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翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記 RSSフィード

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『翻訳』 とは、異なる言語間で文章を置き換えて表す技術です。 『ルス、闇を照らす者』 と云う翻訳書の背景およびそれに込められた普遍性のあるメッセージの考察をコアに、 「翻訳」 された米州を中心とする国際情勢に関する記事や話題、フラメンコ・一部フォルクローレ・ハンパな理系の話題など私の趣味の世界も紹介します。


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2009-07-26

オバマ新政権の軍事政策 Watch: その13 オバマのガーナ訪問のこと

今回紹介・考察するのは、軍事政策と直接関係はありませんが、オバマがアフリカの 『優等生』 ガーナで行った演説について;


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090712-00000001-mai-int

<米大統領>「アフリカは暴力や腐敗の終結を」ガーナで演説

7月12日0時28分配信 毎日新聞 よりの抜粋


 【ヨハネスブルク高尾具成】オバマ米大統領は11日、ガーナの首都アクラで演説し、「民主主義とグッドガバナンス(良き統治や政治運営)」を推進するアフリカの「模範国」を称賛。他のアフリカ諸国に対し、成熟への変化を求めた。


 「アフリカの多くの人にとって、(部族間などの)紛争が日常になっている。アフリカの首かせとなっている。紛争や汚職がアフリカの発展を妨げている


 「暴力や腐敗が支配する圧政を今こそ終わらせるべきだ。アフリカには強い統治者はいらない。強い(統治)制度が必要だ


(中略)


 アフリカは権力を巡って暴力が横行し、民主主義の浸透していない国があまりに多い。


 例えばオバマ氏の亡父の故郷ケニアは、オバマ大統領当選の翌日を国民の祝日にしたが、「安定した国」と言われながら、07年末の大統領選を機に、民族間対立で1000人以上の死者を出した。


 「アフリカの発展はあなた方のグッドガバナンスにかかっている。良き統治が長年、無視されてきた


 オバマ氏は演説で、クーデターや独裁体制が続く他のアフリカ各国や指導者らに向けて、「米国は民主主義国家やグッドガバナンスを支えていく」との姿勢を明確に打ち出し、最後は「イエス・ユー・キャン(そうだ、あなた方はできる)」と締めくくった。 (以下略)


いい気なもので、正に 『歴史を無視した、先進国に都合のよい論理』 の典型ですね。これを世間では名演説と呼ぶのだろうか??? 正義の味方アメリカが、アフリカの暴君をやっつけてやる−−−スーパーマンの世界。


アフリカの歴史 *1 について振り返ることはここではしませんが、住民は奴隷として売り飛ばされるわ、欧州の列強がその利害に基づいて勝手に国境は決めるわ、先進国の資源の浪費による温暖化の影響をモロに受けて砂漠化は進むわ、部族間の紛争やら極端な貧困のタネを播いたのは一体誰なのか?


衣食足りて礼節を知る、ってコトバがあります。今アフリカの貧しい国に必要なのは、無条件にまず食 (水を含む) の確保ですね。我々がよく口走るタワゴトに、 『一時的な援助は問題の解決にならない。食べて行ける仕組みを作らなければ』 ってのがありますが、餓死しかけている人に言うコトバではありませんよね?もし自分の子供が餓死しかけている時にこんなことを言われたらどう感じますか? 実際の援助物資の配布には困難が伴う (中間で物資をくすねてカネ儲けをする輩−−−アフリカの人とは限りませんよ−−−の存在) ことはよく認識しておりますが、でも21世紀になった今でも誰かが餓死するのは我慢が出来ない。アフリカの人達が自分で食の確保が出来るところまでは、『先進国』 の責任と費用負担で行うべきですね。カネにまみれた 「民主主義」 だの、市場の暴力にまかせた 「自由経済」 の導入なんて、その後自分達で考えて行うこと。アメリカ合衆国大統領たるオバマに、グッドガバナンスを云々する資格なぞありません。*2


極論に聞こえるかも知れませんが、でも我々がどんな形でアフリカを 「荒らして」 来たのかを少しでも認識すれば無理はない筈です。以下、田中宇さんサイトから記事を紹介します。この記事に対する反論は難しいでしょうね;


アフリカの統合 (2009年7月7日  田中 宇)

http://tanakanews.com/090707africa.htm からの抜粋;


−−−米国が911事件後に「テロ戦争」から「世界強制民主化」へと走り、独裁政権が多いアフリカ諸国に対しても、人権や民主化などの面で批判や脅しを強め、アフリカを支配してきた欧州諸国も、米国との付き合い上、アフリカ諸国の人権侵害や独裁を問題にせざるを得ず、アフリカ諸国は欧米を敬遠するようになった。米欧が支配するIMFや世界銀行は、人権や民主化などの面での改善を、アフリカへの経済援助の条件とする姿勢を強めた。対照的に中国は、人権や民主化について条件をつけずにアフリカへの経済援助を続けたので、アフリカは欧米からの批判を無視して中国と密接な関係を持つ傾向を強めた。(China discovers value in the IMF)


 この問題に関する日本人の常識は「アフリカの独裁者が人権や民主主義を無視するのは悪だ。欧米がせっかく悪を是正しようとしているのに、自国自身が独裁で人権侵害している中国は、自国の利権拡大だけを重視し、欧米の善行を阻害する悪事を働いている」というものだろう。しかし歴史的に見ると、アフリカに対する分割支配を恒久化し、アフリカの人々の人権を最も踏みにじってきたのは欧州(欧米)である。


