけの記事にしか見えない。

30万人説については本文参照のこと。チベット問題も確かに重要ですね。しかし、ここでそういう風にチベットのことを持ち出すこと自体が、歴史的事実としての主張の価値をイデオロギーと絡めて引き下げることが可能というように考えるような自らのイデオロギー性に対する無自覚ぶりを表していると思いますよ。

ところで予防線って何ですか?率直に知りたいので是非。


id:m-matsuoka 歴史 肯定派って、一体何を肯定してるんだ?中国のプロパガンダ?文献や史料の内容?

歴史的事実の否定に対する否定。


id:hannover 日本, 歴史, 中国 たとえ一方が間違っていたとしてもそれはもう一方が正しいということにはならないと思うんだけど、どうしてこんなに感情的に否定ばかり繰り返すのだろう?

むしろ、諦観とともに、それでも、実情を知ってもらうために続けているんですけどね。


id:zzz029 素人としては否定派でそれなりに知識を持っている様に見える人とのガチバトルを見て判断したいところ。http://8411.teacup.com/minzokuisyou/bbs のグース氏などは蛇蝎の如く嫌われている様だがw

サービス終了のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズを見ると「ああ、山本弘氏に絡んでいたトンデモさんね」としか思えなかったりします。どの辺をみて「それなりに知識を持っている」と判断したのか教えてください。


id:okaikki ネット巡回記録, 中国, 歴史, 政治 そもそも、否定派は南京事件そのものを否定したいのか? その言動の元は、どちらかといえば中国共産党による南京事件の政治利用に対する反感では? 「政治は歴史をどう扱うべきか」←後でちょっと考えてみる。

否定派の言動が既に解決した歴史上の問題を政治問題として蒸し返しているので、その辺りの論争の実情を知っていただければと思います。


id:withbrowneyes 30万を否定したわけで。戦争だから何もないわけない。動画はその時に見つけたから。大した意味はない。/ 完全否定する人は変だと思う。でも必要以上に絶対あったと強調して国益を損ねまくる日本人もどうかと思う。

まあ、それならそれでいいですが、国益を損ねているのは問題を蒸し返し続けている否定派なので、そこは勘違いしないでくださいね。


id:TOM2005 これはひどい, ネタ, 政治, 歴史 (ここでの)「虐殺」の定義が不明。資料として提示されている物件の真偽が不明。・・・と言うわけで個人的には結論は保留/今騒いでいる人たちは肯定or否定派共に「ネタ」にしているだけでは?

真偽が不明って、日本軍の戦闘詳報とかもですか。それなら、その方がひどいですね。


id:kyoupon3 ほのぼの 楽しそうでいいなあ。心底どうでもいいや。

どうでもいいのに、そういう風に一言いわないと気がすまないんでしょ?


id:tano13 歴史, 中国 否定派が肯定派に入門するはずがないよな。南京事件はあったと思ってるが、別件で北の核問題より60年前のことで盛り上がってるのはどうなのよと。

それは、まあその通りだと思いますよ。だからこそ私も件の記事より、北朝鮮に関する記事*3を先に書いたわけですし。しかし、人々の反応を見る限り、こっちの方が盛り上がるみたいですね。


id:yuki-esupure 肯定派にも否定派にもノイズがいっぱいある印象 というか虐殺の定義が人によって違いすぎてる。

史実派ないではある程度のラインはできているのですけどね。一方、否定派は自らの主張が否定されるたびに定義が変わります。


id:kilrey 文化, 言葉, リテラシ 資料を無視して「虐殺はなかった!」と言う人が歴史修正主義なのは間違いないけど、資料を無視して「30万人死んだ!」と言う人も歴史修正主義だと思う。

その辺については本文を参照してくださいね。


id:neet_young 正直、関わりたくないなと思ってしまう。 申し訳無いけど。 / 建設的な話しようぜー。しなきゃなんねーよ、過去がどうであれ。 / という事で、もう政治的に解決する方法を考えようよ。つまり必要なのは妥協。

論争の経緯を考えれば、単純に似非歴史学な否定派に厳しくするだけでいいと思うんですけどね。


id:KOH5611 社会, 歴史 「白髪三千丈」って言葉を知ってるだけでもだいぶ違うのにね。中国に一度でも行ったことがあれば、広大な自然に対して人間はあまりに小さくて、なんでも極端に話を大きくせずにいられなくなる国民性も理解できる

そういうKOH5611さんには誇張とウソ: 朴斎雑志がお勧め。


id:matsunaga 歴史 事実を知りたい人より、自分の抱いている歴史観に合致する見解を求めている人が多いのだと思う。南京事件については、何か言うと左右両派から批判されるので沈黙したくなる。「事実関係不明」が現状での正確な表現か

歴史的事実を「事実関係不明」なんて書くのは単に下調べが足りないだけと思いますよ。


id:yoshi1207 軍事, 歴史 史学上の議論ではなく、自己の日本観や賠償等の現在の国際交渉の視点を絡めてこの話をしたがる人が多すぎる。戦争とはそもそも始めから汚点だらけで、その染みは戦線が広いほど濃くなるものと思う

