連休が終わります

机の上にiPadProとハンドスピナーが実装されました。
iPadProはいいゲーム機です。音ゲーしやすい。
ハンドスピナーはほんと回すだけで何が面白いのかわからなかったけど、手遊びには割といい。考え事する時じゃなくて気を紛らわして息抜きする系の手遊び。ちょっと息抜きに猫をもふもふするみたいな感じです。
ああ、これからの人生どうしよう。

天使のたまごを見た


堀江由衣さんのラジオじゃないです。押井守さんのアニメの方です。


■見たきっかけ(無駄に長いです

 最近、三鷹駅前図書館をよく利用しています。
 図書館に行くようになったきっかけとしては、前に滋賀県に出張に行った際に、1日目が愛知の豊橋で2日目が滋賀の草津と連チャンになったことがありまして、豊橋の案件が終わった後、草津に移動してホテルに泊まったんです。
 しかし、2日目が午後集合なのにチェックアウトは10時までにすまさないといけなくて、時間を持てあましてしまいました。最初の1時間は喫茶店でパソコン広げてコーヒー飲んでたんですけど、パソコンでやることもなくなり、コーヒー1杯であと2時間も潰すのは個人的には居心地が悪く店を出ました。そしたら同じ建物に図書館があって、これはいいやと入ったんです。

 ちょうど出張のお供に森見登美彦さんの「有頂天家族2」を持っていて(まあ1日目で読み終えてしまったのですが)、せっかくなので他の森見登美彦さんの本も読もうかなと「美女と竹林」を手に取りました。
 内容としてはエッセイみたいな感じで、主人公は著者本人なんですが妄想か現実が入り交じっててなんかよく分からないノリが個人的には面白かったのですが、けどまあ重要なのはそこではなく、普通の厚さの本1冊を1時間程度で読み終えてしまったことにあります。
 「あれ? 自分って読むの早くね?」って思いまして、しかも図書館なので本はいくらでもあるし、途中でつまらなかったらやめてもいいし、自分で買ったわけではないので読み流しても問題ありません。
 エロゲで鍛えられたからなのかわかりませんが、3行程度ならフラッシュ読み(造語)できるので、とにかくめちゃくちゃに早く読めてしまいます。(多分内容はしっかりとは頭に入ってない)

 出張が終わって三鷹に戻ってきて、実際に図書館に行ってみて試してみたら1日で軽く5,6冊は読めたので、これはいいやと図書館ライフが始まりました。

 最初は森見登美彦さんの本を読んでたんですが、あまり数はなくてじゃあかの有名な村上春樹さんを読もうではないかと眺めていて、最初に手に取ったのは「職業としての小説家」でした。これはほんと村上春樹さんの自己紹介的な内容でなんかめちゃくちゃ面白かったです。(なんかまた読みたくなったので今ポチりました。)
 しかし図書館なので「ノルウェイの森」とか「IQ84」とか「海辺のカフカ」とか「ねじまき鳥クロニクル」とかそういう自分でも知っている本は貸し出されて置いてなかった(置いてあっても上下巻のどちらかとかだった)ので、残っていた「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」をまずは読みました。ずいぶんと厚かったのですが閉館時間も近かったので急いで読んだ結果1時間半くらいで読み終えました。感想としてはなんかピンときませんでした。マクドナルドを襲いに行く絵本みたいなやつの方が面白かったです。
 その後に、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んでこれは面白かったです。母親も好きらしいですが、今見たらAmazonの評価はイマイチですね。
 で、今日「IQ84」のBOOK1,2の上下巻があったので読んでみて、BOOK1は割と面白かったのですが、途中でここは1984年ではなくIQ84という別の世界的な話になって、なんか面白い設定が出てきたなと思いつつも自分のどこかで何かが急激に冷めました。BOOK3は誰かが勧めてくれない限りは読まないでしょう。

 続けて村上春樹さんの別の本を読む気にもなれず、「人間失格」でも久し振りに読むかと太宰治コーナーを見ていたら(三鷹市太宰治文学サロンがあるくらい太宰治してるので特別コーナーがある)、そこに探していた森見登美彦さんの「新釈 走れメロス」があって、タイトルだけでこんなところに置きやがってとえろがみは激怒しつつも、るんるん気分で席に座って楽しく読みました。ちなみに、読み終えた本は元の位置ではなく森見登美彦さんの本が並んである位置に戻しました(戻してない)。

 そういえばアニメで「月はきれい」にとかやってましたが、今を思うと中学生に太宰治はどう考えても早いと思います。(ちなみに中学生の頃「走れメロス」の感想にホモとかマゾとか書いたらふざけるなとその授業中ずっと説教を受けてたことがあります。まあ当時はちょっとふざけてやっていましたが、今を思うと割とそういう意味合いもやっぱあるんじゃないのかと思っています。ん? 自分は太宰治を何だと思ってるんだ?)

