Hatena::ブログ(Diary)

エンジニアのソフトウェア的愛情 このページをアンテナに追加 RSSフィード Twitter

2017-06-07

移転しています

はてなダイアリー」が役目を終えつつあるということで重い腰を上げて移転作業をしています。

わたしのブログは「ダイアリー」に書いているにもかかわらず、にポストする記事は月一回ペースの事実上「マンスリー」になっていて、看板に偽りあり状態だったのでちょうどよい機会なのかもしれません。

実はブログ移転はこれで 2 度め。2007/05/18ココログから移転しています。それからほぼ 10 年。


あたらしい記事を書く場所は 新ブログ に移転しますが 旧ブログ もしばらくそのままにしておこうと思います。



いつか読むはずっと読まない:すばらしい新ブログ

ディストピア小説フェアに乗っかってます。半年ぐらいずれてる気もしますが。

2017-06-06

矩形の中の矩形

オフラインリアルタイムどう書くE14 の中で、@yancya さんが書かれたターゲットとなる矩形(配列配列)を取り出すコードがスマートだったので、Prolog で書いてみました。


Ruby

今回の問題の特徴から解くために向きは影響しないため、解答のコードでは transposeは 1 回ですが、下記の例では向きを元に戻すため再度 transpose しています。

rect = %w(12345 23456 34567 45678).map(&:chars).map {|row| row.map(&:to_i) }
# => [[1, 2, 3, 4, 5], [2, 3, 4, 5, 6], [3, 4, 5, 6, 7], [4, 5, 6, 7, 8]]
rect.each_cons(3).map {|rows| rows.transpose.each_cons(3).map(&:transpose) }.flatten(1)
# => [[[1, 2, 3], [2, 3, 4], [3, 4, 5]],
#     [[2, 3, 4], [3, 4, 5], [4, 5, 6]],
#     [[3, 4, 5], [4, 5, 6], [5, 6, 7]],
#     [[2, 3, 4], [3, 4, 5], [4, 5, 6]],
#     [[3, 4, 5], [4, 5, 6], [5, 6, 7]],
#     [[4, 5, 6], [5, 6, 7], [6, 7, 8]]]

f:id:E_Mattsan:20170605214640j:image


Prolog

GNU Prolog で実装しています。

extract(Offset, Length, List, Extract) :-
  append(Left, ExtractRight, List),
  append(Extract, _Right, ExtractRight),
  length(Left, Offset),
  length(Extract, Length).

subrectangle(Width, Height, Rectangle, SubRectangle) :-
  extract(_, Height, Rectangle, Rows),
  maplist(extract(_, Width), Rows, SubRectangle).

subrectangle.prolog という名前で保存して、gprolog コマンドで GNU Prolog を起動します。

| ?- ['subrectangle.prolog'].
| ?- findall(S, subrectangle(3, 3, [[1,2,3,4,5],[2,3,4,5,6],[3,4,5,6,7],[4,5,6,7,8]], S), SS).

SS = [[[1,2,3],[2,3,4],[3,4,5]],[[2,3,4],[3,4,5],[4,5,6]],[[3,4,5],[4,5,6],[5,6,7]],[[2,3,4],[3,4,5],[4,5,6]],[[3,4,5],[4,5,6],[5,6,7]],[[4,5,6],[5,6,7],[6,7,8]]]

例えば、3 x 3 のリストのリストの要素の合計を表す述語を用意しておくと、

sum3x3([[A11, A12, A13], [A21, A22, A23], [A31, A32, A33]], Sum) :-
  Sum is A11 + A12 + A13 + A21 + A22 + A23 + A31 + A32 + A33.

それを満たす組み合わせを得ることができます。

| ?- subrectangle(3, 3, [[1,2,3,4,5],[2,3,4,5,6],[3,4,5,6,7],[4,5,6,7,8]], S), sum3x3(S, 45), !.

S = [[3,4,5],[4,5,6],[5,6,7]]

次回はどう書くの問題を解くコードを Prolog で書きます。つづく。


いつか読むはずっと読まない:かはく

国立科学博物館、通称かはく

始祖鳥ロンドン標本が来ています(2017/06/11 まで)。

かはくは一度入ると3、4時間でてこられなくなるので危険です。


国立科学博物館のひみつ

国立科学博物館のひみつ

国立科学博物館のひみつ 地球館探検編

国立科学博物館のひみつ 地球館探検編

2017-05-28

第3回ESMどう書くを開催しました

前回開催からおよそ1年半。第3回社内向けどう書くを開催しました。


プログラミングElixir

現在、社内で「プログラミングElixir」の読書会を開催しています。

プログラミングElixir

プログラミングElixir

文法周りが一通り終わったところで、じゃぁ何か書いてみようと、開催したもの。Elixirオンリーという変則どう書く。

とはいえ不慣れな言語では一時間で書けるコードにも限界があるし、かといって一時間で書ける程度の問題ではあまり面白くない。変則レギュレーションというならと、時間設定も変則にして出題から解答発表まで一週間の時間をとりました。「オフラインリアルタイムどう書く」とは別の形の「どう書く」でした。


そして問題

こちらが出題した問題です。


今回はたっぷりと1週間も時間をとったのだからと…


…と私が好きなものを色々混ぜてみました。それだけでなくて、

と、Elixir で表現するにはうってつけだと想像、あるいは妄想しての出題。


ちなみにカルキュラマシーンという名前に反応した方は昭和40年代生まれの可能性が高いです。

閑話休題


今回はElixirで書くことに注目していたので、手順自体はルールに書いたことがほぼすべて。これを Elixir でどのように表現するかが実質の課題でした。

  1. 十六進数をビット列や 0/1 のリストにする
  2. パタンマッチを使ってデコードする
  3. トークンオペランドとオペレータ)に分解
  4. 計算可能な構造を構築
  5. 計算
  6. 結果の数値のデコード
  7. 解答文字列の構築


