遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

再びキリスト(教)のこと: Los Reyes Magos

先日クリスマスのことを書きましたから、今日は東方三博士(あるいは三賢人)でキリスト教の話題を締めることに;


 Murillo の作品

出典  http://corazones.org/apologetica/reyes_magos.htm


1月6日(火)は、国によっては祝祭日となります。たとえばスペインの場合、主顕節の日 (EPIFANIA DEL SENOR)でお休み。自分の経験からかなりいい加減に言うと、子供へのプレゼントの日(オトナのそれはクリスマスだけ)かつクリスマスの飾り付けを片付ける日(家庭によって違うかも)ですが、宗教的な意味は;

出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』 「公現祭」より抜粋


公現祭(こうげんさい、ギリシア語:エピファネイア(επιφάνεια 現れ、奇跡的現象の意))は、人としてこの世に現れたイエス・キリストが神性を人々の前で表したことを記念するキリスト教の祭日。本祭日は教派によって何を記念しているかについて違いがある。カトリック教会や聖公会プロテスタント諸派では幼子イエスへの東方の三博士の訪問と礼拝を記念するのに対して、正教会では神現祭(しんげんさい、Θεοφάνεια)といってヨルダン川でのイエスの洗礼を記念し、三博士の礼拝は降誕祭で祭られている。「公現節」、「主の公現」、「主顕節」などとも呼ばれる。


これはキリスト誕生を祝うため、星に導かれて贈り物を持ってキリストと家族の元へ駆けつけた東方三博士 ( 西語で Los Reyes Magos、3人の名前は Melchor, Baltazar および Gaspar。『マタイによる福音書』2:1−13では「占星術の学者たちが東の方から来た」としか書かれておらず、人数は明記されていない) のことを指しています。


  出典は同上


私はキリスト者ではありませんが、大好きなフラメンコの唄の中に正に上の絵を唄った素朴な Villancicos flamencos (主に bulerias に乗せて唄われる)が多数あり、クリスマス〜三博士のテーマには親しみがあります。いつか紹介出来るとよいのですが。

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振り返ってみると、西語を学ぶきっかけは1975年にめぐりあったフラメンコ、キリスト教とのふれあいは主に遠藤周作さんの作品、イスラムとのふれあいのきっかけは貿易業務、中南米とのつきあいは貿易業務および私生活、英語とのつきあいは主にジャーナリズム・IT関連および貿易業務 --- 私の宗教観・世界観・語感などはこれらによって培われたものです。