どちらかというと、歴史学的事実を否定しようとする人が色々と論点を広げているというのが実情なんですけどね。


id:inforeg 中国 一方、蒋介石はたくさんの部下を置いて自分だけ逃げた

そうですね。蒋介石が軍民を予め南京から撤退させていればあのような事件にならなかったという面は確かにあると思います。


id:testa021 興味ないけどコメントしたがる僕みたいなゴミ屑には困るエントリ。戦に負けるってのは何十年経っても愚痴愚痴言われて大変だな。神風特攻してくれた先輩方にはいつまでも感謝の念を忘れちゃいけないと思った。

勝敗の問題ではないと思いますよ。アメリカ大陸におけるネイティブアメリカン問題とかを見れば分かると思いますが。どちらかというと、歴史的事実を否定しようとする人々のために何度も蒸し返されているのが実情。


id:HappyJack 中小事件の集積。なら、「南京での一連の事件」の方が実相に近い。そして個々の事件について明白なものは個々に認めればいい。一箇所に集めて一気に虐殺って誤解を蔓延させたい人は今まで通り南京事件と呼べばいい

ルワンダ虐殺も中小事件の集積だったりするんですけど。それも鉈などを用いての。単純に実情を知らない人が勝手に誤解しているだけと考えた方がいいのではと思います。


id:neko190 idコールされたんだけどさ、南京大虐殺じゃないの?俺がブコメした元記事は大虐殺なんだけど。これで元記事に答えた気になってるの?仮想敵作って勝手に勝利条件作って自己満足。お前だれを相手にしてるんだって感じ

南京事件は南京大虐殺を含みますので無問題。むしろ、そういうことも知らないで知った風なことを言うのは感心したことではないのではと思いますね。


id:nisui 社会, 観察 否定派の入門知識を身につけてないで書いているような。結局は水のかけ直し。/もはや右左の区別は役に立ってないな。

それではnisuiさんに否定派の入門知識というものを説明してもらいましょうか。じゃんじゃん宣伝してみてください。

2009-05-28

[]南京事件を否定してしまうのは入門知識すら身につけてない証

一体、「南京」で何があったのか。

本来は笠原氏なり秦氏なりの新書を一冊読めば大体のところはわかるのですが、ネットではその手間すらかけずに、ネット情報のみでいい加減な発言をしている方を見かけることが珍しくありません。

例えば、よく見かける「南京大虐殺はなかった」という表現にしても、発言者はどこまで意味をわかって発言しているのか。「中国側のいう30万人規模の大虐殺はなかった」ということでしたら、この点は日本側研究者のほぼ合意ですので、理解できないことはありません。しかし「南京における(少なくとも数万の)大規模な虐殺」の存在まで否定してしまうというのは、ちょっと無理な議論でしょう。

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まずよく誤解されるのですが、「南京事件」というのは、例えば数万人なり数十万人なりを一箇所に集めて、まとめて機関銃なり銃剣なりで殺した、という事件ではありません。基本的には、数多くの中小規模の「事件」の集積です。

よく「南京大虐殺の存在を証明しろ」という大上段に振りかぶった議論をする方を見かけるのですが、その点さえ承知していれば、ネット掲示板の小さなスペースでそんなことが不可能であることぐらい、すぐにわかるはずです。「証明」のためには、数多い事件群についてそれぞれ資料を並べ、検証を行うという膨大な作業が必要になってきます。(ついでですが、そのような「証明」を求める方は、まず確実に、「基本的な入門書」すら読んでいません)

と、ゆうさんが書いているように、南京事件について否定論を展開してしまうような人は、まず、まともに南京事件についての歴史的知識を身につけていません。

南京事件を否定している人々は南京事件がどういう事件かすら知らない人だったりするわけです。

むしろ、知らないからこそ、人々の無知につけこむ嘘とトリミングで組み上げられた否定論を真に受けてしまっているというものなのかもしれません。

しかし、そのことは相手の知的誠実さによっては南京事件について知ってもらうことで、その人が南京事件否定論に与しなくなる可能性があることも意味しています。

サイト紹介

そういうわけで、まずは南京事件がどういう事件なのかを知ってもらうためのサイト紹介。


サービス終了のお知らせ - Yahoo!ジオシティーズ

no title

no title

いずれも資料的価値の高い南京事件についてのサイトです。


no title

これは否定論の常套句に対してFAQ形式で反論しているWikiです。


私自身も戦史上の南京事件 - 模型とかキャラ弁とか歴史とか「虐殺少数派」のトリック - 模型とかキャラ弁とか歴史とかというような記事を書いているので読んでいただければと思います。


個別連絡

こういう記事を書いたのはno titleはてなブックマーク - サーチナ-searchina.netで、南京事件否定論の方に与する、もしくは引き寄せられているかのようなブックマークコメントが結構な数あるのを見たからです。こういうのを見ると「はてなサヨクの巣窟」とかの言葉は観測範囲の狭さゆえの偏見にすぎないと思いますね。

というわけで、件のはてなブックマークで気になるコメントを書いている人に対して傍迷惑かもしれないものの手当たり次第にIDトラックバック


id:withbrowneyes 30万人とか嘘だってもう分かっちゃってるし。/ http://www.nicovideo.jp/watch/sm1572507

http://b.hatena.ne.jp/withbrowneyes/20090525#bookmark-13626114

それは日本側研究者の合意事項でもあるので構わないのですが、URLをはっているニコニコ動画が拙いです。もし、こういう荒唐無稽化による否定の手口を真に受けているとしたら自らの懐疑精神を疑った方がいいでしょう。この2chテンプレを動画化したもののどこがどのようにわら人形であるかの説明をすることは可能ですが、その前にどの部分を真に受けてURLをはるような価値を見出したのかをお聞きしたいです。


id:pongeponge そういえばそう。中国軍は何してたの?あと大虐殺の死体はどうなったの?

