テレビも人もおもしろい

夫がテレビをつけて 小さい音でこまごま返答してる

突っ立って見ながら笑ってしまった

おかげで大好きなお相撲をみのがして それでも残念でもなく可笑しかった

大阪弁のアクセントって真実味がある

馬鹿ではない阿保の真骨頂のようなもの

ああ 近頃本を読まなんだ 女子会幹事の下見もタダ疲れた

のどになにか詰まったようで息もようせんかった

微妙なアクセントの変化・・・どこの生まれやったんかな

どんな子供時代でどんな親兄弟がおったんやろな

自分をつらつら考える あ〜つまんない 

古い箪笥の引き出しに朕の文字をみいだしたことだってある

親が遅く産んでくれてありがたいのはこういうときか

なにかすっとんと落ちて行った感じ

いやいやな〜んにもわかりませんけどね








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久しぶりの午前二時

なんと久しぶりだろうか

はっきりときっぱりと目覚めた

どろどろと眠りこけていた数か月 つらかった

大好きな本も読めずにいた

この私の中の黒い犬をどうやって飼いならせというのか

時折やってきては不機嫌をまきちらし

皆を私を途方に暮れさせる

さてまあ 目は覚めた 寒いが暖房はつけない

小さな愛猫が膝にのって温めてくれている

鬱の落ち込みの早いことといったら悪魔のよう

救いのように目覚めが来た 恩寵だ

同じことは長くは続かないよと大好きなドクターが云った

信じて待った 終わりの始まりかな

しかしこのさわやかさはどうだろう

幸せでまぶたがあつい・・・

無理はしなくていいのだ マイペースでいこう

書きたくなったら 読みたくなったら 物言いたくなったら

自然に紐解こう 鼻歌でもうたおう

私の神様ありがとう 





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