そんな謝罪では日本医師会が危ない
またまた僻地の産婦人科さんのところで木下理事の「明文化」謝罪会見というネタが紹介されてました。報道では見あたりませんが,司法の介入を謙抑的に行うという文書の取り交わしがあると仰っていたのはウソだった,とのことです。もともとそんな説明を信頼していたひとも少ないとは思いますが,とりあえず医師会としてそれを根拠とした見解や説明は撤回するのが筋でしょう。「ああ、ちょっと行過ぎた書き方をしてしまったかもしれない。お詫びします」と頭を下げて済む話ではないと思います。これで会員からの信頼が地に落ちて医師会が困るのは勝手ですが,医療安全調査委員会の方向性について医療者代表が賛成している,という根拠にされる話ですから,医療全体にとって害悪といえます。
- 作者: 田中辰巳
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2006/10
- メディア: 文庫
- 購入: 1人 クリック: 12回
- この商品を含むブログ (10件) を見る
追記(2008-05-29 11:55)
TBを頂いたこちらの記事によれば医師会としての見解を出すのにかなりドタバタがあった模様です。「ほっと安心してついよけいな一言」というのはいかにもありがちな話ですね。今後の展開に期待。