Aの魔方陣 説明 

 Aの魔方陣を初プレイしたので、友人とメッセで話をした。そのやり取りが、すごく分かりやすい説明になっていたので、友人の了解を取ってここに記載する。


■友人との会話
ドワ・T: こんばんは、Aの魔方陣を遊んできたよ。
友人 : こんばんは。遊んできたのか。いかがでしたか
ドワ・T: 本当にすごいね、このゲーム。
友人 : ほう。どうすごかった?
ドワ・T: 瞬間的なゲームの面白さは、他のゲームではできないレベルだ。
友人 : 瞬間的?
ドワ・T: そう、瞬間的。普通のゲームの盛り上がるところって、プレイヤーのノリとか、シナリオとかの要素から引っ張り出されるだろう。このゲームでは、全員が共通の目的に向かって、アイデアを考えるのだけれど、そこがシンクロしだすの。その結果、誰も予想つかないような展開になっていく。そして、それが見事にはまるのよ。3人寄れば文殊の知恵というやつかな。間違いなく1人のGMが考えれる以上のシナリオができる。
友人 : おお、なるほど。解り易い。
ドワ・T: そして、あまりに予想外もしくは、素晴らしい展開になって、みんなが楽しむ。
友人 : ネットでも同じ評価みたいね。泣いてる子供をあやす目標が、最終的に冥王星まで行ったとか何とか。
ドワ・T: そうなのか、それはすごいな。今回使ったのは日常編だったが、それでもかなり突拍子もない展開になったよ。久しぶりに心の底から笑った。
友人 : ふうむ。なるほど、怪物的システムだね。
ドワ・T: ああ、すごく面白いシステムだ。また、来週も遊ぶことになったよ。
友人 : へえ。ショートセッション向きってイメージ強かったのでびっくりだ。メインも張れるようなポテンシャルがあるのね。
ドワ・T: ううむ、やりようによってはできるな。今回はショートセッションを2回つらねたセッションだった。やはり、本格的に遊ぶには、ウォードレスか、ファンタジーを使った方が良さそう。
友人 : なるほどねえ。わかりやすい感想ありがとう。ルールブックを読む気が増えた。
ドワ・T: いえいえ、これは面白いぞ。
友人 : ところで、進行の仕方についていいかな。最初のシチュエーションを提示したら、あとはアドリブがほとんどになっちゃうの?(おおまかなストーリーはあるにせよ)
ドワ・T: ああ、SDはあくまで見守るだけなので、シナリオはプレイヤー任せですよ。
友人 : ふうむ。実際にやってみんと理解できんな、多分。
ドワ・T: いや、難しく考えないでいいよ。プレイヤーはGM+PC担当、マスターはシステムの一部。
友人 : いや、雰囲気は十分理解できたのよ。
ドワ・T: ふむふむ。
友人 : ただ、俺のイメージは、ルールブックに載ってた花見のリプレイの状況で止まってるの。花見に対して各PCが行動を宣言。結果が出た。んでもその後は? と行動の後、通常のシステムだったら、各PCごとに状況が分かれるじゃない。Aの魔法陣だとどう進めるのかなーと。
ドワ・T: 基本的にPCは、Mより始まる1つの目的のために行動する。そのため、花見のリプレイは例外的な処理と考えた方がいい。むろん、それをしてもよいのだが。
友人 : ふむ。
ドワ・T: それよりは、目的を達成するために、PC:Aが起こした行動を引き継いで、PC:B→PC:Cと行動(もしくはストーリー)を繋いでいく感じかな。 例えば、「M*ひき逃げ事件の犯人を捕まえろ」ならば、聞き込み→情報の分析→犯人の逮捕→取調べ、のようになるかな。
友人 : 各段階を、それぞれのPCが分担するのね。
ドワ・T: そう、単純に聞き込みをつらねてもいいのだけれど、全員が聞き込みが上手いとも限らないし、あんまり続けていると万能成功要素に引っかかってくる。
友人 : ターンが長引くほど、PCにとって状況が悪くなるということ?
ドワ・T: いいや、万能成功要素と言うのがあって、その成功要素がセッションの30%以上で使用できる場合に、GMから取り消しを要求される。だから、同じ行動を続けては行なえない・・・おっと、別にできるけど、前に使った成功要素が使えないだね。
友人 : あー、なるほど。聞いて思い出しだ。Ver1にもあったな、それ。
ドワ・T: ほうほう。
友人 : 理解できた。セッションの進め方の根本からして考え方が違うのね。PCの行動は目的ありきなわけね。
ドワ・T: そう、プレイヤーはMからゲームの目的を果たすために一致団結する。ただし、PCは別の目的を持ってもいいよ。
友人 : シナリオの目的とは別に、プレイヤーの目的もあっていいと?
ドワ・T: 構わない。最終的にMより始まるゲームの目的が果たせればいいから。そして、SDが決めていないことは、プレイヤーが決めていいので自由にやれるよ。
友人 : なるほどね。十分理解できた。ルールを読み込んでみよう。