http://b.hatena.ne.jp/pongeponge/20090525#bookmark-13626114

上記のサイト紹介の部分のリンク先を読んでいただければ解決するのではと思います。


id:a1101501j 2ch, 左翼, ネタ, 中国, 似非科学 証拠もなければそれを報道する記録も無い。結局100人斬りと一緒。国民を煽るイデオロギー外交のカードとして膨らまされたはったり

http://b.hatena.ne.jp/a1101501j/20090525#bookmark-13626114

歴史学的には証拠もありますし報道もされています。しかし、実に興味深いので、こういう記述がa1101501jさんの思い込みでないのであれば、是非、詳細を教えていただければと思います。


id:guldeen china, history なんせ、事の概要を説明すべき対象が「全体主義国家」(検閲大好きの中国共産党)であるって点だけで、客観的な検証など出来るわけが無ぇってのが泣ける/軍が市民を盾にして、ってのは在り得る話。

http://b.hatena.ne.jp/guldeen/20090525#bookmark-13626114

中国共産党を信用できないというのは私も同意できますが、南京事件については日本側資料だけでも否定できないことですので、その辺について知っていただければと思います。


id:yamadama 2ch, はてな 「南京事件」は歴史じゃなくて政治の問題だから資料持ち出して考えるだけ無駄。だから真っ当な歴史学者は触らない、って歴史学者から聞いた記憶

http://b.hatena.ne.jp/yamadama/20090525#bookmark-13626114

歴史学的には決着していることの筈なのですが、是非、その歴史学者の御名前をお聞きしたいです。


id:torinosito アルファルファ 予想通り、はてサの釣堀とかしております。

http://b.hatena.ne.jp/torinosito/20090525#bookmark-13626114

この手のことって、反応すれば「はてサの釣堀」、反応しなければ「都合の悪いことはスルー」と言われてしまうんですよ。どっちにしても揶揄されると。


id:rev-9 #70 "まあ来年ぐらいになれば虐殺を食い止めるために勇敢に闘って死んでいった共産軍兵士の活躍が読めるサイトが雨後のタケノコのように増殖してると思うぞw"

http://b.hatena.ne.jp/rev-9/20090525#bookmark-13626114

引用の意味は引用したコメントにrev-9さんが同意しているということなのでしょうか。まあ、どうなっているかは来年を待ちましょう。


id:neko190 はてサって、ブコメでウヨだのレイシストだの言ってるけど、質問に答えられてないよね。毎回相手を馬鹿にして終わり。僕は馬鹿なので答えられませんって言えばすむ話じゃん

http://b.hatena.ne.jp/neko190/20090525#bookmark-13626114

これに関しては同じことの繰り返しにうんざりしているといった方が正しいですかね。質問のお答えはサイト紹介のリンク先を見てもらえれば分かると思いますが、私でよろしければ個別の質問にも応じますよ。


id:from_kyushu たかだか60年程度しか経っていないのに、あったかどうかが分からない事項があるというのも凄いよな。

http://b.hatena.ne.jp/from_kyushu/20090525#bookmark-13626114

いや、あったことは歴史的事実ですよ。人々の無知につけこんで「あったかどうかが分からない」あるいは「なかった」と思わせようとしている人々がいるだけで。


id:mad-capone 中国 300年ぐらい経っても言ってそうだな

http://b.hatena.ne.jp/mad-capone/20090525#bookmark-13626114

むしろ、人々がこの件に対して自身と直接的な関係性を感じないくらいの未来になれば論争にならなくなるのではと思います。


id:shoot_c_na 歴史 「「あった・無かった」は別として「あったと言い切れる明確な証拠はない」というのは事実。」//つか、あったなかった論ってレイシズムなん?「30万殺されて当然だ」つーのが主流なら解るんだが?

http://b.hatena.ne.jp/shoot_c_na/20090524#bookmark-13626114

あったのは数々の証拠に裏づけられた歴史的事実で、そういう発言自体が事件に対する知識のなさの表明なのではと思います。


id:anigoka Dr.はてサのQ&A, ☆は付けどもブ※無し で、結局どうなの??|いろいろ見て俺の中でFA|要は虐殺(数の問題はとりあえず置いとく)を食い止められるだけの組織だった中国兵が居なかった|罵倒するだけで、たったこれだけの事も示唆できないはてサって・・・

http://b.hatena.ne.jp/anigoka/20090524#bookmark-13626114

サイト紹介のリンク先を読んでもらえればと思いますが、私でよければ質問に応じますよ。


id:B4U 想像力の欠如, 酷い話だ 虐殺ファンタジー乙

http://b.hatena.ne.jp/B4U/20090524#bookmark-13626114

これはどちらに対する言葉なのでしょうか。どっちにも解釈できますので。南京事件否定論の方ならいいなあと思います。


id:panparade 427情弱 そりゃ答えられるわけないな。南京大虐殺なんて架空の出来事なんだから。つまりそんなものを信じてるシナ人朝鮮人は情弱だってこと。