予想外に難題だったビット列取り出し

デコード演算処理で頭を悩ませることは想像していたのですが、最初のビット列の取り出しでつまずく人多数。

たとえば、1桁の16進数を4桁の2進数に変換する場合。2進数にしたときに最上位の桁が1であれば Integer.to_stringInteger.digits を使って簡単に4桁の2進数を作れるのですが、

Integer.to_string(String.to_integer("c", 16), 2) # => "1100"
Integer.digits(String.to_integer("c", 16), 2) # => [1, 1, 0, 0]

上位の桁が0のばあい、単純な変換ではそれらの桁が落ちてしまいます。

Integer.to_string(String.to_integer("4", 16), 2) # => "100"
Integer.digits(String.to_integer("4", 16), 2) # => [1, 0, 0]

上位に気をつけないとうまく取り出せない0の桁がある、下位にパディングとして付加された利用しない0がある、の二つが重なって難儀することになったようです。


そして今回も出題不備が…

今回の問題の中には冪演算が登場するのですが、Elixir には冪演算演算子関数がありません。そこでつい親切心を出して Erlangmath ライブラリをヒントとして紹介したのですが、これが解答者を混乱させる結果に。

math ライブラリにある pow 関数戻り値浮動小数点数です。求めたい値が整数値の整数値乗だとしても浮動小数点数の値として返ってきます。そして浮動小数点数には精度というものがって、今回の問題中の冪演算をすると精度がたりなくて正しい値にならないのでした。

出題内容と別のところで解答者を惑わすという失態。


問題は、アイディアが降りてくれば作ること自体はすごく難しいというわけではないのですが、それをきちんと解答者に伝えるようにすることは、相変わらず難しい…。



第4回もやります

今回は学習中の一つの言語に絞ってみんなで書いてみたことで、書き方、ライブラリの使い方、もろもろ学ぶことができました。

だいぶ変則的な開催となりましたが得られたものは多かった気がします。

レギュレーションがどうなるかはわかりませんが、次もやる予定です。


…出題の詰めの甘さをどうにかしたい。


いつか読むはずっと読まない:バイナリのたのしみ

Elixirバイナリの扱いが得意ですが、それならばこれ。もう何度もこのブログで紹介していますが、この本は楽しいです。


しばらく入手困難な状態でしたが、現在はオンデマンド版で入手可能なようです。

2017-04-18

ビットをもっと自由自在に扱える言語

Elixir を学んでいます。


ビットをもっと自由自在に扱えるようにしてみた

7 年ほど前にビット操作を支援するコードを C++ で書いたことがあります。


ビットをもっと自由自在に扱える言語

同じようなこと、それ以上のことが Elixir は言語として用意されています。20 年前の自分に教えてやりたかった。

# color.exs

defmodule Color do
  def from16to24(bitmap) do
    (for << r::5, g::6, b::5 <- bitmap >>, do: <<r::5, 0::3, g::6, 0::2, b::5, 0::3>>) |> Enum.join
  end

  def from24to16(bitmap) do
    (for << r::5, _::3, g::6, _::2, b::5, _::3 <- bitmap >>, do: <<r::5, g::6, b::5>>) |> Enum.join
  end
end

iex で実行。

$ iex
iex> c "color.exs"
iex> Color.from16to24 <<0xffff::16>> 
<<248, 252, 248>>
iex> Color.from24to16 <<255, 255, 255>>
<<255, 255>>

元祖ビットをもっと自由自在に扱える言語

Erlang でも。

% color.erl

-module(color).
-export([from16to24/1, from24to16/1]).

from16to24(Bitmap) ->
  << <<R:5, 0:3, G:6, 0:2, B:5, 0:3>> || <<R:5, G:6, B:5>> <= Bitmap >>.

from24to16(Bitmap) ->
  << <<R:5, G:6, B:5>> || <<R:5, _:3, G:6, _:2, B:5, _:3>> <= Bitmap >>.

erl で実行。

$ erl
> c(color).
> color:from16to24(<<255, 255, 255, 255>>).
<<"øüøøüø">>
> color:from24to16(<<255, 255, 255>>).     
<<"ÿÿ">>

文字として表示できる値の場合に文字として表示してしまうのやめて欲しいぞ。

> <<R:5, G:6, B:5>> = color:from24to16(<<255, 255, 255>>), io:format("~p~n", [[R, G, B]]).
[31,63,31]
ok

いつか読むはずっと読まない:リンの眼、クウィルの手

2017-04-17

Redis Pub/Sub in Elixir 覚書

Exredis を使っています。

defmodule Subscribe do
  def sub(channel) do
    {:ok ,client_sub} = Exredis.Sub.start_link
    pid = Kernel.self

    Exredis.Sub.subscribe(client_sub, channel, fn msg ->
      send(pid, msg)
    end)

    receive do
      {:subscribed, ^channel, _pid} ->
        IO.puts "OK"
    end

    loop(channel)
  end

  def loop(channel) do
    receive do
      {:message, ^channel, message, _pid} ->
        IO.puts message
        loop(channel)
    end
  end
end


どこかで起動しておく。Redis も起動しておく。

> Subscribe.sub("test")
OK

Pub 。

> import Exredis
> Exredis.Api.publish(client, "test", "Hello")

こんな風に表示されます。

> Subscribe.sub("test")
OK
Hello

Ruby でも。

require 'redis'

r = Redis.new
r.publish('test', 'Hello')

> Subscribe.sub("test")
OK
Hello
Hello