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2010-01-04

2009年アニソン

・基準は2009年に流れたアニメソングということです。

・アニソンとありますが歌以外にBGMとかも選んでます。

・視聴リストは割愛しています。そのためどういった作品の中から選んでんだよという批判はごもっとも。一応OPEDは全作品の9割がたカバーしているつもりですが、挿入歌やBGMは視聴したものでしか判断不能でした。

・選考基準はアニソンといいつつ映像重視です。というよりも作品に対しての効果・機能といったことに重きを置いていたりします。名曲というような観点ではないということをご了承ください。

・1クールごとに気になったOPやEDの感想を書いていましたが今回のためにあえて残しておいた作品や後々気にいったものもあります。

大賞優秀賞特別賞
OPTo LOVEるOAD黒神 , 乃木坂春香の秘密WHITE ALBUM
EDバスカッシュ!神曲奏界ポリフォニカ , 鉄腕バーディーDECODE:02ファイト一発!充電ちゃん!!
挿入歌バスカッシュ!(1話)CANAAN(8話) , けいおん!(12話)にゃんこい!(提供クレジット)
BGM涼宮ハルヒの憂鬱(エンドレスエイト)GA(3話) , とらドラ!(19話)うみものがたり(全話)

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OP

  • 大賞
    • 「やってこい!ダイスキ♥」To LOVEる -とらぶる- OVA

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  • 特別賞

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OPといえばその作品で初めて出会う場であり第一印象を左右する顔であると同時に、毎回本編が始まる前に視聴者を作品に没入させる前座的な役割があります。4つの枠内に収めはしましたが他にも条件を満たす数々の素晴らしいOPがありました。が、中でも特に個人的に気に入ったものを選びました。

作品自体はすぐに決まったのですが、大賞と特別賞をどちらにするかは非常に悩みました。どちらも条件を満たしつつインパクトもあり、かつ方向性が全く異なる作りです。もちろん水樹奈々の深愛は聴く度にこみ上げてくるものがあり、そのたびに泣きそうになる私ですから、今年一番好きなOPは?と聞かれたらすかさずこれを挙げるでしょう。が、ここは原点に帰って作品への興味を掻き立てると言う観点で見ると大賞のTo LOVEるは頭一つ抜けているかもしれないと思います。

女性キャラクターが一人ひとり歩く姿を映したカメラはまず胸のアップから入り、その後上半身を映して次のキャラクターへと変わります。胸のアップから入ることからわかると思いますがいわゆる乳揺れに焦点を当てた映像になっています。もちろんこだわりはサイズによる揺れかたでしょう。しかもサイズのみならず形からブラの有無や歩き方によって様々な乳揺れが楽しめる非常にフェチズムあふれたものとなっています。乳の縦の揺れに対し髪が横方向へと揺れていてそのリズム感といったら・・・それはサビの入りに巨乳ノーブラによるバインバインと激しく揺れる胸からもわかっていただけると思います。ここまで乳について熱く語ったものの、私個人は胸に興味がないことをここで宣言しておかなければなりません。ただそんな自分ですらこのOPからは狂気じみたものを感じ、キャラクターに惹かれました。

WHITE ALBUMは以前述べたので詳しくは述べませんが、イメージ的な映像を音楽に合わせて間をとったカット割りという非常に簡潔な映像は水樹奈々の深愛のもつ力を信じきっていて凄いと思います。オープニングテーマのクレジット部分で真っ白な背景のみと誰が歌ったか宣言するような作りになっていることから伝わってきます。有名なアニメーターが作った殆ど止め絵のOPはアニメは動いてこそと信じきっている人達に是非見てもらいたいです。黒神も以前述べたので割愛させていただきます。

