萬覚書

Carpe Diem. Seize the day.

梅雨の時期

近頃は更新どころかブログの存在すら忘れていた。社会人2年目として数か月か経過して、少し心境の変化が生じたことも原因としてあるのかもしれない。

最近夜中になると、部屋の明かりと冷房を全て消し、キャンドルを灯して窓を開けるようにしている。ワンルームの部屋がかなり狭いため、キャンドルの灯のみで事足りる。さらに現住居はビルもなく穏やかな地域に位置しているため、窓を開けていると、シンと静まり返った中に微かに聞こえる虫や生活の音、吹いてくる風やにおいが心地よい。俺が根を張っている職場や街でバカになっている五感が悦びを感じているのが分かる。

普段お酒を飲むことはないが、このシチュエーションではコンビニで購入したクラフトビールを飲むことが多い。ビール以外も飲みたいのだが専用グラスを入手するところから始めなければならない。

先日、半年ぶりくらいに柔道の試合に出場した。
結果は背負い投げで技ありをとられて優勢負けである。序盤に俺が放った右の巴投げで技ありをカウントして欲しかったことや相手の掛け逃げ気味の攻めに指導をとって欲しかったことなど疑問点は幾つかあるのだが、判定競技なので結果に関しては仕方がない。問題は中身であり、ケンカ四つに対して終始組み手が良くならず、途中担ぎ系から方向転換して狙っていた内股や隅返しが最後までかけられなかったことは反省点である。

あとは寝技。回転式送り襟締めや加藤返しのチャンスが何度かあったが不発。最近ブラジリアン柔術にも復帰したので一つ一つ丁寧に練習したい。

本日は久しぶりに良い休日と感じられた日であった。
良い休日というのは、必ずしも良い景観を観ることができたとか様々な場所を沢山回れたとかそういういった類のものとは一致はせず、人混みもなく気儘にゆっくりと自分のペースで好きなことをできた日のことを指す。

ルートは、ポーラ美術館(箱根町)→箱根スカイライン芦ノ湖スカイライン&湯河原パークウェイ→湯河原の温泉→湘南地域で買い物、と通常よりもボリュームは小さいのだが、その一つ一つにおいて自分だけの時間を感じることができた点で非常に充実していた。

本日は雨天のため山道は濃霧であったが、霧の中を走るのもまた良い。今までも霧の中のターンパイクや箱根新道を走ったこともある。ほとんど車は走っていないため進路を阻まれることはなく、ただでさえ山や峠を走るという非日常的な体験が霧が加わることでさらに加速される。

そして温泉。平日の雨の昼間、湯河原の源泉掛け流し温泉とはいえども、ほとんど貸し切りの状態で野天風呂を愉しむことができた。湯河原の緑を眼前にして、湯に浸かりながら自由に物思いに耽る、そして風呂から上がれば峠を走った疲労を休憩室で回復させる、これ以上には何も望むことはない。

3連休の1日目から雨天ということでそれまでは強く卍な気分であったが、むしろ雨天によって意外な愉しみ方を発見できた。


画像は芦ノ湖スカイライン途中にあるパーキング。この場所は2年5か月2週間ぶりの訪問。