幽鬼の源

2007-03-17

[]【+4】猫だまし

“神様系”の怪異であるが、神威に対する畏れというものを扱った、なかなか意義のある作品である。

こういう霊験あらたかな体験談であるので、検索できるだけの情報が書かれてあっても問題はないと思う(これが“呪い”やら“祟り”であれば、あまり大っぴらにするのはどうかとも思うが)。

関西地方では知る人ぞ知るという奇祭なので個人的にも知っているが、このような現象が起こったことが報告されて改めて「すごいな」と思ってしまった。

全体的には文章のテンポが良く、非常によくまとまったという印象が強い。

後日談については、あってもなかってもというレベルである。

ただ気になるのが、タイトルである。

“猫だまし”という言葉はあまり良い意味で使われる語でなく、また字面としてもややひょうきんなイメージが強い。

「厳格な神」という表記があるので、“硬派でしっかりした”という印象を与えるような語にした方が良かったのではないだろうか。

だが貴重な体験談という価値は揺るぎのないものであり、高く評価したい。

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