風邪と絶食

風邪は正式にはウイルス性上気道感染症というようにウイルスが原因だが、
広義に細菌性、混合感染(ウイルス+細菌)を含める場合が多い。
最近、米国イェール大学免疫生物学講座のMedzhitov教授が風邪のときの
食事をどうするかに関連した研究論文を医学雑誌Cellに発表した。
ウイルス性の場合は食事(ブドウ糖)を摂ることで症状が改善するが、
細菌感染では食事(ブドウ糖)を摂ると症状が悪化することが示唆された。
風邪の時に無理に食事すると症状が悪化することもあり得るということだ。
まだ基礎研究の段階であり、またウイルス、細菌には多くの種類があり、
混合感染の場合など、それぞれで異なる結果になるかもしれない。
今後の展開に期待したい。

Wang A, Medzhitov R et al.
Opposing Effects of Fasting Metabolism on Tissue Tolerance
in Bacterial and Viral Inflammation
Cell 166, 1512–1525.2016
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27610573

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