今日のワープロ

テレビ観戦。後楽園ホールのバルコニーにかかっている横断幕が面白かった。東西に分かれて2枚、かなりやっつけな殴り書きで

「魂込めて! 新日本プロレス!!」
「どんな時もオレ達がついてるぜ!」

大きさの配分を誤ったのか、最後の方ほど字が窮屈になっている。
最初は笑っていたのだが、試合中たびたび画面に映るそれを見ていると何やら神妙な気分になったきた。この出来の悪い横断幕に妙な生々しさを感じたのだ。思えば、今の新日を応援することは生半可なことではない。はっきり言って今NOAHを応援するのは容易いのだ。だって面白いんだから。一方新日を応援するのは楽ではないだろう。今の新日を横断幕を作ってまで応援するのは、高い精神的ハードルを超えんとして、自分の中の何かを壊してきた人たちなのかもしれない。かなりヤケクソにならなくてはならないと思う。その心の「壊れ」を横断幕に見たような気がして、何だか厳粛な気持ちになってしまったのだ。画面では、中邑が悪キャラでマイクアピールしていた。少し冷えるな。もう冬だ。