 欧米は、アフリカを分割し、独裁ぐらいしか政府を維持する方法がないような国家の枠組みをアフリカ各地に作った上で、独裁をやめろとか、民主化しろとか言っている。分割状態は経済的にもアフリカの発展を阻害し、恒久的に欧米からの援助が必要な援助中毒に陥らされている。欧米がやっているのは善悪観を操作する巧妙な国際知能犯罪であるが、国際情勢を知らない日本人は簡単に騙されている。騙されていることが、日本が先進国の仲間入りさせてもらえる条件とも言える。


 アフリカには、中国の進出に対して批判的な人もいるが、その一方で、中国のような非欧米勢力がアフリカに援助や経済関係を拡大することで、アフリカは欧州による100年の支配から脱するきっかけをつかめると歓迎している人も多い。中国は、アフリカ各地で港湾や鉄道、道路などのインフラ整備事業を手がけている。「民主化」よりも、経済発展によって社会が安定する方が国民の幸福につながるという中国の改革開放の考え方が、アフリカでも実践されている。


 かつては、日本も非欧米勢力として、欧米の詭弁的な支配構造を破壊してくれると発展途上国から期待されたが、戦後の日本は対米従属以外の政治目標のない国であり、今や途上国は日本ではなく中国に期待している。日本人は、それをねたんで中国を嫌悪する本末転倒の状況にある。日本が、欧米の偽善的な世界支配をきちんと指摘する国になれば、世界は日本を見直すだろうが、そのこと自体、今の日本人は理解していない。中国は、アフリカで中国型の経済発展モデルを成功させたいという世界戦略があるが、日本のアフリカ外交には戦略が欠如している。


普通の 「独立国」 は、暴力的・ジコチューであることが多いにしろ、確たる外交政策を持っています。日本は−−−政策と云えば米国への隷属だけで、 「国際社会」 から期待されているのはカネだけです。


また広島・長崎の原爆記念日、終戦記念日が廻ってきます。これでいいのでしょうかね? たとえ政権が交代したとしても基本政策は変わりそうにないし。であるなら、いっそ州としてアメリカに組み込んでもらうのがいい、って議論もそれなりに意味があるかも知れません。少なくとも自治が認められていますからね−−−


.

*1:例によってWikipediaの以下ページを参照;

History of Africa

http://en.wikipedia.org/wiki/History_of_Africa


Colonisation of Africa

http://en.wikipedia.org/wiki/Colonization_of_Africa



Scramble for Africa

http://en.wikipedia.org/wiki/Scramble_for_Africa

*2:参照: 米国モデルの輸出:市場と民主主義

2009-07-20

翻訳家 山岡朋子さん その50: 南米ベネズエラのこと その3  講演会メモから

講演会 「ベネズエラ文学を語る」 での質疑応答中様々なやりとりがありましたが、私が興味があってメモを取ったのは以下3つ;

  1. ベネズエラ女性の活躍

  2. 文学作品のPDF無償提供

  3. 「詩」 に関するコメント

● ベネズエラ女性の活躍


データの裏付けはありませんがベネズエラで暮らした経験から判断しても、例えば日本と比べて、様々な分野での女性の活躍が目立ちます。前回紹介のイレネさんの様に政治の世界での活躍、あるいはビジネスや文学の世界での活躍。これは中南米全般に云えることかも知れませんが、ベネズエラでは特にその傾向が顕著なのかも。


政界・文壇など華やかな世界以外でも、たとえば会社の様な正規雇用の世界から道端の物売りの様な非正規の世界まで、とにかく女性が目立ちます。もちろん純粋な?野心家も才智あふるる女性もいらっしゃるでしょうが、様々な事情からオトコを頼らず、オンナであり母であり父であり一家の大黒柱であり、とにかく全ての機能を果たさなければならないのでやむを得ず、がきっかけとなっているケースも多いのではないか? 講演の中では、" --- Las mujeres (venezolanas) salieron a la calle y no regresaron." と紹介されておりました。


私が会社勤めをしている頃、中南米以外に駐在経験のある方に伺ったところでは、アジアなどでも女性の進出が著しい国がある様です。(すると相対的に男性は−−−)


中南米ではマチスモ、日本だと男尊女卑やら亭主関白の伝統? がありますが、たとえば男らしさの象徴の様な 『九州男児』 の場合; 私は九州の男性に何の反感も憧れも持っておりませんよ、念のため。大昔鹿児島の女性とお付き合いがあった頃よく言われたのが、 「オンナあっての九州男児、オトコだけでは役立たず」 と云う様なことでしたっけ。亭主関白だって、奥さんあっての関白。中南米も日本も実質完全に女性に主導権握られていますね。ですから女性の進出を拒絶する様な風土を排して活躍の場が確保されたら、あるいはその様な場に放り出されたら、間違いなく女性の方がツヨイのでは。


また蛇足かつ偏見かも知れませんが、ベネズエラは、男女関係に関してフランスと似たところがある様な気がします。私が住んでいた時のさる大統領の私設秘書と云うか愛人 (注:その後その元大統領とアメリカでご結婚なさった様ですね) に関しては、その名前から出身地から仕事ぶりまで国民周知の事実でしたし、秘書の日 *1 は何故かホテルが宿泊予約で一杯になるとか、とにかくおおらかでしたね。あれ、アイツは結婚してなかったっけ? などと云う野暮は無し。女性の進出と関係があるのかは --- どうなんでしょうかねぇ。(セクハラも相当あるのかも知れませんが)