http://b.hatena.ne.jp/panparade/20090524#bookmark-13626114

歴史学的にはあったことが確定している南京事件に対してこういう発言をできるのですから、panparadeさんはこの件に関して歴史学者以上の知識があるのでしょう。是非、御高説をお聞きしたいです。


id:fujiyoshisyouta 左舷, 弾幕薄いよ!, 何やってんの! 当時ナンキンにいた、と言うより、占領後南京にできた暫定行政機関が「親日的」と叩かれたのでは?漢奸訴追のせいで、当時の状況をまともに知ることは困難だし、そうなれば訴追をした政府に都合のいい情報ばかりが…

http://b.hatena.ne.jp/fujiyoshisyouta/20090525#bookmark-13592512

面白いタグですね。ブライトさんのその台詞がすり込まれているのは、多分、アニメではなくスパロボのせい。アニメではそんなに言ってませんから。それはさておき、日本側の当時の記録だけでも何がおこったのかかなりのことが分かりますよ。是非、調べていただければと思います。


id:point2000 まあ適当にカウントしていたんだからこうなるわな・・・

http://b.hatena.ne.jp/point2000/20090524#bookmark-13592512

ルワンダ虐殺やカンボジア虐殺のことを考えれば虐殺数の特定が難しいことが分かっていただけるのではと思います。どこからを虐殺とするかの線引きの問題もありますし。


id:warabe_miz 直前まで大陸では国共内戦していたのだから、中国軍が同胞の中国人を多数殺していたはず。それも日本軍が殺した数にカウントされている。中国政府もそれがわかっているから隠蔽している、と考えればつじつまが合う。

http://b.hatena.ne.jp/warabe_miz/20090524#bookmark-13592512

隠蔽しているというより積極的に宣伝しているのではないですか。資料館まで作って。


id:yuuru 情報統制とかおおっぴらにやってる時点で中国の発表は真偽性全然ないんだよなぁ〜 歴史にしろ経済にしろね

http://b.hatena.ne.jp/yuuru/20090523#bookmark-13592512

中国の発表を信用できない気持ちは分かりますが、南京事件自体は日本側資料だけでもその存在は明らかですよ。つまり、その歴史学的な存在の有無は中国の発表とは無関係。


id:misafusa 歴史, (ノ∀`) 南京問題早わかり→肯定派「証拠なんかどうでもいい。人数なんて細かいこともどうでもいい。あったと言ったらあったんだ」 否定派「証拠があれば信じるけど信頼に足る証拠がねぇ・・」 この違いですな。

http://b.hatena.ne.jp/misafusa/20090523#bookmark-13592512

肯定派というか史実派はきちんと資料にあたって歴史学的手順に従って南京事件があったことを示しているのですけど、否定派の人ってそういう説明を無視する上に学術的手順を無視するんですよね。そういう相手のあまりの不誠実さにうんざりしてしまうときがあることを分かってほしいなあと思います。


id:hmq 政治, 中国, 歴史 どんな言い訳が飛び出すのやら。

http://b.hatena.ne.jp/hmq/20090523#bookmark-13592512

率直な疑問なのですが、件の記事の著者の方に問題がある可能性は考えないのですか?


id:marupin 歴史, 中国, 南京事件 疑問を持つ力が真実への道を開く

http://b.hatena.ne.jp/marupin/20090523#bookmark-13592512

そうですね。懐疑は重要です。そういう意味ではこの記事の著者の問題は検索エンジンで調べものをして目当ての情報を見つけようという思考のお手軽さですね。ネットの情報は、増えていっているとはいえ、文献などに比べればごく限られたものですから。


id:Louis 歴史, 中国, 資料 後付け設定の多い出来事のため中国側ですら把握できなくなっているのかも

http://b.hatena.ne.jp/Louis/20090522#bookmark-13592512

調べてもらえれば分かると思うのですが、否定論の原形の殆どは東京裁判のときに出揃っていて、ほとんど進歩していなかったりします。むしろ、新規参入者が知らないがゆえに使い古された否定論を繰り返し繰り返し発言しているという方が現実だったり。

2009-05-26

[]北朝鮮核実験は戦略的・政略的には当然の選択であり、外交の結果

北朝鮮の核実験は道義的には許しがたいことだ。道義はまた踏みにじられた。今回は北朝鮮の「現実主義者」によって。

朝日新聞デジタル:どんなコンテンツをお探しですか?

しかし、この道義に反する行為は北朝鮮の戦略的・政略的には当然の選択でもある。

戦略的には核戦力による抑止力を手に入れるために。政略的には体制維持の保証を得るためにアメリカを北朝鮮との直接交渉の場に引き出すために。

北朝鮮は通常戦力において圧倒的に劣勢であり、その格差は時間とともに開く一方。通常戦力のみで考えれば既に韓国一国で北朝鮮を捻りつぶすことが可能なくらい格差が開いている。

そういう北朝鮮にとっては、通常戦力においての非対称を覆して敵の攻撃を抑止する手段が必要であり、そのためには相手に耐え難い報復攻撃を行う能力を得ることが必要であり、核兵器開発は自らがそういう報復攻撃を行う能力を持っていることを示すために必要なことなのだ。