 あ、「人間失格」の内容は完全にエロゲなので個人的には凄いオススメです。一番好きなヒロインはたばこ屋のヨシ子です。登場したときは処女で明るい性格だったのが、主人公と結ばれるも主人公が友人と言葉遊びで戯れている間に商人か誰かに寝取られて、その後よそよそしく主人公に対して敬語で喋りはじめるようになり物語からフェードアウトしていくところとか激萌えですよ。ほんといつかエロゲにしたいです。

 閑話休題、「新釈 走れメロス」を棚に置いた後にもうそろそろ帰ろうか悩んでふらふらとしていたら、ジブリコーナー(三鷹市は以下略)に「風立ちぬ」の制作に関する本があって手に取りました。そしたら、どういう技術でこのシーンを表現したとか原画家さんのインタビューとか載っていてめちゃくちゃに面白かったです。
 特にアニメータで大好きな本田雄さん(電脳コイルヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qとかのお方です。個人的には走ったり歩いたりする姿に感情や個性をのせるのがめちゃくちゃに上手い印象があります。わかりやすいところで言うならヱヴァンゲリヲンで第8の使徒をキャッチするまでにエヴァが走ってるあのシーンとか)のインタビューとか読めてテカテカしちゃいました。
 技術的に面白かったのが、文字を書くシーンって書いた文字を消してそれを逆再生するんですけど、昔は実際にセルの文字を消しながら撮ってたんです。けど、今はそれがパソコンで出来るから凄い楽になったとか。
 で、今まで技術的に出来なかったのが油絵を描くシーンでそれをやることらしくて、それがパソコン処理になったおかげで出来るようになったというのが面白かったです。他にも水の表現とか色々パソコン処理で表現の幅が増えたとかなんとか。

 そして、それも読み終えて他に何かないかと眺めていたら、アニメータについて書かれていた本があってそれを何冊か読んでいたら、その中に押井守さんの「天使のたまご」についての話題が書いてあって面白そうだなと思ったのがきっかけです(やっと本題)。


■で、見た感想(完全にネタバレ含みます)

 違法な気がしますが作品はYouTubeで見られます。1時間強程度の長さです。ちなみに自分の感想は要所要所を適当に拾って語るので一度通して見てからじゃないと通じない気がします。

 見た印象としては、まずあの作品はストーリーとかはさておき、たまごを大切そうに持った女の子というビジュアルが最初にあってそれをアニメーションで描きたいというのがあったんだと思います。
 じゃあそのたまごの中身が何なのか、敵にとってどういう意味があるのかとかそういうコンセプトは一切なく、とにかく女の子にとって大切なたまごがあるところから、どう話を展開しようかを考えていきます。
 たまごがストーリーのキーアイテムなら、まず考える展開としては、きちんと孵化させるか誰かが先に割るかです(結局たまごはたまごのままで終わる展開もありますがストーリー的にはたまごに変化をつけないと微妙な気がします)。この二つの選択は、結末がハートウォーミングか殺伐かになるかになるので、作品の雰囲気に大きく関わります。
 まあ勝手なイメージですけど押井守さんなら殺伐な気がするので割る方を選ぶんじゃないかと思いますし、ストーリー的にもそうでした。(いや、最後にゃ別のたまごが孵化するんですけどね)

 最初の展開としてはなんかよく分からないけど女の子がたまごを大切そうに抱えていて、それを一人のまがまがしい変な棒を持った男が見つけます。女の子は最初、男をうさん臭く思っていましたが、男が置いてあったたまごを「本当に大切なモノはお腹の中に入れておかないとなくしてしまうよ」(微妙に違うかも)とか言って渡してくれたり、色々親切してくれて女の子も信用するようになります。
 ちなみに自分はこの台詞や一連の流れから女の子はクリエーターを目差す子供の比喩で、たまごはその夢を思う気持ち的なものかと思いました。そして、男はそれを応援する親かなにかの比喩なのではないかと感じました。
 そして、その二人とは別によくわからない影の魚を必死に捕らえようとする人々が出てきます。これも、社会の比喩的な表現ではないかと思います。最初は何かよく分からない幻想みたいなものを叩く人間の姿を風刺しているのかと思いましたが、あとあと考えると面白いモノを必死に探すオタクの姿なんじゃないかとも思ってます。多分当時はネットも流行ってなかったはずですしね。