● 文学作品のPDF無償提供


聴衆の男性から 「チャベス政権となって文学の世界は何か変わったか?」 の質問がありました。講演者からは、特に変化は感じられないと云う回答があり、かつ確か司会者 (外交官) から回答の補足として紹介があったのは、 "Editoriales Ayacucho " などでインターネットを介して文学作品が無償で提供されていると云うことでした。もし質問者が反チャベス的な回答 (出版統制や弾圧がある、的な回答) を期待していたのであれば残念ってことですが。


帰宅後調べてみましたら、どうも以下サイトを指す様です;


Biblioteca Ayacucho Digital (通常の書籍紹介ページと分かれている)

http://www.bibliotecayacucho.gob.ve/fba/index.php?id=103


urlから判断してベネズエラ政府の一部門ですね。PDFにて無償提供されているのは全て中南米の作品で、本日時点で計166作。そういえば山岡朋子さん(横山朋子さん名)翻訳の 『ルス、闇を照らす者』 の原作 "A veinte años, Luz" も、作家のHPから直接ではありませんが、リンク先 http://www.abuelas.org.ar/ (祖母たちのサイト) から無償でダウンロード出来る様になっていますね。


出来るだけ多くの読者に気軽にアクセスしてもらい中南米文学をアピールしたい、もっと知ってもらいたい、と云うサービス提供者の意図に鑑み、中南米文学やスペイン語を学ぶにあたっては最大限利用すべきですね。


● 「詩」 に関するコメント


聴衆の女性から、 「日本では詩が読まれなくなって来ているが、ベネズエラではいかがか」 と云う趣旨の質問がありました。またか、と云う気がしましたが、


講演者か司会者から、「今の世代は、娯楽のバリエーションが我々の(=昔の)世代と比べて格段に多く、詩以外にも楽しいものが沢山あることを認識すべき。ただしマルチメディアで芸術を表現する新しい方向も見えてきており、それをきっかけとして詩に特化していく若いひともいるのではないか」 と云った趣旨の回答がなされました。


この回答には諸手を上げて賛成!! どうも日本では、詩とは本で読むもの、と云うのが 「正当な」 楽しみ方と思われているのではないか? 幸か不幸か私はその様な楽しみはネクラとしか思えず、むしろ音になった朗読なり音楽として楽しむ 「邪道」 に走りましたから、響きのよいスペイン語にのめり込んだ訳でして。(でもこの頃、日本語でもいいものが沢山あるな、と、今更ながら認識を新たにしています。)


「詩が読まれない」 なんて嘆くひとがいたら、言っちゃ悪いがそれは余程観察力の無いひとか、頭の固いひととしか思えません。駅前やひとの集まるところで、ギターかかえてオリジナルの歌を歌っている若いひとを見かけませんか? またそれに聞き惚れてその周りに座っている人達は? 結構いますよね? あれは正に、表現の方法は昔と違うが 『詩』 を楽しんでいるのではありませんか? 感情を表現する方法は、昔と違って今はバリエーションが非常に多いのですよ。私は、詩と歌とは本質的には同じものととらえています。


『詩』 は言葉のアートですね? 上述の如く表現方法が変わるし、加えて言葉そのものも変わっていきますね。生きた人間の行為ですから。 『詩』 をどこかの時代と方法に固定して定義付けて楽しむのは、それは個人の勝手です。好みの問題ですからね。私の大好きなフラメンコなんて、その最たるものです。


でも、意外と質問者はそれを承知のうえで敢えて質問なさったのかも。またか、と思う私がヒネクレているのかも知れませんネ。

.

*1:“el día de la secretaria”、上司が秘書に感謝を捧げる日。ネットで見る限り中南米特有? アルゼンチンの場合、今年は9月4日。

f:id:El_Payo_J:20090720025456j:image


出典: http://www.tarjetas.com/dia-secretaria/tarjeta-dia-secretaria-950-114.html

デジタルカード屋さんの宣伝ページより。

2009-07-19

オバマ新政権の軍事政策 Watch: その12 日本って−−−

前回7月11日以降のトピック *1 に関連して今回考察、と云うより問題提起するのは;

  • この国がどの程度 日本国憲法前文 に規定されている様に 『恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと』 思っているのか、
  • どの程度、金科玉条である 同第9条 に規定される様に 『正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求』 しているのか、

と云う点:


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090719-00000007-mai-int

米軍動向

<ベルギー>欧州の軍縮議論に拍車 「非核三原則」法制化で

7月19日2時31分配信 毎日新聞


 --- 核兵器禁止法案を9月初旬にベルギー議会に提出するフィリップ・マウー上院議員(65)は「『核兵器はごめんだ』という動きをベルギーから国際社会に広げたい」と話す。 ---

ベルギーは第二次大戦の激戦地ですが、単純に比較は出来ないものの日本は実際に核兵器の犠牲となった広島・長崎をかかえています。なのに何故その声が 「国際社会」 に届かないのか? 『核兵器はごめんだ』という動きが何故日本発ではないのか? いや、毎年少なくとも1回広島・長崎から世界中に発信されている筈なのに、何故認知されないのか?


