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2017-08-28 インタビューに同行して場を描きとってきました このエントリーを含むブックマーク

先日、とあるインタビューに同行して、グラフィックレコードをとりました。

「インタビューで語られた言葉のメモをとる」というよりは、何が話されていた場なのか、何を伝えようとされているのか、語られていることが構成している要素はなんなのか…。そんなものが見えてくると面白いなと思って、描きました。

「場」をグラフィックレコードととして描きとるのには、2つのやり方があるように感じます。1つは語られた「言葉」を漏らさずにレコード(記録)として書き残し、そこに解釈やメタファとなる「描き」を描き足す方法。この場合、議事録に近い様式になりますが、言葉を発した人にとっては自分の発した言葉そのものなので、違和感はありません。また聞き手の方も口頭でやりとりされている時と同様に「自分なりの解釈」でその言葉を受け取ることでしょう。「描き」はグラフィックレコーダーの紡ぎ出すものなので、そこには共感となるか、違和感となるかは言葉で描かれるよりも「受け取りて次第」ですが、受け取り側の自由さも口頭よりは自由なので、割と共感が多いことが多いと思います。もちろん「車」や「飛行機」という具体的なものを描いた場合は、具体的な分だけ、ズレがでるかもしれませんが…。2つ目の方法は、よりグラフィックレコーダーの感覚で話を受け止めて、サマリーやフィルター、自身の価値観や想いも触れた上で「可視化」されます。事前に話し手とグラフィックレコーダーが打ち合わせをしてる場合は別ですが、大抵は参加者と同様に自身の感覚で話を聞いて受け止めているので、参加者に近い感覚で描かれていきます。そこには「多様性」があるので、グラフィックレコーダーと必ずしも同じ感覚とは限りませんので、描かれているものに違和感を覚える場合もあります。グラフィックレコードはリアルテイムに描かれることが多く、またその描きあげたものはグラフィックレコーダーの個人的感覚も入っているということを「差異」があるものとして、受け止めきれていないと思います。もし、参加者一人一人の感覚を含めた「全体性」を持った描きにする場合は、描いたものにも「フィードバック」が必要でしょうし、そのフィードバックを反映させることも必要でしょう。

今回私が描きとったやり方は、3段階のフェーズを作って描きとりました。最初はホワイトボード(バタフライボード2)にインタビューで語られる内容をバラバラと書き取っていきました。ホワイトボードなので、語られていく中で、描き手の私が勘違いをしていたり、捕捉されたりすることでよりわかりやすくなったりする部分を、消したり書き足したりしながら進めました。

f:id:DiscoveryCoach:20170828221916p:image:w360(図1)


そこから、話が複雑になったり、詳細になったりしていくところで、大きな「場」としての図を描きたくなり、今度はラクガキ帳の1枚に描き納めてみるコトをしました。全体像を書き現わす感じです。

f:id:DiscoveryCoach:20170828221906p:image:w360(図2)

そして、最後に、風刺画という訳ではないですが、もう少しメタファも挟んで簡略図にしてみることをしました。

f:id:DiscoveryCoach:20170828221754p:image:w360(図3)

見てもらえるとわかると思いますが、私の描きはあまりグラフィカルではありません。構造的な位置取りや、せいぜい棒人間による語り口の表現と、四角や丸という枠線での境界線を利用するくらいの描き方です。グラフィカルでないことで、言葉を拾う余裕と、全体を捉えるのにメモもしやすく、活かしやすいのが特徴と言えます。

インタビューはインタビュアーの用意しているものによって、カオス度は変わります。ノープランでいろんなことをその場でインタラクティブに引き出したいということであれば、よりカオスな状況で描きとることになり、私の場合は「部分」をたくさん描き落としておいて、それらをつなぐことで全体性を理解して本質を自分が捉えるつもりで描こうとします。そして描いたものに対して、フィードバックをもらうことで完成へと導いていく。そんな描きた方となります。

そんなインタビューの描きとりにも使えるグラフィックレコードワークショップを以下の内容で実施します。

日時:2017/9/6 19:00 - 21:30

場所:「ねこもり」秋葉原オフィス

申し込みはこちら→:【9月】グラフィックレコードワークショップ

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