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2009-03-02

[]DSじゃないと作れないゲームって?

マジコンの発禁措置が話題になっているようだ。善し悪しの話なんかは各所で議論されているのでお任せしておくとしよう。「法的にはグレーゾーン」なわけで如何様にも結論できてしまう。その辺に首を突っ込む気はない。


ただちょっと気になっているのが、マジコン推進派の言い分のひとつ「アマチュア開発者にとっては死活問題」の辺り。

要するに「任天堂と正規ライセンス結ぶだけの力はないけどDSでゲーム作りたい」という人にとってはマジコン以外に選択の余地がないという話だ。

で。

DSで作る必要はあるんだろうか?


DSはゲーム機としては特異だ。2画面、タッチパネル、通信対戦。そうした機能を活かした、他のプラットフォームでは見られない/他へ移植できないゲームも多数作られてきた。だから、敢えてDS向けにゲームを作りたいという欲求自体は解らないでもない。

が、実のところDSの特異性というのは「コンシューマーゲーム機としては」という但し書き付きでのもので、PCゲームと比較すれば大した違いはないのだ。タッチパネルはマウスクリックで、2画面は単に2つの描画エリアを並べることで対応可能。勿論、通信だって普通に可能だ。

じゃあDSで作る必然性はどこにあるんだろう?普通にPCで「DSっぽい」程度のゲームとして配布すれば、それでいいんじゃないか?

ダウンロードしてすぐPC上で遊べるゲームと、ダウンロードしたものをSDカード経由でDSにセットして遊ぶゲーム。より手軽なのはどっちだろう。ブラウザゲームとして作れば手間は更に少ない。


DSで開発することの優位性は、あくまでコンシューマーゲームプラットフォーム中で比較してこそのものだ。PCまでを視野に含めても尚優位性を保てるわけではない。

それでも正規のゲームソフトであれば「PCがなくても遊べる」「流通網が広い」などの利点が挙げられるわけだが、マジコンでの開発の場合はそもそもWebに接続したPCなしでは意味がないわけで、利点が完全に打ち消されてしまっている。

以上から、開発者にとってのマジコンの存在価値は皆無と言い切ってしまえる。

deztecjpdeztecjp 2009/03/02 21:37 DSで動く利点は、可搬性・操作感・普及度だと思います。携帯電話やiPhone向けゲームと同様ですね。加速度センサやカメラと連動しない携帯電話用ゲームは、ゲーム単体で考えれば、だいたいPCでも問題なく遊べるように作り直せるはずですが、実際にはどうでしょうか。携帯電話で動くから、iPhoneで動くから、それで初めて遊ぶ意欲がわいてくるゲームアプリが大半でしょう。DSで動く、というのも、同様の意味を持ちます。iPhoneとは保有者数が桁違いですし、小中学生が「自分用」のを持っているのも他にない特色です。現状、マジコンユーザはアマチュア作品に無関心ですが、携帯電話用ゲームの場合、むしろ商用作品よりアマチュア作品の方が人気があります。アプリゲットなどのランキングを見れば明らか。商用ソフトの不正コピーを撲滅できれば、アマチュアへの開発環境の開放が新しい市場を拓く可能性はあります。

deztecjpdeztecjp 2009/03/02 21:40 個人的に、やっぱり商用ソフトとアマチュアソフトはコンシューマ機では一線を画していてよい、とは思っています。iアプリのようなプラットフォームを用意して、アマチュアはその枠内で自由に遊んでください、みたいな方法がよいのではないか、と妄想しています。

DocSeriDocSeri 2009/03/03 09:00 そうですね、任天堂が開発環境を解放するというのがある意味一番理想的な状態かとは思います。
例えばiPhoneが審査を通して大量のアプリをApp.Storeで販売できているように、任天堂が審査済のアプリをDSiのダウンロードプレイ経由で配布する、といったチャネルはアリではないかと。ある意味ではその第一歩として、うごメモという(これはゲームではありませんが、ユーザ制作コンテンツという意味で)前例が作られたのかも知れません。

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