乃木坂春香の秘密は今回の選考基準とはやや異なるテクニカルな部分で選びました。まずはじめのカットではPCの画像ソフトによる雑誌ないしミニコミ誌の表紙の編集というものでブロックノイズが入って衣装チェンジという構成。ニコニコ動画を知っている人ならこのPCの画像ソフトの映像がいわゆる、ソフトの扱い方を実際に動画でUPしているという映像であるとブロックノイズから想起できると思います。その後は何かの雑誌のような、切り貼りされた複数の写真と文字が乱雑に散りばめられており、スタッフクレジットも様々な書体で配置されています。そして写真ではキャラクターがそれぞれ動きまわります。雑誌の構成もインタビューやらデートスポット特集、漫画のコマ割りと様々な画面構成をとりますが、動画再生プレイヤーによる音楽専門番組の視聴という映像に変化します。その後秋葉原MAPよろしく作品MAPに今までのカットがより引いたカメラで次々に流されて先程の音楽映像もその紙面の一部と言うことが明かされるわけですが、最後に舞台の一部をアップで見せてまたも映像に戻しています。このように一つのOPに様々な形式のメディアを行ったり来たりする構成は良く考えられていて面白いなと思いました。紙面を単調にしないようにカメラのクローズアップする場所を縦横無尽に動かし、飽きさせない工夫もされていてとても見ごたえがあります。

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ED

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毎年エンディングは悩むのですが去年と同じくタイプ別にわけて良かった物を選ぶとすんなり決まりました。決めた後に気づいたのですが4つの内3つがヴァージョン違いが存在しているということで、お互いにシャフトに毒されているのかなぁとショックを受けました。

まず大賞のバスカッシュ!後期EDの「二人の約束」。これは制作が間に合わなかった未完成バージョンと完成バージョンが存在しています。大きな違いはスクリーンに映されるキャラクターの踊りが本編使い回しかCGで作られたかの違いで、個人的には舞台で踊るロボがCGであるので二次元スクリーンに投影されるキャラクターはニ次元の方が棲み分けができていいんじゃないかと思います。が、未完成版と完成版を見比べると画面の映えは完成版の方が優っていてました。これは二次元と三次元の質感の差と言うよりも後ろのスクリーンの光量とキャラクター数による充実度の差だと思います。暗闇の中を背後のスクリーンのみで舞台のロボを照らし、影で表現しているのがこのEDの最大の特徴ですから、そのスクリーンの予定と間に合わせでは画面の印象に大きな差が生まれることは当然と言えます。

CGで作られたキャラクターが踊るという作品はアイマスからプリキュア、他にもいくつかありましたがこのEDほど早く自由に動き回る映像はないと思います。というのもただでさえ浮いてしまうCGキャラクターに過剰な(非人間的な)動作をさせると気持ち悪く感じるからだと思います。しかし影でCGの質感をごまかすことで今までにない動きを違和感なく見せることが出来たのだと思います。結果激しく複雑な動作を絵柄を崩すこと無く表現することが可能なCGの良さを最大限に生かしたスタイリッシュな映像になっています。またそれを生かすボールのパス回しによる非常に激しいカメラワーク、カット割りのアグレッシブさがとてもカッコいいです。

ポリフェニカは止め絵タイプの作品の中では特別映像が動きまわります。コンピュータを生かした歌に合わせた自由なカメラワークと緩急の動作も素晴らしいですが、街並みの風景の建物をひとつずつ分解して90度スライドさせ、平面であることを活かし、割り箸絵を回転させて絵を消すようにして室内のシーンに変わる部分はとても面白いと思います。

キャラクターが左から右へと移動するタイプの映像も数多くあったと思いますがその中では鉄腕バーディーを推したいと思います。飛行機雲を追って土手を走り続ける、その1カットのみというベタでシンプルな映像です。その古いセンスといいノイズに彩色の揺れといい非常にアナクロ思考な映像ですが、しかしデジタルの恩恵を受けた非常に手の込んだ作りで感心せざるえません。細かく階調しているセピア色の空と雲を断ち切っていく飛行機雲は鮮烈で、がむしゃらに走り続ける少女の映像はとても美しいです。