また、北朝鮮はアメリカに自国の体制保証を求めており、そのためにアメリカを自国との直接交渉の場に引き出したがっている。そういう意味では、今回の北朝鮮の行動はアメリカの外交の結果ともいえる。体制維持のためにアメリカとの直接交渉を望む北朝鮮に対し、実際に直接交渉することを期待させておきながら言をひるがえし、結果として裏切ってしまったオバマ政権ロケット技術開発と核兵器開発はそういうオバマ政権を交渉の場に引き出すための手段でもある。そのようにして、アメリカを直接攻撃できる手段を開発する姿勢を示すことにより、そういう開発をやめさせるためにアメリカが直接交渉に応じることを期待しているわけだ。

アメリカが北朝鮮との交渉に応じない限り、そして、北朝鮮政府の体制維持につながる条件を提示しない限り、北朝鮮は自らが実施できる範囲で行動をエスカレートさせていくだけだろう。

現状の北朝鮮の可能行動から取れる選択肢を考えれば、北朝鮮の今回の行動は必然の結果。起こるべくして起こったことでしかない。

アメリカにとって北朝鮮のこういう行動は、このように行動をエスカレートさせることを望んでいなかったのであれば外交の失敗、内心では行動をエスカレートさせることを望んでいたのであれば外交の成功といえる。

北朝鮮は今回の核実験により核技術を進歩させたことを結果で示し、そのことにより日韓に対する北朝鮮の脅威の度合いは増したが、その技術はロケット技術的には未だアメリカを直接攻撃できるレベルには達していず、現状、アメリカにとっては差し迫った脅威ではない。

こういう状況は、東アジアに「問題児」がいた方がアメリカにとって日本や韓国をコントロールしやすいという視点から考えれば、アメリカの利益になりこそすれ損にはならない。そういう視点から見れば北朝鮮という国はアメリカにとって生きぬよう死なぬよう存続させ続けた方が得な国であり、アメリカを直接攻撃できる能力を獲得できる寸前までは潰さない方が得な国ということになる。たとえ、アメリカの方を向いている大量破壊兵器を開発している国であろうと。

そう、このようにアメリカが北朝鮮を放置し続けていることは、アメリカにとって「大量破壊兵器の脅威」は口実にすぎないということをも示している。

イラク国連の査察を全面的に受け入れ大量破壊兵器を所持していないことを示す意思を見せ、指示されたとおりにミサイルの解体にも応じたのにアメリカに叩き潰されたことと比較して考えれば、そのことはより明瞭だ。*1

これからの展開は、ある意味、見えているといってもいい。

こういう状況で各国が「北朝鮮が屈服するまで」と、さらなる経済制裁を選択するのもいつものこと。

それに北朝鮮が屈服せず「各国が譲歩するまで」と、さらなる軍事的恫喝を選択するのもいつものこと。

普段は人道や道義というものを蔑視している「現実主義者」な人々が、こういうときにはいきりたって人道や道義を振りかざして非難するのもいつものことだ。

そうやって、人々は外交カードにおいて制裁カードと恫喝カードを交互提示し続け、カードが尽きるか限界を越えるまで事態を悪化させていく。

感情抜きに実利的に考えれば、両者が融和カードを出して関係改善することが問題解決の方法だというのに、沽券などの感情のために行動の選択肢が制限され、人々にはそれができない。

太平洋戦争も一面においてはそういう現象だったと思う。

アメリカは日本に当たり前な実利的な計算ができるのであれば制裁カードに折れると思っていた。少なくとも首脳陣の一部は。

日本は内部対立での「政治」や精神的理由など様々な事情から戦わずして負けるという実利的に考えればやむをえない選択ができなかった。

そのことを踏まえて私は人々に問いたい。各国が制裁を強化することで北朝鮮から譲歩を引き出せると本当に思うのかと。

私には、それは各国が北朝鮮の恫喝外交に屈して譲歩することがありえないのと同様にありえないと思う。

北朝鮮を制裁し痛めつけることは北朝鮮を確実に苦しめることになり、北朝鮮に不快感情や恐怖感情を抱いている人の感情的には納得の選択ではあっても、政治的には何の問題解決にもならない。むしろ、北朝鮮の怒りと憎しみを増すだけだろう。

そのようにして、問題を実利的対応で解決することができないのが人間という生き物なのだろうか。

国際政治においてもそのように振舞う生き物なのだろうか。


一般に考えられているのとは違い、北朝鮮は必ずしも融和カードを切れない国際政治プレイヤーではないし、イランパキスタンといった国々との関係を見れば分かるように他国と良好な関係を築けない国というわけでもない。

拉致を認めることと拉致被害者の一時帰国は北朝鮮的には日本向けの融和カードだった。北朝鮮はそのことにより自らの体面を潰すという北朝鮮にとって「大きな犠牲」を払った。そこまでして日本との関係改善を望んでいた。

核関連施設(冷却塔)の爆破は「核施設廃棄の意思」を示す世界に向けての融和カードだった。

だが、もはや外交において北朝鮮の方から融和カードを引き出すことは難しいだろう。

拉致被害者に対する人道面から考えればやむをえない選択だったとは思うものの、日本は一時帰国の約束を破った。その上で、北朝鮮に対して制裁カードしかきらず、北朝鮮に厳しい対応を取るようにアメリカに申し込む日本の姿は北朝鮮からどう見えただろうか。

