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脳無しの呟き《土鍋と麦酒と炬燵猫》(旧) RSSフィード

2012/02/22

ワタミフードサービスにおける女性新入社員過労自殺労災認定と渡邊社長のおかしさ

入社2ヶ月で精神的に追いつめられて自殺することになったという女性社員に関し、労災認定が下ったというニュースを読んだ。以前からブラック企業ということで有名になってはいるが、新入社員でなくても慣れていない業務をこなすことが要求された上、長時間拘束および休日なしの休憩も取れないとなれば、思い悩むことになるだろう。

仕事に追われて世の中の流れもなかなか掴めず、誰にも相談できなくて孤独感を募らせるという状況だったのではないのかと勝手に想像したりするのだけど、残された手記の内容を読むと悲しくなる。

手帳に記された日記には亡くなるおよそ1か月前に、「体が痛いです。体がつらいです。気持ちが沈みます。早く動けません。どうか助けて下さい。誰か助けて下さい」と書かれていたということです。

「和民」の女性社員自殺 労災認定 NHKニュース

亡くなる1ヶ月前ということは、入社してまだ1ヶ月ということ。たった1ヶ月で人を追い込んでしまうという環境とは、どのようなものか想像するのは難しい。一般的に想像できるレベルで仕事が厳しいという程度であれば、誰にも見せない日記に「誰か助けて下さい」などとは書かないだろう。どれほどのプレッシャーがあったのか。残りの1ヶ月はきっと、頭の中もぐちゃぐちゃだったのではなかろうか。

このような状況で発せられた渡邊美樹社長の発言が酷過ぎるのだが、正気だとは思えない。

慣れない仕事に追われて目の前の仕事に押し潰されてしまった入社2ヶ月の新入社員が、社長のやろうとしていることを知っていて心から応援して期待していたなんてあるわけないだろう。決め付けで書くけども絶対にありえないですよ。誰にも相談できずに追い込まれた人というのは、目先にあるものにさえ反応できなくなってくるものです。よくもまぁぬけぬけと書けるものだと。

こういうことを平気で書ける人が、前回の都知事選を契機にして政界進出を狙うであるとか冗談もほどほどにしてほしい。介護業界にも手を出しているけど、そちらの評判も介護に関わっている方々から話を聞けばほとんどが否定的な意見しか拾えません。前回都知事選でも当然のことながら投票はしておりませんが、今後も投票することはないでしょう。今後ワタミ系飲食店に入ることもないでしょう。

辞める勇気が彼女にあればと思ったけども、普通の手続きで辞めることなんてできなかったのだろう。他の人のことも無視して逃げる勇気があれば良かったのになと考えたりするのだけど、とても真面目な人だったのだろうな。切ない。

2012/02/04

猫と環境省動物愛護管理室

Twitter 上で流れて知ったニュースなのだけど、動物愛護法のせいで猫カフェの営業時間が短くなるという話。『夜行性なのに…展示時間制限に「猫カフェ」困惑 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)』とのこと。渋谷には夜遅くまで子猫を売っているお店があることは知っていて、アレは本当に見ていられないのだけど、それとこれとは話が違うだろうと。というか、記事を読んで驚いた箇所。

 環境省動物愛護管理室は「『夜は犬猫を休ませるべき』という総論は、多くの人が納得するはず。法律で規制をかける以上、個別の業種に例外規定を設けることは難しい」と話す。

夜行性なのに…展示時間制限に「猫カフェ」困惑 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

概ね夜に休むのは人であって、猫は元気です。環境省動物愛護管理室の中にいる方々は、猫を飼ったことがないのだろうか。いや飼っていなくても良いけれど、猫がどのような生物なのか調べなかったのか。猫は1日のほとんどを寝て過ごすし(成猫でも毎日半日以上は寝ている)、お昼から夕方くらいはたいてい爆睡タイムなのだけど。「夜は休ませるべき」とか無知も良いトコだな。こちらが寝ている時に遊んで欲しくて起こされることとか、きっと経験したことがないのだろう。

猫カフェなんざ、むしろ夕方から始めて翌朝方までを営業時間にした方が盛り上がるんじゃないかと思うくらいなのだけど。業務形態調査して動物の生態も踏まえた上で例外規定でも作れば良いのに。深夜まで営業している販売店を見ていられないのは、狭いゲージに押込められて眩しいライトに当てられたまま何時間も大勢の人がごった返してまともに寝ることもできやしないだろう環境だからなのに、彼らにその本質は見えていないらしい。