まず先行放送であるAT-X版と地上波でOP・EDを変えている点が素晴らしい充電ちゃん。映像も延々とランニングマシン、風船膨らましとまるで同じスタジオ雲雀制作のいっしょにトレーニングを彷彿とさせるフェチズム溢れるものです。非常にシンプルながら途中でへばったりとコロコロ変わる表情がとてもかわいらしく、本編を見ずとも愛着がわきました。特に地上波版ではポンプの踏み込みの足指と乳揺れのアップというどこのフェチビデオだよと思いつつも風船の上昇と上へと流れてるテロップとが結びついてなんともいえない映像美となっている点に注目です。

挿入歌

  • 大賞
    • 「moon passport」バスカッシュ! (第1話:試合乱入のラジオ)

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  • 優秀賞
    • 「いのちなんだよ」CANAAN (第8話:公園でアイドルが歌う)

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    • 「ふわふわ時間」けいおん! (第12話:学園祭のアンコール)

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  • 特別賞
    • 「ねこ呼んじゃった」にゃんこい! (番組終了後の提供クレジット)

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今年は挿入歌なんてほとんど流れなかったんじゃないでしょうか。去年は音楽周りの演出にかけてはぴか一のARIAシリーズにエンタメ志向で盛り上げてくれる河森正治作品や谷口悟朗作品があったので選ぶのに苦労しませんでしたが今年は非常に四苦八苦しました。あと選ばなかった作品だと夏のあらしもそうなのですが挿入歌が流れることに理由をつける作品が非常に多かったように感じます。もっとBGM替わりに挿入歌を流してくれないかなぁとも思うのですが流行りではないのかもしれません。

そんな中大賞に選んだのは河森正治がディレクションしたバスカッシュ!です。相変わらず女性アイドルに歌を歌わせて戦い(今回はバスケ試合)に流す常套手段ですが、やはりエンタメとしてバツグンの効果を発揮していたと思います。話に全く興味が持てなくとも充分盛り上がりました。

CANAANの設定から話の構成に到るまでそのすべてが異なるものへのコミュニケーションに結びつくのは以前述べたとおりですが、殆のエピソードに強引に挿入された歌というガジェットが視聴者に物語の軸をぶらせなくさせていてとても良い仕事をしていたと思います。特に共感覚が使えなくなって主人公の一人が戸惑う8話は今まで散らばっていた問題・設定の整理と問題提起という密度の濃いエピソードとなっていますが、今までラジオやコンサートからたまたま流れるというように間接的に歌を聴かせていただけにも関わらず、公園で聴きに行くと言う能動的な関わりあい方をしていて象徴的で上手いと思います。

ふわふわ時間の使いかたについては私自身が特に言うことはないのですが、初心者集団が初めて作った曲と言うことでシンプルでマネしやすい構成と、しゃがれた合いの手やギター追加バージョンというように細かい部分での作り込みが素晴らしい思います。

そして特別賞はなんだこれと思う人が多数かと思いますが、予告後の提供クレジットで榊原ゆい猫ふんじゃったのアレンジを激しく叫んでいるアレです。ちなみにOP後のクレジットでは猫ふんじゃったのピアノのみとなっています。一応毎話EDのクレジットにも記載されているのですが本編では一切使われてません。というかこれパッケージ版はどうするんでしょう。同じ挿入歌のねこねこ音頭も予告にしか使われていないのですが、両方共かなり印象に残りました。たとえ本編がグダグダでも最後の最後でテンションが上がるのでなんだか良かったという感情になり、挿入歌にはこういう使いかたもあるのだなぁと。

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BGM

  • 大賞
    • 涼宮ハルヒの憂鬱(エンドレスエイト全て)

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  • 特別賞
    • うみものがたり(全話)

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今年はBGMの中で印象的な曲と言うものは殆どなかったのですが、作品の印象に大きく貢献する音楽が多かったように感じられます。

エンドレスエイトのループ構造は音響的な変化が非常に重要なファクターとなっていました。同じ脚本と言う縛りのせいか映像的な部分でループ構造の説得力を生み出すことが難しかったこのエピソードで自由に表現出来たのが声の芝居とBGMの雰囲気作りだと思います。1〜4にかけて次第に緊張感高まるBGM、5で雰囲気は明るくなり、6では軽薄で投げやりな芝居、7では真面目な面持ちとなり、8で今までの鬱屈を吹き飛ばすようなテンションの高い演技とオーケストラと非常に明快な流れで、仕掛けに気づかずとも情感的に訴えかけるものになっています。