 話の途中で、男は昔大きな鳥を見たがもうその鳥がどうなっているのか誰も知らないみたいなことを語り出します。けどそれを聞いた少女は自分のたまごを大切そうに抱えた後、ここにいるよと男を連れ出します。そこで見たのは完全に化石となった大きな鳥だったんです。少女はその鳥を見て「私が見つけたの。あれはもう石になっているけど、この中にいるの。私が温めて孵すの。私が見つけた鳥よ」と男に話します。そして男は「知っていたよ。きっとそうだと思っていたよ」と応えます。
 そして、その後たまごを大事そうに抱える女の子をベッドに寝かせて、いくつかの建物の外の描写を行った後、かなり長い時間、男が座って女の子が寝ていて二人は動かずに火が揺れているだけのシーンが続きます。そして、その後に女の子のたまごを割ってしまうんですよね。
 その光景を見た私は、クリエータを目差す子供に対して、親(もしくは親しい人間)は最初は理解しようとしたり色々と優しくしてくれていたけれど、クリエータになった(鳥として羽ばたいた)結果、(石となって)死んでしまった(大きな鳥の)姿を見て、世間の描写を踏まえた後に、やっぱり子供の将来を不安になった親が凄い色々考えたけれど結局は夢を諦めさせたというシーンに見えたんです。
 なので、割と見ていた人にとっては「え、なんで?」となるかもしれませんが、あれは女の子の今後のことを思って割ったんじゃないかなと私は思います。

 そして、割れたたまごを見て女の子は泣きわめきます。だいたいここら辺までは割と予想通りの展開でした。

 しかし、この後の展開が凄い面白かったです。

 内容としては、泣きわめいた女の子がずっといた建物から飛び出して崖から落ちるんです。そこに大人になった自分が現れて口からたくさんのたまごを産みだします。そしてそのたまごには大きな鳥の胚が入っているわけです。
 そこからシーンが変わって、男が歩いていると大量の羽が落ちていました。(つまりは孵化してみんな立派に羽ばたいたという描写ですね)
 そして海からでかい船のようなモノが現れて、そこには多くの祈りを捧げる像があり、その上にはたまごを持った少女の像が建っていて、男が「O,Oh……」みたいな顔してそれを眺めていて物語が終わります。
 つまり親に反抗して出て行った子供がめちゃくちゃに成果を残して崇め奉られるようになりましたってことか! って思ったら笑いが止まりませんでした。作品の雰囲気はなんか荘厳というか暗くて重い雰囲気なのにオチがクリエータ無双というギャップがたまりませんでした。

 まあ、あくまでこれらは私から見た天使のたまごという作品の感想なので、こういう見方も出来るよね? えっ、出来ない? ぜんぜん違う? 作品を馬鹿にしている? あ、ごめんなさい! やめて! 石を投げないで!!! あっ、そこは! ら、らめええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!

お酒の吐き方

まあ自分たくさんお酒飲むと次の日死んで、それは仕方ないよねって思ってたりそんなに飲む方が悪いとか思ってたんですが、やっぱその場のノリとかで自分でも危ないなと思うラインまで飲んじゃうときがあるんですよね。


そんなとき身につけなきゃいけないスキルとしてお酒の吐き方があります。

昨日酔って帰ったんですけど、とりあえずコーヒー飲んで寝たんですよ。まあそのときは思いつかなかったんですが、ほんとは帰った直後に吐いておけば今日苦しまなくて済んだなと後悔しているところです。

で、さっき起きてから吐きました。自然とじゃなくて水をたらふく飲んでから自分で喉に指を突っ込んで。吐いてるときはきついけど後々楽になります。そして今から仕事です。二日酔いがきそうなのでとりあえず頭痛薬飲んでおきます。

今度からは二日酔い防止のために帰った直後にやっていこうかなと思います。

なんかいろいろあったけど

とりあえず終息した。


内容がアレ過ぎて細かく書けないし細かく書く気にもなれないけど、先送りにして準備期間を設けることで無事おさまった。


結果としてよかった気がするけど、本当によかったのかはこれから分かること。


どうか世界に生きとし生ける者達に幸多からんことを。

はてな広告消えたんですね

4年ぶりに開いたらなんとなくブログというモノを書きたくなってきた。

私生活がヤバい。過去最高にヤバい。本気と書いてマジで崖っぷち。禿げる。
これを乗り越えられるかどうかが20代最後の山場。
乗り越えたら色々と手に入るモノもあるかもしれない。
30代で挽回したい。

まあ、仕事が特に忙しくないのが救い。

4月本まとめ すくねぇ

2013年4月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3237ページ
ナイス数:0ナイス

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