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090714-00000142-mai-int

米軍動向

<クラスター爆弾>禁止条約 スピード批准「先頭集団」に

7月14日21時47分配信 毎日新聞


--- 日本政府が14日、「クラスター爆弾禁止条約(オスロ条約)」の批准書を米ニューヨークの国連本部に寄託した。非政府組織(NGO)によると世界で14番目、主要国(G8)で2番目の批准国となり、批准の「先頭集団」に入る。日本は条約の検討段階で消極的だったが、早い批准で積極姿勢を世界に印象付けることに成功した。今後は被害者支援などで国際世論をリードする考えだ。ただ、条約に加盟しない米軍との関係や、情報公開など課題は多く残されている。【鵜塚健】 ---

知ってました?、クラスター爆弾って日本のメ−カーも製造している、あるいはしていたみたいですよ *2。爆弾製造者のリストは、上述ベルギーでの法制化の際に "Publish" (開示されると考えていいのかな?) される様ですが。自衛隊は実際に所持している様ですし。「早い批准で積極姿勢を世界に印象付けることに成功した」 なんて、世界中の失笑をかうだけ。まあ、批准しないよりはマシでしょうけど。


『非人道的兵器』 と云うのは非常に矛盾したコトバです。裏返して 『人道的兵器』 って存在するのか? YAHOO知恵袋でこの質問に対してベストアンサー が提示されていますが、まあジョークだとしてもふざけたハナシですね。兵器である以上人道的な訳はないのですが、日本製の兵器って、調べるのが難しいとは思うが、実際には相当数存在するのではないか? 私自身耐久消費財メーカーに長年籍をおいていましたが、軍事産業、特に殺傷兵器を製造するメーカーの開発担当ってどんなことを考えて勤務しているのか非常に興味があります。『職業に貴賎なし』 とか 『弓矢を作る職人が盾を創る職人より残忍な訳ではない』 とか色々聞かされて来ましたが、軍事産業はどうなのでしょうね。


http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/print/politics/politicsit/266988/

米大物が警告した民主の「反米3点セット」のニュース本文

産経ニュース 06/16 17:30更新


--- 「民主党が掲げる政策を一度にぶつけたら、米議会や政府は反米とみなすかもしれない。皆さんは注意されたほうがいい」。

 静かな室内に、「反米」という言葉が非常ベルのように響きわたった。昨年12月19日朝、東京都心の帝国ホテルの一室で開かれた民主党幹部と米知日派の国防・安全保障専門家の懇談でのことだ。

 民主党側の出席者は、鳩山由紀夫幹事長(当時、以下同)、菅直人代表代行に岡田克也、前原誠司両副代表を加えた4人。米側は民主党系のジョセフ・ナイ元国防次官補、ジョン・ハムレ米戦略国際問題研究所長(元国防副長官)の大物二人に、ブッシュ前共和党政権で対日政策を担当したマイケル・グリーン前国家安全保障会議アジア上級部長、ジム・ケリー元国務次官補も加わった。


 --- 日本は国家の安全と存立を保障する究極の抑止力について第二次大戦後、一貫して米国が提供する拡大抑止(核の傘)に依存してきた。これを政治、外交、軍事安全保障面でトータルに包み込んだものが日米安保条約体制(日米同盟)にほかならない。だが、北朝鮮の度重なる核実験によって北朝鮮や中国の核の脅威は確実に高まっている。 ---


『アメリカの核の傘』 って、どんな意味でしょう? YAHOO辞書によると、【核保有国が、その核戦力を背景にして自国および友好国の安全維持をはかること。】 だそうで。と云うことは、日本がアメリカの 「核の傘」 に入るということは、自分では核兵器は持たないが他国の核兵器に頼る、と云うことですね? 言い方を変えれば、万が一日本が核攻撃を受けた時には、攻撃国に対して、他国の核兵器を使用してもらって報復する、と云うことですよね? まあこの言い方は極端かも知れません。実際には、核兵器はどの国も使用しない/出来ないだろうから、現有核兵器を抑止力として使用するだけと云う大前提がある。でも、抑止力として機能するためには、その使用の可能性は否定されないと云う別の大前提もある訳で。警察がいい例。平たく言えば、 「悪いことをすれば、ぶち込まれる (=憲法で保障された自由の一部が刑法の規定によって制限される)」 事実があるから機能するので、もし誰も罰を受けないなら何の抑止力にもなりゃあしません。従って、日本は核の使用を容認していることになります。



世界の日本を見る目は、「アメリカの属国・ 反核一点張りで反戦の意志が見られない国」 ではありませんか? まさに 「ずるい」 国ですね。政府が悪いと云うなら、ではその政府を選んだのは誰だ? と云うことになります。一応この国は民主主義の国ですから−−−


核兵器を含む武器を完全に捨て去ることは現状では無理だ、そんなのは理想論であって現実世界では通用しないと決めつけるのであれば、平和だの正義だの宣言するのは空しいですね。『傷付けるな、殺すな』 と云う単純な大命題を設定すれば、では現実世界でどう実現しようか、アイデアは幾らでも湧いて来る。この国が世界に誇れるものは何ですか? カネに関してだって、この国は世界を牛耳る帝国の○○玉を握っているのですよ。防衛の方法は幾らでもありますよね? まあ、パトロールと戸締りくらいは必要なのでしょうから難しいところですが、真剣に考えないと。

.