2012/01/27

長期取材から生まれた記事の裏側に思う

もう一昨年のことになるのだけど、Librahack 事件当時 *1 、私も片足の小指の先くらいは、顔を突っ込んでおりました。その時に知ったのが朝日新聞社の記者である神田大介氏 ( @kanda_daisuke ) で、取材記事を書かれていたことが思い出されます。

先日は氏の取材した Winny 絡みの記事 (『朝日新聞デジタル:〈ニュース圏外〉密かに続くネット流出 さらす側の本音』) が無料公開されたのだけど、その文字数は 2,000 文字に満たない(1,600 そこそこ)。内容を考えればかなり推敲された文章だなという印象を受けたのだけど、当日の Twitter での呟きを読んで「あれ?」と思った。

長期取材の結果であの文字数なら、きっと他にも山のように書きたいことがあったに違いないと感じたもので、裏話が始まるのを待機してリアルタイムでまとめることにした次第。それが以下。

■神田大介氏(朝日新聞記者)によるファイル交換ソフトにおける情報漏洩記事裏話(追記あり) - Togetter
http://togetter.com/li/247294

本日の追加を含めてお話はやっと終了という感じなのだけど、裏話の分量はメインの記事を軽く上回る。そしてやはり、裏話はおもしろい。興味のある話題が記事なって、その取材に関する裏話が即時のタイミングで記者本人から発せられるというのはやはり時代を感じます。こういうのを読むと、プロがプロ足り得る理由というものよくわかる。

私もかなり昔に文章を書いてた時期があったのだけど、文字数制限というのはとても大きな壁。決められた文字数内で如何に物事を伝えるかと云うのは本当に難しいこと。本来であれば、ネットで公開するならば文字数を気にせず書けるはずなのだけども、紙面との兼ね合いなのでしょうかね。最低限を伝える文章だけでは伝わらないものが、たくさんあるのだよなぁ。

氏の感情であるとかもっと伝えたかったであろうこととか、いろいろなものが見えた数日でした。

2011/09/20

もし目が見えなくなったら

かなり以前になるのだけど、私が右目に『中心性網膜症』を患ったのを書いたことがあって、その後は一旦治ったのだけども現状再発中だったりします。放っておけば治る病気だと云うことなのだけども、ちょっと今回は長引いていたり。ストレスが主な要因らしいけど、それもこれも(ぶつくさぶつくさ)。

まぁともかくは明るいところでモニタが見えづらくなるので、某社なんかでお借りしているスペースでは蛍光灯の灯がいやんな感じ。節電を兼ねて蛍光灯の使用本数を減らしたそうだけど、それなら私の真上にあるヤツを外して欲しいくらい。自宅でモニタを見る時は調整できるからいんだけどねぇ。明るくしないと目に悪いとはよく云われるけれど、むしろ逆なのだよなぁ。

ある意味慣れっこになってきた状況ではあるけれど、眼科に行くまでは「このまま見えなくなったらどうしよう」とか思うわけです。当時はもし「見えること」「聞こえること」「喋ること」のどれか1つを失うなら……などと考えたこともあって、やっぱり「見えないと仕事できなくなるよなぁ」という結論が出たりして。

ちなみに個人的には、喋ることができないとカラオケも楽しめないと思うと結構難しい問題ではあるなと考えてみたりもする。ところがまぁ、(後天的に)片方の耳の聴覚を失った知人が言うには「片方しか聴こえないと、人が歌ってるのは雑音以外の何ものでもないんだよねー」みたいな感じらしく。「ああ、カラオケ楽しみたければ聴覚も必要なのか」な短絡思考で納得してみたり。

これは人によるのかも知れないけども、なんにせよ結局のところは健康がいちばんだということで。それにしてもこの手の話を書くのが難しいのはなんでだ。たったの1段落をどんだけ書き直してると思ってるんだこら。

さてさてともかくはまぁ、目の話。いつも読んでる日記があって、今回は「もし自分の目が見えなくなったら」に対する回答が書かれていて目からウロコ。盲目の人にとってウロコがあるのかどうかは知らないけど、この文章はとても感激してしまった。

