ひとりでできるもん! 〜アイ・アム・レジェンド〜

アイ・アム・レジェンドを観ました(@109シネマズMM)。

  • いつになったら上記画像の人が「ハイ、アイ・アム・レジェンド」と出てくるのかと待ってたけど結局出てこなかった。曲も使われてなかった。
  • 「はいはい、バストアップとか一杯押さえておけばイイんでしょ?」とお仕事モードで撮り始めるものの、「・・・ウィル・スミスって、おもしれー顔してるよなぁー!」と気付いてしまった監督の心の声が聞こえてくるようだった。愛犬がアレするシーンのあの顔。なんだあの顔。マイク・マイヤーズとエディ・マーフィのやりとりを完コピさせる辺りにも、何だかドス黒い悪意を感じなくもない。
  • という監督の意図とは反して、元フレッシュ・プリンスの人は終始しかめっ面で「地球最後の男の孤独」を物凄く深刻な芝居で表現。こうした監督と主演俳優の思惑のズレが「なんか変な映画」として作品に現れている。
  • 監督フランシス・ローレンスの前作コンスタンティンは傑作だと思うんだけど、独自の箱庭的な映像感覚が今作にも生かされていて、それは結構良かった。
  • 箱庭感覚の極地である「ニューヨークまるごと全部廃墟」という画の感じは、その手に萌えの人々には堪らないものがあると思う。必見。
  • でも襲ってくるゾンビ(ではないけど)がほぼCGなのはガッカリ。やっぱり生身の役者が「シャーーー!!!」とかやらないと。設定上、仕方がないんだけど、一人しか生き残ってないので、喰われて(血を吸われて)「ギャーーー!!!」っていうシーンがないのもちょっとね。
  • レンタル屋に返しに行くDVDが「グッドフェローズ」だったのは良かった。ずっとソレ観てればイイのに。
  • 唯一、ベーコンのシーンだけは共感した。アレは本当に酷い!





フランシス・ローレンスっぽさが良く出ているPVがコレ↓。