暑くない と思う

 毎日、暑い。ついこの前までは、湿気と雨災害の不安が、感情の中にあったのに、今は、暑さに対して、体の『癒し』を、直感的に求めている。

 不思議なもので、毎年同じ事をしているのに、感情はいつも刹那的だ、暑ければ、スタミナを保とうとする。寒ければ、暖を求める。『思考』とはまた違った。『体感』のなせる業である。『意識』とは違ったレベルの維持があってこそ、『認識』『思考』という、自分自身でコントロールできる存在感を確認する作業ができるのではないか。そこには、生きていると実感するという本能にちかい欲求があるのではないか、『動く』ということは、そういうことなのだ。

 『暑い』という体感は、事実かも知れないが、思考では暑くないと思うこともできるのです。真偽の話ではないのである。