ある知人 (マツダさん) が Linux をインストールしたいというので、 きょうは午後半日をまるまる使って、Skype で彼にやり方を教える。 ちなみに先週もやったのだが、iso イメージをダウンロードして、 Windows のコマンドプロンプトで cdrecord.exe を使って CD イメージを焼くところまでで半日かかった (彼は Windows では JAWS を使っている)。 きょうは brltty を使って実際にインストールが完了するところまで行ったのだから、えらい進歩である。 新山は向こうの画面は見えないし、相手も点字ディスプレイしか見えないので、 brltty が動かないと何が起きているのかわからない、完全にお手上げ状態。 ちなみに、grub のプロンプトは「めくら打ち」である。 最初は netinst でやろうとしたのだが、彼の環境は無線LANしかなく、 WPA が使えないとネットワークに接続できない。 しかしそんなもんは通常のインストーラにはないので…うだうだ。

以下、盲人が自力で Debian をインストールするときのメモ:

  • debian-6.0.2.1-i386-netinst.iso では brltty をインストールしてくれない。
  • debian-6.0.2.1-i386-CD-1.iso を使っても、 シリアル接続の場合はデフォルトでコンソールが見えないので、 インストールが終わってからシェルを起動し grub.cfg を nano で人手で書き換える必要がある。 (ほんとはgrub.cfgを生成するパラメータが何かあるんだろうけど…不明)
  • とくに相手が初心者の場合、起動してから覚えてもらう予定のこと:
    • メッセージの見方、とくに記号の読み方。 (たいていのユーザは点字による / ~ # @ などの表示に慣れていない)
    • ログインとログアウトの方法。
    • root権限をとる、そこから抜ける方法。
    • 再起動とシャットダウンの方法。
    • bash履歴の使い方。
    • ls, cat, more の使い方。ls -l の見方。
    • ディレクトリツリーの概念とcdの使い方。
    • バイナリファイルの実体と $PATH の概念。
    • apt-get の使い方。
    • nano あるいは vi の使い方。
  • CD-1 からwpasupplicant をインストールする。
  • /etc/defaults/grub で起動パラメータをただしく設定しておく。

まだやることが山のようにありそう…。 彼が一人前のLinuxユーザに育つのはいつか?

それにしてもあらためて思うのだが、Debian は嫌いだ。 あのインストールガイドは人をバカにしている。 たとえばインストールガイドの 4.2節 "ミラーからファイルをダウンロードする" のページから、実際の .iso が置いてある国内のディレクトリへすぐにたどり着ける人いる? じつにムカつく。にもかかわらず、デフォルトで点字サポートをしているディストリビューションはこれダケなのだ。 不幸なことよ。(もしかして Ubuntu でもあるのか? まあどうでも余炉)

盲人が自力で Debian をインストールするときのメモ

何とかやろうと思えば何とかできるということを知る、ということを知ることがどれだけ大事かということがわかった。そりゃぁ大変だろう。私なんてへたに数十年も見えているものだから、これがもし全盲になったとしたら精神的にも厳しい。ストレスで『中心性網膜症』も再発するに違いない。でも、何とかなることはわかった。まったく知らなかったから『点字ディスプレイ』に関しても調べてみたが、ありゃすごいな。

仕事は厳しいかもだが、2ちゃんねるや Twitter くらいなら普通に読み書きできるようになることができる気がしたので、あまり今の病気を気にするということも止めてみた。どうなろうが、その気があれば何とかなるんだろう、きっと。つか早く治らなんかなーくそー。

2011/09/04

新しい国民健康保険証が届いた

フリーランスをしているので、国民健康保険に入ってお世話になっています。今日は新しい保険証が届いたので、財布に入れていたものと入れ替えようと思いつつ裏を見たらびっくり。以前にはなかった臓器移植への意思表示欄が新設されてました。署名をしておけば、何かあった時にこれで対応してくれるようだ。

国民健康保険証の裏側

保険証の項目は3つあって、以下のように書いている。

  1. 私は、脳死後および心臓が停止した死後のいずれでも、移植の為に臓器を提供します。
  2. 私は、心臓が停止した死後に限り、移植の為に臓器を提供します。
  3. 私は、臓器を提供しません。
    《1または2を選んだ方で、提供したくない臓器があれば、×をつけてください。》
    【心臓・肺・肝臓・腎臓・脾臓・小腸・眼球】

この手の意思表示カードをどうしようかと思っていたところなので、個人的には助かる。持ち歩くカードの枚数は少ない方が良いに決まってるし。実際にその意思を行使することになったとき、ちゃんと使ってもらえるかどうかわからないけど、とりあえずはしっかりと書いておくことにした。