*1:前回記載の通り、
YOHOOトピックス アフガニスタン復興

YOHOOトピックス 米国対テロ戦争

YOHOOトピックス 米軍動向
の記事を中心に。

*2:引用に関する責任は私にありますので以下参照; http://blogs.yahoo.co.jp/jieijieitaitai/10291630.html
2008年6月13日付け。この時点で (1)ロッキードマーチン (2)ジェネラル・ダイナミックス (3)石川製作所 (4)小松製作所 (5)IHIアエロスペースの5社

2009-07-18

翻訳家 山岡朋子さん その49: 南米ベネズエラのこと その2 イレネ・サエスさん

前回ミス・ベネズエラのことを書きましたが、やはり忘れられないのは1981年のミス・ユニバースに選ばれた Irene Lailín Sáez Conde さん。蛇足ですがこの1981年には、同じベネズエラから Carmen Josefina “Pilín” León Crespo さんがミス・ワールドに選ばれています;

f:id:El_Payo_J:20090717100320j:image

左がPilínさん、右がIrene さん

出典: http://missvenezuela.homestead.com/irene.html


毎年世界中で数限りないミス・コンテストが開催されておりイレネさんはそのおひとりに過ぎませんが、その後の経歴は通常の(?)ミスxxxとは決定的に異なります。お歳をとられても美しく聡明なベネズエラ女性と思いますので、以下主に Venciclopedia および西語版・英語版 Wikipedia の記事他から略歴を紹介することに;



  • 1981年: 学生時代に新聞記者に見出され、ミス・ミランダ州、ミス・ベネズエラ、ミス・ユニバースに選出される。

  • その後UCV(ベネズエラ中央大学)で政治科学を学んだ後政治の世界へ入り、1993年〜98年の2期に渡り、ご自身の生まれたチャカオ区長 (カラカス市を構成する5区のうちのひとつ) を務める。チャカオ区はカラカス市の中でもコンパクトで人口密度が低く、富裕層が多く市財政も楽であった、と云う事情はあるにしても、在任中に管理業務の効率を劇的に改善し民間企業と遜色ないレベルにまで引き上げたこと、および警察制度を見直して治安を改善したことが評価されています:


    D
    題名: RCTV "Ocurrio Asi "Irene Saez Alcaldesa de Chacao 1997


  • 1999年、知事急逝により空席となったヌエバ・エスパルタ州の州知事に立候補して圧勝。しかしイレネさんはそこで生まれた訳でも住んでいた訳でも無きため多くの批判を浴びた様です。

  • 2000年妊娠を機に政治の世界より引退、2002年よりアメリカ合衆国フロリダの Colonial BancGroup 勤務、2003年より同行の広報担当役員。2006年3月に3度目の結婚、2人目の夫との間に1男あり。(この点ゴシップネタゆえ詳細は省略)


    f:id:El_Payo_J:20090717114634j:image 2000年ご出産!
    出典: http://missvenezuela.homestead.com/irene.html


−−− 美貌や知名度の高さで一発選挙に勝つことはそんなに難しいことではないのかも知れませんが、実際に政治家として実績を挙げて再選されること、結果的にはチャベス人気に押し潰されたものの大統領候補にまで上り詰めるのは、余程の能力や手腕が無ければ出来ることではありません。


今回敢えてイレネ・サエスさんをとりあげたのは、勿論私個人の思い入れや好み(?)もありますが、ベネズエラにおける女性の社会進出の話題へつなげるため。前回紹介の講演会 「ベネズエラ文学を語る」 の中で話題になりましたのでね。


その3へ続く。

2009-07-17

翻訳家 山岡朋子さん その48: 南米ベネズエラのこと その1

去る7月9日(木)、セルバンテス文化センター東京B1Fオーディトリアムにて、在日ベネズエラ大使館主催による講演会「ベネズエラ文学を語る: ベネズエラの現代小説と詩の傾向、20世紀に偉大な功績を残した作家達とその作品についての対談」 が開催されました。ベネズエラと山岡朋子さんとの関係は薄いのですが、先日コロンビアについて紹介したので隣国のよしみ(?)でここで紹介します。


当日の講演の構成は;

司会者: 駐日ベネズエラ大使館 Maurice Reyna 氏

第1部: ベネズエラの詩人 Gregory Zambrano 氏 *1 による詩の動向の概観、当然西語。

第2部: 寺尾隆吉 教授 *2 による小説の動向の概観、西語。

第3部: 質疑応答 (司会者⇔講演者、聴衆⇔講演者)、前駐ベネズエラ日本大使の発言および客席の女性の方の質問も全て西語でした。


講演の内容については 「その2」 以降でコメント予定ですが、講演中、 "monticulebra" ( = monte y culebra、要は首都カラカス以外のいなかを十把一絡げにして呼ぶコトバ。私は "interior" と呼んでいましたが ) と云う懐かしい言葉を聞きました。その中でも特に Los Llanos (ジャノス --- サバンナ気候 *3 の大草原。アルゼンチンの大草原はパンパと呼ばれますが、違いは−−−多分気候と思いますが、不勉強なのでもう少し調べてみます) が話題にのぼりました。都市の利便性とはほど遠いものの、創作活動にインスピレーションを与える、と云うコンテクストで。


ベネズエラと云う国、日本で一般的に知られているのは恐らく石油、野球、ボクシング *4、 ミスコン、Oscar D'León (オスカル・デ・レオン) に代表されるサルサ、テーブルマウンテンで有名なギアナ高地、エンジェルの滝と、反米の旗頭チャベス大統領 *5 くらいのものでしょうか。−−−いや、遠い国なのでこんなに知られていれば十分かも。