北朝鮮の核施設の無能力化の意思表示とその実践に対し、世界はエネルギー支援を約束した。にも関わらず、そのエネルギー支援の履行は甚だ不十分なものでしかなかった。

拉致被害者の帰国は一時的なものと約束しておいて、その約束を守らない。非核化を条件にエネルギー支援を約束しておいて、それを不十分にしか実施しない。これらのことは「約束するのと約束を守るのとは違う」ということを北朝鮮に示した。

確かに北朝鮮は問題の多い国ではある。しかし、現状の北朝鮮の行動は各国のそういう行動の積み重ねの結果でもあるのだ。そうやって、互いに融和カードを出し合う関係になる可能性を自ら潰したのだ。


北朝鮮の拉致に関していえば、私たちは拉致被害者を無事に取り戻す機会を自ら失ったこともある。

水面下の交渉で「拉致被害者を第三国で発見」という解決方法が模索されたことがあった。

私はそれを現実的な解決方法だったと思う。拉致被害者の早期の無事帰国を第一の目的とするのであれば。

実利的に考えれば妥当な合意点と思われるその方式は、しかし、頭が回らなくて口の軽い首相によって潰された。森元総理がその方式が実施される前に口を滑らせてしまったのだ。

一々念を押さなくても分かって当然のような当たり前すぎるくらいオフレコな話をべらべらしゃべってしまうような人物が首相であったがために、そのような解決の機会は永久に失われてしまった。

私は森元総理が悪意でそれをやったとは思わない。事が終わるまで黙っているという政治的に当然な判断ができなかったのだと思う。だが、拉致被害者が帰国してから「実は」と流せばいい情報を黙っていることができなかったという事実は変わらない。

そして、その責任はそういう情報の扱い方を知らない失言王を首相としてしまうような私たちの責任でもある。


様々な人々の様々な行動の選択の結果が今日を形作っている。

因果は巡り、人々は今日も同胞(はらから)どうしで憎しみあい蔑みあい恐れあい、対立することに資源を投入し続け、非生産的な諍(いさか)いをすることをやめない。

2009-05-25

[]はてなリング歴史修正主義に反対します」の掲示板について

no titleの掲示板についてですが、どうもリングの掲示板はリングメンバー以外、書き込みできないようです。

そこで、はてなリング終了中止に伴い不必要になってしまった反歴史修正主義グループの掲示板反歴史修正主義グループの掲示板 - 反歴史修正主義グループをリングメンバー以外のはてなユーザーでも書き込みできる掲示板として運用しようと思います。

リングメンバーとリングメンバー以外の方との公開議論の場などにお使いいただければと思います。

2009-05-24

[]6月にハセガワからマルセイユフィギュア付きBf109が発売される件

1/48 メッサーシュミットBf109F-4 Trop マルセイユ w/フィギュア


静岡ホビーショーで公開され*1、既に上記のようにAmazonなどの通販サイトで予約受付中なのですが、ハセガワから1/48スケールBf109F-4Tropが同スケールのマルセイユ*2のフィギュア付きで発売されます。

マルセイユのBf109F-4Trop自体は既に前の再販のときに二個購入している*3のですが、フィギュア付きとなれば別。

口惜しい、でも買っちゃう。

さすがに今回は一個だけにしますが。というか、メタルフィギュアだったりするとフィギュア自体は「おゆまる」で型を作ってエポキシパテとかで複製*4した方がポーズ変更とかの加工がしやすいですし。

キットの購入自体はまんまとハセガワの商売に乗せられているわけですが、こういう風に既製品に有名パイロットの同スケールフィギュアを付属させるのは商品展開において良い方法だと思います。新規購入だけでなく既に購入している人の再購入も促せますから。

そういうわけで、ハセガワにはこれからもフィギュア付き商品を展開してほしい次第。

ああ、次はガーランドだ。(メガゾーン23のやサイバーフォーミュラのではない*5

2009-05-23

[][]学研「米戦艦大図鑑」

1/700スケール艦船模型製作の資料として購入。

結論からいえば、この本は米戦艦の種類や歴史を知るための本としては使えない本です。

なぜならば、扱っている戦艦はノースカロライナ級、サウスダコタ級、アイオワ級といった新型戦艦のみで、内容の方も総ページ数185の内、162ページまでの殆どはそれらの戦艦の艦内外のディテール写真(カラー写真)と解説文で占められているからです。

現存しているノースカロライナ、マサチューセッツニュージャージーウィスコンシンの撮影写真が掲載されているのですが、艦全体が写っているような写真も殆どないため、艦影を楽しむ写真集としても使えません。

対して、艦内外の細部構造に関しては情報量が多いので、艦船模型のディテールアップ資料としてやアニメやイラストの資料としては非常に有用なものと思います。

そういう艦の細部に関する情報を必要とする人向けのビジュアル資料としては優れている本だと思います。

米新型戦艦の細部に関するビジュアル情報を必要とする人には文句なしにお勧めの本です。


カラー詳解米戦艦大図鑑 (歴史群像シリーズ)

2009-05-22

[]アフガニスタンタリバン白燐弾を用いて攻撃していると米軍当局者が主張している件について

Officials: Enemy is using white phosphorus in Afghanistan

Stars and Stripes

Mideast edition, Thursday, May 21, 2009

当局者:敵はアフガニスタンで白燐を使用している

スターズアンドストライプス

中東版、2009年5月21日、木曜日


Enemy fighters used white phosphorus in another attack on coalition personnel in the Gayan district of Paktika province, Afghanistan, officials said.