作品をこれほど直接的に表した物はないなと思ったのがGAのBGMです。学校美術の内容のごった煮のように表現が変化する主張の強い映像に対し、音楽面も負けず劣らず癖のある曲をセリフにかぶさるぐらいの音量で使用していました。そんな中選んだのはシュルレアリスムで用いられたテーマパークのようなBGMです。この曲はGAでは珍しくシチュエーションに則した作りでとても印象に残っています。

宇宙をかける少女はプログレのBGMとこれまたうるさいタイプでセリフのある作品には向いてないものですが、物語の展開が激しかった序盤のテンションを支えてくれたと思います。特にソウルシャウツ発射の際に流れたこの曲は賛美歌のようなJAMのボーカルから始まり静かに展開し、転調、開放と起承転結の効いた聴きごたえのある曲です。

そしてBGNで今年一番驚いたのはうみものがたりです。魔法少女の戦闘シーンにまるでそぐわない癒し系のピアノのBGMを使用していてとても挑戦的だと思いました。島唄をイメージしたピアノのBGMといい方言といい、ゴスっぽい衣服やカラフルな髪とのギャップが激しく見ていて妙な気持ちになりました。写実的な背景に魔法という非現実的な世界観、闇を異常に敵対させようとするマスコットキャラクターと視聴するだけで常に違和感との戦いを強いられる映像はとにかく不思議でした。

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以上が2009アニソンとなります。いやー思いのほか苦労しました。OP・EDだけならあまり苦労せずに書けたのですが今回は挿入歌とBGMでこれといったものがなかなか見つからなかったです。サントラ単体でオススメの作品ならばぱっと挙げられたのですが・・・結局正月から今日までかかってしまいました(汗)。

今年はクール毎に気に入ったOP・EDをメモしていましたが、それだと一年のまとめが面白くないだろうと敢えて紹介しなかった作品もあってなんだか本末転倒だったかもしれません。

以下は簡単にサントラ紹介とクール毎にメモしたOP・ED以外で気になったものを紹介します。

サントラ

  • うみものがたり

村松健らしい民謡調ピアノサウンドの最高峰です

ショーロクラブとはまた異なるコーコーヤによるショーロ。本編で使われてない歌付きの曲もよかったです

最近の空気系でなくきちんと音楽が聞ける90年代のようなサントラ達です

様々な民族楽器を用いた音質の良い弦楽が聞けます

キングレコードでは珍しい、妙に立体感のある録音による視聴感覚が気持ち良いです

OP

久々に見たのですが昔のOPを踏襲した作りになっていて感動しました。

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テンポは悪いのですがコミック調の処理が面白いです。むしろこれを本編でやればそこそこ話題になったのではと。

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コンテ演出作画と紺野直幸によるOP。本編のダイジェストといった内容ですがキャラクターを魅力的に動かすテンションの高い作りで非常にレベルが高いと思います。

  • Phantom後期

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全体的に楽しそうな映像はフレーム内フレーム処理で過去の出来事として表現されていたり、時折挟まる仮面の組織が物語に影を落とし、シーンに明らかに浮いている金髪の女性というように不気味な映像です。

ED

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走るEDとしてはバーディーと悩むぐらい素晴らしいです。紙を少しずつ変えてコマ撮りしたクレイアニメならぬペーパーアニメ。日本語にしたら神アニメですね。

  • To LOVEる(OAD)

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止め絵の映像ですが、スライドさせたり変更のタイミングがうまく、彩色やモチーフを変化させてフラッシュのように仕上がった映像はポップでキャッチーでとってもキュートです。

毎回本編の続きを映像に持ってきている?ところが良いです。尺が足りない?ならエンディングでやればいいじゃない?パンツが飛ぶ映像の3Dモデリングなんかも提供クレジットで見せていて思わずサンジゲン凄いとつぶやきました。

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