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 問わず語り

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2017-10-06

カズオイシグロ


思ってもみなかったと言ったら失礼だろうか・・・

ノーベル文学賞 カズオイシグロ の知らせに驚き喜び

しみじみとした気分になった

彼は純粋日本人だけれど父上の仕事の都合で渡英そして帰化

素晴らしい作家となった

緻密で繊細な文章豊かな内容にひきつけられて

幾度読み返したかしれない

同年代であった・・・もっと自分よりも年上かと思い込んでいたのだ

テレビに映る彼の風貌は知的でたくましくて

本棚に直行してしまった

またページを開く 不思議で厳格で優雅な世界にいざなわれる。




               ・

2017-03-23

テレビも人もおもしろい

夫がテレビをつけて 小さい音でこまごま返答してる

突っ立って見ながら笑ってしまった

おかげで大好きなお相撲をみのがして それでも残念でもなく可笑しかった

大阪弁のアクセントって真実味がある

馬鹿ではない阿保の真骨頂のようなもの

ああ 近頃本を読まなんだ 女子会幹事の下見もタダ疲れた

のどになにか詰まったようで息もようせんかった

微妙なアクセントの変化・・・どこの生まれやったんかな

どんな子供時代でどんな親兄弟がおったんやろな

自分をつらつら考える あ〜つまんない 

古い箪笥の引き出しに朕の文字をみいだしたことだってある

親が遅く産んでくれてありがたいのはこういうときか

なにかすっとんと落ちて行った感じ

いやいやな〜んにもわかりませんけどね








                 ・

2016-11-07

哀歌上・下

絶え間なく本を欲する者である

きちんと椅子に掛けて正しい姿勢で読む

ここに私はたびたび本を読んだことを記録する

すると誰彼が「おや!」と手に取って下さるようである

一人占めしたくなるような本もあり・・・黙っていることもあり

恋しい男は誰なのか人に知られたくはない が 吹聴したいの二心

読み返し 繰り返し やがて終わりがくる 幾度も終わりがくる

始まりは常に終わりに向かっている

私が思い描いたように いえ そうではなく・・・

曽野綾子さんの作品はどれも諦観に満ちていて 悲しみに満ちていて

猫を猫かわいがりしている夫婦の悲哀をなだめてくれる

人生には辛いことがずっと寄り添っていて心を震わせてくれる

そのことを教え納得させてくれる

今 自由のない君に

今 健やかでない友に

今 孤独なあなたに

今 すべてが思うようにならない君達に

今 命をかけて子を欲している娘に

この「哀歌」を贈りたい

読み進み 読み終えることができるだろうか

途中で投げ出してもかまわない

とにかく読み始めてみてほしい





                ・

2016-10-02

読書の秋

一年中読書の季節ではあるけれど

十月は格別の時だ

このところ 賞をとった本ばかりえらんで読んでいた

受賞作品というのは作家の渾身の作であるから当然こちらは一気読みとなり

疲れるほどの読後感

珍しくスリラーサスペンスものにはまった

作者は道尾秀介 なかでも「シャドウ」は本格ミステリ大賞受賞作

「心室細動」は結城五郎作 第15回サントリーミステリー大賞受賞作

幻冬舎文庫 貫井徳郎作 「後悔と真実の色」は第23回山本周五郎賞受賞作

芥川賞、直木賞を読む機会からは意図して遠ざかっているこの頃だが

ちょっと読んでみようかという気にもなった

しかしこれまであまり読んでいなかったミステリー

この世はスリルとサスペンスに満ち溢れている

本の中に真実があるように思える

そして! 朔立木の作品がおもしろい





                ・

2016-06-06

関東も梅雨入り

今朝は起きた時よりも雲が厚くなって暗い

雨が降るとは予報に無いが 降ってもおかしくない空模様

こんな日はアジサイが美しく映える

明月院に出かけて行かなくても

ご近所さんのお庭の花が季節を謳歌している

アジサイは弱々しいなりだけれど なんとも強いことはご存知

去年の枯れ花がしっかり残っていたりして

その景色がなかなか面白い

あぁしかし 傘をもっての買い物は鬱陶しい

手が三本あったらな・・・

あ! 菅笠をかぶろうか こりゃ可笑しい

これから約ひと月降ったり上がったり

大雨にならないことを祈る

晴耕雨読 私は耕しはしないが雨読は得意

今は「永井するみ著」にはまっている

雨の日は黙読





                ・

2016-05-25

小杉健治著


長い期間本をアップしないでいたが読んではいた

このところじっととらわれの身であったのが「小杉健治」

「冤罪」 「正義を測れ」 「贖罪」 など・・・

プロフィールの写真は穏やかで優しい面差し 1947年生まれ

ひとしきり読み これが最後と手に取ったのが「絆」

これがまた惹きこまれて息をするさえ忘れるほどの本だった

人の心の真実をここまで書ききる才能は 小杉氏の優しさに違いない

夥しい量の読書、裁判の傍聴、法律を見通す能力、

語り口調の淡々としながらの厳しさ

しかしそれはどこまでも登場人物の真実をあらわすためのものだ

久しぶりに佳き作家と本に出会った この出会いを大切にしよう

私の人生に役立てよう



                 ・

2016-03-22

夏樹静子さん逝く


作家の夏樹静子さんが亡くなられたと報道で知った

彼女の本で一番印象的なのは「白愁の時」

アルツハイマーについて世の人々が耳にし始めた頃だった

自分が日々刻々と失われていく恐怖 諦観

最後はいつも縛られていたと思しき腕時計を

空に向かってほおり投げる

単なる興味だったものが明らかに私自身にも近づいていると

感じられるこの頃となった

ほかに「Wの悲劇」「椅子が怖い」など

ほんとうに身近な物語がたくさんあってわくわくとさせられた

もの静かな面差しにお別れをしなければならなくなった


          合掌



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2015-11-26

原節子さんの思い出


初めて読んだ小説は 石井桃子さんの「ノンちゃん雲に乗る」だった
小学校の低学年の頃 叔父さんにもらった古びた本
それはそれは私の心を惹きつけ夢中にさせた
幾度繰り返して読んだかしれない
それはもう暗記してしまうほどだったな