アフガニスタンのパクティカ州ガヤン地区で連合軍要員への別の攻撃において敵戦士が白燐を用いた、と当局者が公表しました。


The attack Tuesday comes after a report released May 11 said there have been 38 declassified instances of insurgents having access to white phosphorus and misusing it.

報告書が公表された5月11日の翌火曜日、反乱軍の白燐の入手とその不正使用に関する38の機密解除された事例があることをその攻撃は示しました。(その攻撃に関する38の機密解除された事例は反乱軍の白燐の入手とその不正使用を示しています、と訳したほうが自然と思う)


Enemy fighters in the area overseen by Regional Command-East, which includes Paktika, made two other white phosphorus attacks over the past week, according to a news release.

記者発表によると、パクティカを含む東部地域司令部監督下地域の敵戦士は、先週以降、二つの異なる白燐による攻撃を実施しました。


White phosphorus is a smoke-producing agent used for screening troop movements, marking targets and illuminating an area and is not designed for use against personnel.

白燐は、部隊の展開を覆い隠すための煙幕生成物質としてや、標的をマークするためや、地域を照らすために使われるもので、人に対して使用するものではありません。


It burns fiercely and has a tendency to stick to skin. It continues to burn until it is completely consumed unless it is deprived of oxygen.

それは激しく燃え、皮膚にへばりつく性質を持っています。それは酸素を阻まれない限り完全に燃え尽きるまで燃え続けます。


A unit with the International Security Assistance Force found nine 82 mm white phosphorus mortar rounds May 16 in Bamiyan with a large weapons cache. The same day, an ISAF unit found a 107 mm white phosphorus rocket aimed at a forward operating base in Nangahar province.

国際治安支援部隊(ISAF)配属の部隊は、5月16日、バーミヤンで、大きな兵器隠匿場所と共に九つの82mm白燐迫撃砲弾を発見しました。同日、ISAFの部隊は、ナンガル州の前進作戦基地を狙う107mm白燐ロケット弾を発見しました。


The Geneva Conventions ban the use of incendiary weapons against civilian populations. The International Security Assistance Force uses white phosphorus "in accordance with theatre rules of engagement and international law," officials said in the release.

ジュネーブ条約は民間人の集団に対する焼夷兵器の使用を禁止しています。国際治安支援部隊は「交戦規程と国際法に従って」白燐を使用していると、その発表において当局は発言しました。

http://www.stripes.com/article.asp?section=104&article=62808

壊れる前に…: アフガニスタンの白リン弾経由で読んだ記事を直訳的に全約。


Afghan authorities have also said Taliban fighters may have used a burning agent ― possibly white phosphorus ― in a major battle on May 4, after doctors discovered unusual burns among the dead and wounded. President Hamid Karzai has said up to 130 civilians died in that battle; the U.S. blamed militants for deliberately putting civilians in harm's way.

医師たちが死傷者に普通ではない火傷を見つけた後、アフガン当局も、タリバンの戦士たちが5月4日の大きな戦いにおいて燃えている物質―もしかしたら白燐―を使用したかもしれないと発言しました。ハミド・カルザイ大統領は、故意に市民を危険な状況に追いやったとアメリカが闘士たちを非難したその戦闘で130人にものぼる市民が死亡したと言いました。


Doctors are treating 16 patients with severe burns from that battle, said Nader Nadery, an official with the Afghanistan Independent Human Rights Commission.

医師たちはその戦闘でひどい火傷を負った16人の患者を治療している、とアフガニスタン独立人権委員会職員のネイダー・ナデリは言いました。


Col. Greg Julian, the top U.S. military spokesman in Afghanistan, said the U.S. didn't use white phosphorus in last week's fight in Farah province.

アフガニスタンの米軍最上位スポークスマンであるグレッグ・ジュリアン大佐は、ファラー州での先週の戦いにおいて米軍は白燐を使用していないと言いました。


Farah's governor told the Afghanistan Independent Human Rights Commission that many of those killed in the battle had severe burns, Nadery said. The governor said that Taliban fighters may have attacked the villagers with a flammable material, though not necessarily white phosphorus, Nadery said.

ファラー州知事は、その戦闘で殺害された人々の多くはひどい火傷を負っていたとアフガニスタン独立人権委員会に話した、とナデリは言いました。

知事は、タリバンの戦士たちが村人たちを、必ずしも白燐であるというわけではないが、可燃性物質で攻撃したかもしれないと言った、とナデリは言いました。


The militants' use of white phosphorus as a weapon could cause "unnecessary suffering" as defined in the laws of warfare, U.S. spokeswoman Maj. Jenny Willis said.

闘士たちの白燐の兵器としての使用は戦争法における「不必要な苦しみ」*1を引き起こすこともありえると、米軍のスポークスマンであるジェニー・ウィリス少佐は言いました。


"This pattern of irresponsible and indiscriminate use of white phosphorus by insurgents is reprehensible and should be noted by the international human rights community," she said. Willis said the military doesn't necessarily know militants are using white phosphorus deliberately, but that its use is still "indiscriminate."