ラ米の解放者シモン・ボリバル出生の地であるベネズエラも、自然のバリエーションが非常に豊かな国です。国土は大きく (1)マラカイボ湖周辺のマラカイボ低地、 (2)西部から北部に広がる、アンデス山脈を含むベネズエラ高原、 (3)オリノコ川流域平原のジャノス、そして(4)ギアナ高地 の四つの主要な部分に分けられます。前回コロンビアの国土を紹介したのと同じ地形図を示せば;


f:id:El_Payo_J:20090714011730p:image


私は、上述の(4)ギアナ高地、マルガリータ島および現在隣国ガイアナ領のグアジャナ・エセキバを除く主要なまちはほぼ全て、プロペラ機を含む飛行機および "por puesto" と呼ばれる乗合タクシーを含むクルマで何度も訪問しましたが、自然だけではなくそこに住む人たち、生活様式、言葉(方言)のバリエーションも加わり、どこへ行っても実に豊かな表情があるこの国は大好きです。例えば東京がそうである様に、首都カラカスやマラカイボの様な大都市の中にだって様々な表情がありますが、詩的なインスピレーションを与えてくれるのはやはり "monticulebra" ですね。


講演会で話題にのぼったジャノスの音楽であるホロポの有名な曲を紹介しますね。気候や風景のみならず、土の香りやら人のあり様まで想い出されます;


D

Alma Llanera *6

確か邦題が 『大平原児』 であるこの曲は、記憶に間違いが無ければ、私が高校生のころ聴いていた日曜日のラジオ番組のテーマ曲でした。司会者は誰だっけな? Wikipediaからその歌詞を以下抜粋します;


Yo nací en esta ribera

del Arauca vibrador

Soy hermano de la espuma,

de las garzas, de las rosas y del sol

Me arrulló la viva diana

de la brisa en el palmar

Y por eso tengo el alma

como el alma primorosa del cristal

Amo, lloro, canto, sueño

con claveles de pasión

Amo, lloro, canto, sueño

para ornar las rubias crines del potro de mi amador

Yo nací en esta ribera

del Arauca vibrador

Soy hermano de la espuma

de las garzas, de las rosas y del sol


日本語訳:


おいらはアラウカの轟の

河岸から生まれたのさ

おいらは泡の兄弟

サギの兄弟、バラの兄弟、そして太陽の兄弟なんだ

松のそよ風の

鮮やかなラッパに鎮められたんだ

それで水晶のように繊細な

魂を手に入れたんだ。水晶みたいなね

愛し、泣き、歌い、夢見る

カーネーションの情熱と一緒にね

愛し、泣き、歌い、夢見る

金のたてがみの愛する子馬を飾るために

おいらはアラウカの轟の

河岸から生まれたのさ

おいらは泡の兄弟

サギの兄弟、バラの兄弟、そして太陽の兄弟なんだ


でも;ジャノスだけではなく、アンデス山脈中のメリダ、ギアナ高地の南西−コロンビア・ブラジル両国と国境を接するアマゾナス州の州都でありアマゾンへの入口であるプエルト・アヤクチョも大好き。


ミスコンとアマゾナス州について前述しましたからついでに紹介すると、2008年のミス・ユニバースである Dayana Mendoza さん *7 は、その前年の2007年にミス・アマゾナス (お生まれは86年カラカスですが) からミス・ベネズエラに選ばれました。きれいでしょう!

f:id:El_Payo_J:20090717003748j:image

出典: http://www.camer.be/index1.php?art=2623


なおミスコンについてひとこと; これって別に人格や教養を競うコンクールでも何でもなく、単なるお遊び、あるいはビジネスです。私は女性蔑視とは思いません。モデルさんも多数参加していますし。ミスター・ユニバースがあったって構わないと思いますよ、私は興味ありませんけど。


脱線しそうですから、続く−−−

※ 09年11月04日: 一部リンク貼り直し


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*1:著作集は http://worldcat.org/identities/lccn-n98-25116 参照

*2:フェリス女学院大学国際交流学部准教授、現代ラテンアメリカ文学専攻。教員プロフィールは; http://www.ferris.ac.jp/kokusai/introduction/r_terao.html 参照。『翻訳家の密かな楽しみ』 url = http://www.ferris.ac.jp/kokusai/invitation/09.html は一読の価値アリ。実践派ですね、西語による講演も、ベネズエラのスペイン語っぽくはありませんでしたが見事なものでした。『フィクションと証言の間で―現代ラテンアメリカにおける政治・社会動乱と小説創作 (単行本)』 出版社: 松籟社 (2007/01) ISBN-13: 978-4879842473 は、山岡朋子ファンクラブ会長としては当然読まなければならない著作。時間的な余裕は出来ましたから、久しぶりに丸一日図書館にこもって読んでみますか。その後改めて取り上げたい。

*3:Yahoo百科事典によると;

熱帯雨林気候と熱帯季節風気候の周辺にみられ、雨期(赤道低圧帯下)と乾期(中緯度高圧帯下)が明瞭(めいりょう)に区分される熱帯気候の一つ。熱帯草原気候ともいう。気温の年較差は8℃以下で小さく、雨期直前に最高気温となる。赤道無風帯および亜熱帯高気圧帯の影響もあり、年間通して風が弱い。赤道を挟む南北回帰線(南北とも緯度23.5度)の間に分布し、ブラジル高原(カンポが茂る)、オリノコ川流域(リャノ平原)、中央アメリカ西岸、オーストラリア北部、インドシナ半島、デカン高原(レグール土が分布)、コンゴ盆地などがおもなサバンナ地域として知られる。乾期は地面がからからになり、樹木は落葉し乾眠し、草は枯れるのに対し、雨期には植物もふたたび活動を開始する。[執筆者:福岡義隆]

http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%82%B5%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%8A%E6%B0%97%E5%80%99/ より抜粋