今朝 女優の原節子さんの訃報に あぁと思い出した
ノンちゃん役は鰐淵晴子さん そしてノンちゃんのお母さんは
原節子さんだったのだ
後に映画で観てワクワク! 本の通りそのままで
始まりの木漏れ日の眩しさを新鮮に思い出す
当時の私はあまりに幼くて原さんの美しさよりも
ノンちゃんの可愛らしさにうっとりしたものだった

今朝のニュースによれば
監督の小津さんが亡くなってからは
きっぱり映画の世界から遠ざかったという
95歳での逝去
私の大好きなノンちゃんのお母さんのご冥福をお祈りする

原さんは雲の上の存在だったようだけれど
ほんとうに雲の上に逝ってしまわれた
優しい美しいお母さん
どうか私たちを見守って下さい




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2015-11-14

作家の年齢


一冊読んですっかり魅了されて同じ作家の小説を読み続けることがある
ハズレなしで面白いし その人の知識の深さやうまさに 
そして物語に感動することがしばしばある
そういう時はたいていの場合自分よりずっと年長者である
ところがこのたび知ったある作家!
私よりも2歳年下だった!・・・

それなのに「すっごく若いなぁ!」と声にしてしまった
私にはまだ居ないけれど孫のいる年齢なのだ
笑ってしまう
鏡に映る顔はまるで姉か母の様相を示しているのに
心持は三十代くらいでストップしている
息子より若い母親がいるもんかい アハハ。。。


あらためて作家をなす人の
才能に敬意を表しつつ読み進む
読者を虜にする筆致はすごい
書くために生まれてきた人なのだとしんから感じる


その作家の名前は独り占めしたいので誰にも教えない
けちんぼのEPOM うっふっふ




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2015-09-23

マイブーム本


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 柚木裕子さんの本は今私をとらまえて放さない

 画像は4冊だが他の本も書きおろしを待ちわびては読んでいる

 紹介した検事ものは特に秀逸 賞をとっている

 こう言ってはなんだが男にゃ書けない緻密さが

 私を魅了してやまない

 昨日の曽野さんに引き続き推薦図書EPOM




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2015-09-22

本は師であり友である

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

 26歳の時に朝日新聞に連載されていた曽野綾子さんの「神の汚れた手」

 私は次男をみごもっていたのだった

 今思えば到底そんな時期に読むべき内容ではなかった

 しかし毎朝玄関で座り込んで読みふけった

 曽野綾子さんという作家に完全に魅せられてしまい

 以後20年間彼女の小説を読み

 新刊はおいかけるように買い求めた

「心にのこるパウロの言葉」はいつも持ち歩いていたっけ

 最近の曽野さんはお歳を召してしまわれて

 小説は書いておられないようだし

 私自身がエッセイを好まないので題名を見る程度にしているが

 彼女こそ私の人生に影響をあたえた人と言える

 曽野さんの言動を良く言わない方々がいるが

 それは本を読んでいないからだと言い切れる

 どうか彼女のデビュー作「遠来の客」から順に

 読むことを御薦めするものである

 私は辛い時慰められ勇気をもらい力が満ちてくるのを感じたのだ

 今も本棚に幾冊もの曽野さんの本を並べ

 背表紙を眺め手でなぞっては心の糧にしている





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2015-08-06

阿川さん


 阿川父上様が亡くなった

 フルネーム書かないのは一冊も読んだことがないからだ

 佐和子さんがどちらかと言えば身近な気がする

 昔からテレビの司会などで愛くるしく気さくで

 さて 佐和子さんもフルネームでないのは

 読んだことがないからというお粗末

 父上は老衰で逝去されたというからお悲しみは三分の二ほどか

 なに悪気はない 自分に比べてのこと

 これを機会に阿川親子の書を読んでみようか

 読書の秋が来たならばのこと  合掌




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2015-06-15

本を読まない日々


 活字中毒のような私が今本が読めない

 新しい本が特にいけないので

 古い本棚から背表紙を読まずに引き抜いて

 中ほどから文字を追う

 どこからでも読める特技があったっけと思い出す

 その代りゆっくりのんびりだ・・・

 作家は誰だっけ と 表紙を見る

 あぁ やはり こんにちは あなたに会いたかった

 私を憶えていますか まさか

 本は人ではないけれど ふとそんな気になることがある

 懐かしいお友達 季節のようで 風のようで 雨のよう

 それぞれに名前がある 雨の名前もあったね

 空の名前もあった

 私の今の想いの名前はなんというのだったろうか





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2015-04-25

たまには本


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 堀江敏幸著 なずな  伊藤整文学賞受賞作  私は伊藤整にクラっとくる
 読み終えるのに4週間もかかってしまった
 それでも物語の中に尚とどまっていたいと思う作品だ
 いまさら育児小説でもないのだが
 やはり幼子の匂いや手触りを思い出してジーンとしたり
 熱が出るとあせったりした。




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 嵐山さんはすごい! 芭蕉を悪党にしてしまった
 そうかもしれない そうにちがいない そうだ!
 ただいまとらわれ中







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