「反乱軍によるこのような無責任で無差別な白燐の使用は非難に値し、国際人権団体によって言及されるべきものです」と彼女は言いました。ウィリスは、軍は必ずしも闘士たちが白燐を意図的に使用していると確信しているわけではないが、それでもその使用は「無差別」ではあると言いました。

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/n/a/2009/05/10/international/i033305D08.DTL&feed=rss.news

同、直訳的に一部翻訳。


実際にタリバンが報道されているような白燐弾を用いての攻撃を行っているのであれば、それは非難に値することだと思います。米軍やイスラエル軍による白燐弾を用いてのそのような攻撃が非難に値するのと同様に。

日本では報道が新型インフルエンザ関連で埋め尽くされているせいか、ろくに報道されていませんが、海外ではロイター通信などによってアフガニスタンでのNATO軍の白燐弾使用とそれによる死傷者に関する報道がなされています。そういうNATO軍への非難を招く報道に対し米軍のスポークスマンが「タリバンも白燐弾を使用しており、白燐弾による民間人犠牲者はタリバンの攻撃によるものかもしれない」というようなことを言ってタリバンの方に責任を負わせようとしているのがこれらの報道というわけです。タリバンはそのような白燐弾の使用を否定しており、事態は責任のなすりつけ合いといった様相も見せています。


アフガニスタン:NATOが白リン弾使用 8歳少女負傷: アフガニスタン:一千万個の地雷の埋まる国(注:大火傷を負った少女のショッキングな画像が使用されています。そういう画像が心理的に無理な人は開かないようにしてください)

はそういう報道をまとめた記事です。書いてくださった方に感謝します。

アフガンの米軍医、 8 歳少女大火傷が白リンによると診断。 NATO 軍誤爆の疑い/ロイター - 薔薇、または陽だまりの猫

では「薔薇、または陽だまりの猫」さんがロイター通信の記事を全約してくれています。これにも感謝です。

黄燐

ではid:higetaさんが黄燐(白燐)について、その性質や米軍による使用の歴史などについて丹念に資料にあたって解説されています。資料的価値の高い記事ですので、是非、多くの人に読んでほしいと思います。


これらの報道では副効果として、白燐弾報道に対しそれを否定し「超兵器プギャー」という感じで笑い飛ばしていた人々の主張が米軍スポークスマンの発言により否定される形になっています。

例えば、以下に一部翻訳したロイター通信の記事のように。

Colonel Gregory Julian, a spokesman for the commander of U.S. and NATO forces in Afghanistan, General David McKiernan, confirmed that Western forces in the country use the chemical.

アフガニスタンの米軍とNATO軍の司令官であるデイビッド・マキャナン将軍のスポークスマン、グレゴリー・ジュリアン大佐はその地方の自軍がその化学物質(白燐)を使っていることを認めました。


"In the case of white phosphorus it is used on the battlefield in certain applications ... It is used as an incendiary to destroy bunkers and enemy equipment; it's used for illumination."

「白燐について言えば、それは特定の利用法で戦場で使用される...それは掩蔽壕や敵の装備を破壊するための焼夷兵器として使用されたり、照明のために使用されたりする」


But U.S. military training manuals say firing it at people is illegal. Its use in populated areas has been a persistent source of controversy.

しかし、米軍の訓練マニュアルは、それ(白燐)を人に向けて発砲することは非合法であると述べています。人口周密地域でのそれの使用は持続的な論争のもとになっています。

http://in.reuters.com/article/domesticNews/idINSP4951520090508

こういう米軍スポークスマンの発言はWikipediaにかつて記載されていたような

照明効果および焼夷効果は持っていない

http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E7%99%BD%E3%83%AA%E3%83%B3%E5%BC%BE&diff=22025009&oldid=22024992

という主張に対する完全な否定になります。

「白リン弾」の版間の差分 - Wikipedia

を見ると、Wikipediaにこういうことを書き込んだのはArumaddilo*2さんという人のようです。

2008年2月4日にされたこの記述は2009年1月15日に書き換えられるまでそのままでした。一年近くもこんな出鱈目がwikipediaに掲載され続けていたわけです。

この件に関しては、2009年1月のイスラエル軍によるガザ攻撃に関する報道以降は、さすがにそこまで出鱈目な主張がなされることはなくなったようです。

白燐弾報道を否定している人々がそのためには第二次世界大戦での米軍による黄燐焼夷弾の日本に対する使用の歴史まで否定するようなことまでしていた*3時期のことを考えると隔世の感があります。

関連

白燐弾はどういう兵器でどのように使われてきたか - 模型とかキャラ弁とか歴史とか

*1戦時国際法では「不必要な苦しみ」を与える兵器の対人使用が禁止されていることをうけての発言と思われます。

*2利用者:Arumaddilo - Wikipedia

*3模型とかキャラ弁とか歴史とか時事 - 模型とかキャラ弁とか歴史とかなど

2009-05-09

マクロスFに登場したキャラ弁をカミさ

[]マクロスFに登場したキャラ弁をカミさんが作ってみた

f:id:D_Amon:20090509145202j:image

マクロスF第12話に登場したキャラ弁をカミさんが作ってくれました。

実際のナナセの弁当はもっと小さいですけどね。

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