エンジニアのソフトウェア的愛情

または私は如何にして心配するのを止めてプログラムを・愛する・ようになったか

POD

レビューにて。
試験の結果、不具合がいくつか見つかりました。初期化漏れで構造体に不定値が入っていた、という不具合がごろごろ。使っているプログラミング言語C++です。この話が出るたびに「コンストラクタ書いとけ、クラスにしとけ!」と心の中で言っているんですが、なかなか声に出せず。躊躇している理由は面倒だからとかではなく、説明しだすと仕事をする時間がなくなってしまうからです。その一方で、ここでしっかり覚えればのちのちつぶしも利くしトータルでは時間の節約になるぞ、という思いもあるのですが、こちらの声は自信なさげで出せず。
うー。ジレンマ。

いつ学ぶか

2年近く前に書いたエントリです。

仕事でソフトウェア開発をするのでしたら、開発が始まる前に学習しておくのが本来でしょう。実際は…ある意味予想通り…開発の現場で学習する、という事態になっています。わたしは、当然のように、この事態は間違っていると信じています。しかし、これがエンジニア不足の、悲しい現実なのかも知れません。

いつオブジェクト指向を学ぶか - エンジニアのソフトウェア的愛情

個人的にはちょっと痛い文章。それはそれとして。
2年近くたってみて。半分ってとこだな、という印象。プロジェクトが始まる前に技術を身につけなければならないのはそのとおり、技術なくして開発なしです。ただ、プロジェクトの中でないと学べないことがあるのも真実。この部分は事前に学習というわけには、いかないということに気がつきました。学習時間をプロジェクトに組み入れる必要があるのではないかと。
ソフトウェア開発は、創造的な活動。1日8時間×週5日=40時間のうち、1割の週4時間でもそういった活動に割り当てることができれば、残り9割の時間で今以上のパフォーマンスを発揮できるんじゃないだろうか、と。
自分のチームを持つことができたら、試してみたい、と夢想。いや、妄想?