*4:肝心なこのスポーツを忘れておりました。7月20日追記

*5:2009年5月8日付け 『チャベスからオバマへのプレゼント : 「収奪された大地 ラテンアメリカ五百年」』 参照。なおこの記事内で 「 --- その時代に南米の某国で暮らした経験 ---」 の南米の某国とは、ベネズエラのことです

*6:日本語版Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%83%A9 参照

*7http://es.wikipedia.org/wiki/Dayana_Mendoza 参照

2009-07-11

オバマ新政権の軍事政策 Watch: その11  ロバート・マクナマラさん死去

YAHOO 「アフガニスタン復興」 トピックスを中心に、『オバマ新大統領発表の アフガン政策新包括戦略 Watch』 として見て来ましたが、事態をより広く把握するため、主に以下サイトの記事を中心として 『オバマ新政権の軍事政策 Watch』 へと題名を変更して継続することに;



ベトナム戦争推進派であったマクナマラ元国防長官死去のニュースを取り上げますが、お名前は存じ上げているもののキーとなる書籍など未読のため、今回は紹介にとどめざるをえません;


マクナマラ氏死去 元米国防長官 ベトナム介入拡大

7月7日7時56分配信 産経新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090707-00000093-san-int

よりの抜粋;


---ケネディ、ジョンソン両米政権下で国防長官を務め、ベトナム戦争の遂行責任者だったロバート・マクナマラ元国防長官が6日、ワシントン市内の自宅で死去した。93歳だった。同氏の妻がAP通信に語った。


---マクナマラ氏が記憶されているのは「ベトナム戦争を主導したこと」(米紙ワシントン・ポスト)だった。米軍兵力を増強するなどベトナムへの軍事介入の拡大を図ったが、戦争の長期化・泥沼化を招いた中心的存在として非難を浴びた。特に故デービッド・ハルバースタムは著書「ベスト&ブライテスト *1 」で、元長官を戦争の実態を知らないテクノクラートと痛烈に批判した。

 マクナマラ氏は長くベトナム戦争に関し沈黙を保っていたが、冷戦終結後に出した回顧録で「ベトナムへの軍事介入は完全な間違いだった」と振り返った。2003年には自らの告白をまとめた映画「フォッグ・オブ・ウォー *2 」に出演した。


マクナマラさん Mr. Robert Strange McNamara については、Wikipediaの 【ロバート・マクナマラ】 に詳しいので参照。なお亡くなられて間もないため、同サイトの記事冒頭に、「この項目は亡くなったばかりの人物について扱っています。その人物の死の詳細や死者を取り巻く環境また状況が知れ渡っていくに従い、この項目の内容もまた急速に大きく変化することがありますのでご注意ください。

投稿者は検証可能性を必ず確認の上、正確な記述をお願いします。また出典の挙げられていない死に関する記述については、一切残さず全てを除去してください。」 の但し書きが付されています。


同記事から以下抜粋します;


---マクナマラは、ケネディ政権時に国防長官としてベトナムへの軍事介入の拡大を行って以来、忠実に政府の指針を実行したが、後にはベトナムへの戦力増強と北爆の強化で戦争に勝利できるかどうか懐疑的になりはじめていた。マクナマラは自ら戦争の状況を確認するため、何度もベトナムに足を運んだ。軍司令官の要求する部隊の増派の承認に対して、次第に消極的になっていった。1967年の11月初旬、マクナマラは、かつて自らが実行に向けて動いた北爆の停止と南ベトナムでの戦闘停止を提案するが、ジョンソン大統領に拒絶される。同年11月29日、マクナマラの辞意と、世界銀行総裁への就任が発表される。その後自由勲章を受章した。


後年自らの著書 *3 において、ベトナム戦争を「北ベトナムの南部への侵略戦争」とする当時の自身の公式見解を覆し、「南ベトナム民衆による反乱・内戦であり、北ベトナム軍とその南の同盟者解放戦線による『人民戦争』であった」と位置づけている。


カリフォルニア大学バークレー校で経済学を専攻、数学・哲学を副専攻後、ハーバード大学のビジネススクールでMBAを取得された同氏は、その後のキャリアの全てにおいて、常に企業経営に用いる数値解析手法を駆使して活躍され、それが評価の軸となっている様ですね。


昨日まで身を置いていたビジネスの世界で、私は優秀だなと思えるMBAにお目にかかったことがありませんからそんな資格は○○喰らえ、なのですが、 『カリフォルニア大学バークレー校』 に関しては、非常にリベラルな校風と云うイメージが強い。知名度は抜群であり多数のノーベル賞受賞者も輩出していますが、科学分野では原子爆弾・水素爆弾の開発に最も貢献した大学、と云う、私の基準では不名誉な面もありますが。


録画時間が1時間を超えるのでここに埋め込むことは避けますが、UCTV (カリフォルニア大学TV) 製作の ”Conversations with History: Robert S. McNamara” を紹介しておきます。ホストを務める Harry Kreisler 氏は同校の理事であり、Conversations with History と云うインタビュー番組 *4 のプロデューサー兼インタビューア。


