ペットを飼う人は、マダニ感染症にご注意を!

<ペットを飼う人は、マダニ感染症にご注意を!>

 毎日猛暑が続いていますが、皆様如何お過ごしでしょうか?
 当方、エアコン嫌いで網戸にしているせいか、蚊に刺されることが多くなりました。

 さて、犬や猫をペットにしている方は、蚊だけでなく、ダニにもご注意ください。
 厚生労働省によると、マダニが媒介する「重症熱性血小板減少症候群SFTS)」について、犬からヒトに感染した事例が報告されています。
 厚労省はイヌやネコの血液や便を通じて感染する恐れがあるとして注意を呼び掛けています。

 それによりますと、徳島県の40代男性の飼い犬が食欲廃絶などの体調不良を起こし、動物病院で受診したところ、SFTS感染が判明したそうです。
そしてその後、飼い主の男性も発熱などの重い症状が出て、感染が明らかになりました。
なお、この男性はマダニにかまれた痕はなく、粘膜から感染したとみられるそうです。

ちなみに、SFTS症例は届け出対象となった2013年3月以降、西日本を中心に約300例報告されています。
また、この感染症は猫にも発生する事が知られており、野良猫にかまれた女性が発症して死亡した事例があるそうですので、ペットを飼っておられる方は十分ご注意ください。