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2009-06-20

AMEE仕様・API概要

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AMEEがどんなAPIを提供しているのかについてのページを読みました。こういったAPIを今まで使ったことがなかったので、良い勉強なりそうです。

http://my.amee.com/developers/

AMEE仕様・Carbon dioxide emissions

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大気中の二酸化炭素濃度の上昇に影響を与えているのは何か、というところから始まり、何を測定して、何を減らすべきか、測定するためにはどうすればいいのか、と話が進んでいく資料です。

読んでいて感じたことは、そもそも二酸化炭素の排出量の正確な値を算出することは難しく、そんな指標をベースにして、金銭的な問題が絡む排出権取引や炭素税を導入することが可能なのかということです。やるにしてもルール作りが大切なんだろうし、やってみなければ問題点も見えてこないんだろうなとも感じました。あまり厳密に排出量の測定をやりすぎても、無駄なコストを省くどころか、かえって工数や経費がかさみ、良い結果は得られないのではないかと思いました。

このAMEEのwikiを読み進めていけば、どのような炭素の計算手法があるのかを知ることができそうなので、続けて調査を行なっていきたいと思っています。

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  • Intro
    • 大気中の二酸化炭素濃度の上昇に伴って、世界の平均気温は上昇傾向にある
      • 人間の活動の結果によって、二酸化炭素の濃度が上昇していると考えられている
    • AMEEデータの仮定を理解するためには
      • 直接排出と間接排出の違いを理解することが重要
      • 化石燃料を燃やすことは、二酸化炭素濃度の上昇を引き起こす大きな要因だということを認識すべき
  • Fossil fuels
    • 二酸化炭素の排出
      • 自然なことであり、回避不可能なプロセス
      • 人は二酸化炭素を吐き出す
      • 森林火災でも発生するし、植物も夜間は吐き出す
      • しかし、これらによって発生した二酸化炭素は、大気中から比較的早くなくなるので、濃度の上昇を引き起こすようなことはない
    • 森林の役割
      • 昼間は、二酸化炭素を大気から除外している
      • 木の中に、様々な炭素の分子として蓄えられる
      • もし木が燃やされたら、炭素の分子は、酸素と結合し、二酸化炭素として大気に放出される
      • 我々が食べるものの中には、それらの炭素の分子が含まれている
      • それが、呼吸とともに吐き出され、また森林が吸収する
    • 濃度の変化
      • 長い間、これらのプロセスは安定していた(吸収と排出がバランスしていた)
      • 大気中の二酸化炭素の量も変化していなかった
    • 化石燃料
      • 何百万年の時を経て、生物の死骸から構成される物質は地下に埋められ、カーボンサイクルから除外されてきた
      • これらの物質は、石油や石炭、ガスへと姿を変えていった
      • このような化石燃料を掘り出し、それらを燃やし、電力などを得ている
      • ここ最近は、排出された二酸化炭素が大気から除去されていない
      • カーボンサイクルのバランスが崩れ、それが濃度上昇を引き起こしていると考えられている
    • 重要なポイント
      • 人間の呼吸、森林火災、植物油による運転
      • これらによる二酸化炭素の排出が、問題の原因になっているわけではない
      • 問題は、化石燃料の燃焼によって引き起こされている
  • Direct vs indirect emission
    • "直接"排出
      • 化石燃料の燃焼によって、二酸化炭素が"直接"排出される
      • 部屋を暖めるために木を燃やしたり、車を動かすために植物油を燃やしても、わずかに二酸化炭素を排出するが、カーボンサイクルに影響を与えるようなことはない
      • これらは、"直接"排出はゼロと考えてもいい
      • しかし、"間接"排出している可能性はある
    • "間接"排出
      • 部屋を燃やすための木を運ぶために、化石燃料からパワーを得たトラックを使っているかもしれないし、木を伐採するときに、化石燃料によって動いている機器を使っているかもしれない
      • 例え、自分で植物油を作り、それで車を運転したとしても、その車そのものの製造で化石燃料の燃焼が関わっているかもしれない
    • AMEEの立ち位置
      • 基本的には、"間接"排出はAMEEのデータに含めない
      • 例外は、電力や個人的な所有物の利用による排出
      • 1リットルの石油を燃焼することによって排出される二酸化炭素の量の中には、タンカーによる運送で使われた"間接"的な排出量は含まれない
      • "間接"排出を除外する理由は、個々人の状況に応じて、正確に予測・算出するのが難しいからだ
  • Uncertainties in estimating carbon dioxide emissions
    • 二つの潜在的な不確実性
      • ユーザーより提供されたデータに間違いがあること
      • profileItem/dataItem/algorithmの仮定が正しいかどうか
    • どう防ぐか
      • 一つ目については、やれることは少ない
      • 二つ目については、不確実性を減らすためにできることはある
      • AMEEのデータが設定している仮定を理解すること、ユーザーへ問いかけるときの言葉に注意することが大事
    • 正確な炭素計算を行なうために必要な質問の例
      • 何KWhの電気を一ヶ月に使ったか、サプライヤーはどこか
      • 部屋を暖めるために一ヶ月にどのくらいのgas/oil/coalを使ったか
      • 車を運転するために一ヶ月に何リットルのpetrol/dieselを使ったか
    • 炭素計算機の目的
      • 個々の二酸化炭素の排出量を正確に算出することではない
      • ライフスタイルにおけるどの要素が、二酸化炭素の排出に最も大きな影響を与えているのか
      • 最も多く削減することができるアクションは何なのか
      • そんな気付きを与えることが目的
    • ユーザーへの質問の仕方
      • もし、運転するために使った燃料の量を問わず、月間の走行距離を聞いたら、もっと多くの情報をユーザーから聞き出さなければならなくなるだろう
      • 車の大きさが異なれば、燃費も異なる(小さな車なら、大きな車の半分の燃料で同じ距離を走れることもある)
      • さらに、どこを走ったか(都心か、郊外か)、どんな走り方をしたか(ゆっくりか、飛ばしたか)、といったことも聞かなければならなくなる
      • 質問の仕方によっては、質問すべき項目が多くなってしまう
      • なので、良い炭素計算機を作るためには、結果の正確性と結果を得るために必要なデータ量との間のどこかで妥協する必要がある
    • 炭素計算機を設計する際の注意点
      • 質問項目が多くなり、実装が複雑になってしまうことは、珍しいことではない
      • なので、質問項目を減らしたいという誘惑が起こるかもしれない
      • しかし、質問項目を減らすことは、仮定を増やすことになり、計算機の実装が複雑になり、結果の正確性が失われていくことになる