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2017-01-07

映像で選ぶ、2015年アニメOP・ED・劇中音響3選

2015年で特に好きだったOP・ED・劇中音響を映像観点で3作品ずつ選びました。

この記事のために毎クールOP・EDのメモを残しています。興味がある方は[2015アニソン]のタグでまとめてありますので、覗いていただければと思います。

OP

ED

劇中音響

OP

  • 『アブソリュート・デュオ』OP「Absolute Soul」

f:id:Daisuk:20170107180145j:image

コンテ演出一人原画:江畑諒真

映像的な気持ちよさに物理法則を突き詰めた結果のアクションが、二人組を題材に惜しげもなく披露された映像です。

切り離された二人のアクションから始まり、サビのダンスで繋がって最高潮を迎えるのですが、その転換点になるいくつかのカットがどれも鮮烈で、心揺さぶられます。

無表情に反した非常に情熱的なダンスは、二人の人間性が表れているように感じ、そういうのも気持ちよさに繋がっているのかなと思います。

  • 『冴えない彼女の育てかた』「君色シグナル」

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意匠や楽曲まで美少女ゲームというデザインで4人のヒロインを紹介する…と纏めるには一風変わった映像です。

60秒ぐらいヒロインの表情を映しそうで見せないカメラワークや、歪なレイアアウト、4人の見せ場が均等に与えられていなかったりと、チグハグといいますか、どこか釈然としません。

眼鏡やPCといったモチーフで始まって終わるという、わかりやすく記号化された表現に反して、一筋縄ではいかないのが彼女たちである等、色々考えさせられました。

  • 『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続』「春擬き」(OP1)

f:id:Daisuk:20170107180147j:image

オープニングアニメーション:10GAUGE。

校舎と男1女2の3人組を譜面並の細かさで合わせた、URAやポイント・ピクチャーズにも引けを取らないモーショングラフィックスの映像です。

視線や接触といったコミュニケーションを、小気味良いフレームとレイヤーといったポップアートに落とし込んでいます。

アバンの見ただけで鬱屈とする校舎玄関が早々に鳴りを潜めてしまう、黒・ピンク・青で構成されたパステル×グレーの青春空間は、遠い過去である一視聴者として観ていて微笑ましいなと思います。

ED

  • 『終わりのセラフ 名古屋決戦編』「オラリオン」

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演出・原画・仕上・特効:品川宏樹、撮影・VFX・映像演出:sankaku△。

吉成鋼を彷彿させる水彩画タッチで、まるでイメージボードのような映像です。

電車やコンビニといったありふれた日常から一転、地殻変動で崩壊する都市とそこでも変わらずに佇む少年少女達という画が、このセカイがどんなものかを如実に物語っています。

イメージボードは静止画という認識を覆すアニメーションに、こちらの価値観も変えられてしまいました。

  • 『グリザイアの楽園』「きみを探しに」

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コンテ演出:URA AC-Promenade。いつものURAフィルムでは見られない長回しによる作画芝居と、光が織りなすモーショングラフィックスの映像です。

灯台の光を始めとして4度に渡るヒロインの颯爽としたフェードイン/アウト・フレームイン/アウトは儚くも力強く、惚れ惚れします。

動く姿が黒塗りで、きちんと映る姿は立ち絵という彼女たちの姿は幻影なのでしょうが、どれも印象的な描かれ方で、浮かべている人の強い想いを感じます。

  • 『ご注文はうさぎですか??』「ときめきポポロン♪」

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カメラ目線やソロパートのリップシンク等ミュージックビデオのような構成で、可愛いさを全面に押し出した映像です。

説明しようとすると、もふもふしたり、飛び出したり、ポポロンしたり、舞い踊ったり、お揃いの時間をすごすと歌詞を書き出せば事足りてしまうという徹底ぶりで、やるならとことんやるという気概を感じます。

聞こえてくる音と見えているものが同じということで、まるでそこに彼女たちが居るように感じられたりして、少し恐ろしい気もしました。これが小悪魔ってやつでしょう。

劇中音響

  • 『アイドルマスターシンデレラガールズ』

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監督:高雄統子シリーズ構成:高雄統子・橋龍也、音響監督:藤田亜紀子

THE IDOLM@STER』に「シンデレラ」を加えた、学生や職業人といった女の子たちをスカウトしてアイドルプロデュースするゲームのアニメ化。そのパワーワードにふさわしい「時計」や「階段」、「花」や「衣装」といったモチーフが多用された映像です。

個別エピソードでは特徴的な彼女たちですが、ライブやドキュメンタリーちっくな台詞回しといったアイドルという群体になると個性は影を潜めます。そうして視聴者を感動させる姿はある種の舞台装置のような印象を受けました。

まるで靴を脱いだように将来の不安を語る彼女たちの姿は一体誰のものなのか。そんなことを恐らくCD音源にも関わらず物凄く熱量を持った「M@GiC」を観ながら考えさせられました。

  • 『ユリ熊嵐』

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監督:幾原邦彦、シリーズ構成:幾原邦彦・伊神貴世、音響監督:幾原邦彦・山田陽。

学校という閉鎖された社会の暗喩にユリ裁判・クマリア・透明の嵐といった造語を詰め込んだ、部活動の演劇のような映像です。

視聴者の理解が追いつかないぐらい次々に新しい用語が飛び出しますが、語感が良いため混乱せずに楽しめます。無駄のないストーリーや抽象的な画面と相まって、まるで初めての絵本を読むような興奮を覚えました。

同監督作品の『輪るピングドラム』でも描かれていた、性別や種族すら超える目には見えない「気持ち」。これをいかに表現するかが創作にとっての永遠の課題なのかもしれません。

  • 『ゆるゆり さん☆ハイ!』

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監督:畑博之、シリーズ構成:畑博之・深見真、音響監督:岩浪美和

なもり『ゆるゆり』のTVアニメ第3期で、制作陣が総入れ替えした女の子たちのやり取りを楽しむ映像です。

前作までは登場人物の持ちネタを全面に押し出したお芝居を観ている印象でしたが、今作は引いたレイアウトで微笑ましいやり取りが繰り広げられ、まるで見守っているような気持ちになりました。

原作・キャストが同じでも全く異なる作品に仕上がっており、映像化の面白さを改めて感じました。