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脳無しの呟き《土鍋と麦酒と炬燵猫》(旧) RSSフィード Twitter

2012/02/09

家電量販店

少し大きな家電量販店に入って白物家電をあれこれと物色してたのだが、店員から「背の低い男性を見ませんでしたか?」と声を掛けられた。見たような見ていないような感じだったのだけど、店員の後ろ側から近寄ってくる男性を見つけたので、「彼じゃないですか?」と指をさした。

近寄ってくる男性はまっすぐ私の前まで来たので驚いたのだけど、さらに驚いたことは、その男性が店員からは見えていないということだった。私が何を言おうと周囲を見渡すだけの店員は、そのまま私たちを放置して他へ行ってしまったのだ。

私の正面に立つ男性は、目をまっすぐ見て「掃除機は買い換えた方がいい」と言う。「今の掃除機は誰かに売って、別のものを買わないとダメだ」と念押ししてくる。現在使用中の掃除機は昨年買ったばかりのものだけども、それを伝えても買い換えろの一点張り。

なぜそのようなことを言われるのか、よくわからないままに帰路に就く。自宅に着いてからはテレビを観ていたのだけど、落ち着いた頃に部屋の真ん中に置いてあった黒電話が鳴った。受話器を取ると「そのテレビも買い換えた方がいい」とあの男性の声がする。どう反応すれば良いのか悩んでいたら、テレビが勝手に消えた。

「消しておいたから」

そう言って男性は電話を切り、私は暗い部屋で固まったところで目が醒めた。

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