なお上述の映画 "The Fog of War" に関してはYouTubeで様々な動画が紹介されています。例えば;

D

題名: The Fog of War (Part 6)

11 lessons from Robert S McNamara. A wise man's tale

いきなりクルマの話題で始まりますが、これはマクナマラさんが1946年に入社後頭角を現して社長に就任した1960年まで自動車メーカーフォード社で勤務されていたことによります。ただしJ・F・ケネディ大統領の招へいを受け社長就任後間もなく国防長官就任を受諾。動画ではそのあたりのことが扱われています。なお副題の 『11 lessons (11の教訓、ですかね?)』 は、英語版 Wikipedia 【”The Fog of War”】 に記載のある "Eleven lessons from the Vietnam War" を指すと思われます。以下抜粋しますと;

  1. We misjudged then — and we have since — the geopolitical intentions of our adversaries … and we exaggerated the dangers to the United States of their actions.
  2. We viewed the people and leaders of South Vietnam in terms of our own experience … We totally misjudged the political forces within the country.
  3. We underestimated the power of nationalism to motivate a people to fight and die for their beliefs and values.
  4. Our judgments of friend and foe, alike, reflected our profound ignorance of the history, culture, and politics of the people in the area, and the personalities and habits of their leaders.
  5. We failed then — and have since — to recognize the limitations of modern, high-technology military equipment, forces, and doctrine.
  6. We failed, as well, to adapt our military tactics to the task of winning the hearts and minds of people from a totally different culture.
  7. We failed to draw Congress and the American people into a full and frank discussion and debate of the pros and cons of a large-scale military involvement … before we initiated the action.
  8. After the action got under way, and unanticipated events forced us off our planned course … we did not fully explain what was happening, and why we were doing what we did.
  9. We did not recognize that neither our people nor our leaders are omniscient. Our judgement of what is in another people's or country's best interest should be put to the test of open discussion in international forums. We do not have the God-given right to shape every nation in our image or as we choose.
  10. We did not hold to the principle that U.S. military action … should be carried out only in conjunction with multinational forces supported fully (and not merely cosmetically) by the international community.
  11. We failed to recognize that in international affairs, as in other aspects of life, there may be problems for which there are no immediate solutions … At times, we may have to live with an imperfect, untidy world.

さてこの教訓は活かされているのか?

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*1:"The Best and the Brightest (ペーパーバック) "、翻訳本は絶版の様ですが、英語版は入手可: 出版社: Ballantine Books; 20 Anv版 (1993/10/26)
ISBN-13: 978-0449908709

*2:原題 "The Fog of War" http://www.sonypictures.jp/movies/fogofwar/site/

ただしこの映画に関しては、ケネディ政権とジョンソン政権下でベトナム戦争への軍事介入政策を推し進めた直接的な責任者であったマクナマラ国防長官の自己弁護の要素が強いとの批判もあり。

*3:マクナマラ回顧録 ベトナムの悲劇と教訓 (単行本)

ロバート・マクナマラ (著), 仲 晃 (翻訳)

出版社: 株式会社共同通信社 (1997/05) ISBN-13: 978-4764103832


果てしなき論争 ベトナム戦争の悲劇を繰り返さないために (単行本)

ロバート・マクナマラ (著), 仲 晃 (翻訳)

出版社: 株式会社共同通信社 (2003/05) ISBN-13: 978-4764105232

*4:url = http://globetrotter.berkeley.edu/conversations/

2009-07-05

翻訳家 山岡朋子さん その47:  詩人 谷川俊太郎さん、ロルカ、ユパンキのことなど

数編だけであれば学生時代までに読んだ詩人は何人もおりますが、ある程度親しんだと言えるスペイン語圏の詩人といえば、Federico Garci'a Lorca のみ。何しろ理系であった期間が長かったので、詩だの和歌だの俳句だの漢文などにはあまり親しみがなかった。


しかし私でもお名前くらいは存じ上げている、日本を代表する詩人でいらっしゃる谷川俊太郎さん *1 の詩集 「世間知ラズ」 の西語訳出版を記念し、去る6月25日、日墨交流400周年記念行事の一環としてメキシコ大使館主催による 【谷川俊太郎とクリスティーナ・ラスコン】 が開催されました。翻訳がメキシコ人の女性作家クリスティーナ・ラスコンさん *2 によるもののため。


田舎者丸出しで、30年近く前の記憶に頼って歩き回ったためよりによって赤坂見附周辺で迷子になってしまい、30分程遅刻してしまいましたが、何とか出席。ただし私には詩に関して云々するだけの経験も知識もありませんから、以下順不同に勝手なコメントを;


  • 非常に感激したこと; まさか谷川さんご本人による数編の詩の朗読が聴けるとはおもってもいませんでした!!またその各々の翻訳の朗読も、翻訳者ご本人によるものを聞けたのは大変貴重な体験。これだけで、大汗かいて時間の都合つけて出席した苦労など吹っ飛んでしまいました。ケータイのカメラで写真を撮りまくっている方もいらっしゃいましたが、もったいないハナシです。

  • 詩の翻訳に関して谷川さんより 「今回のスペイン語訳については、言語を解しないためその出来についてはわからない。詩の翻訳については基本的に不可能と考えるが、翻訳されたものを自由に読んで頂ければよいのではないか」 と云った趣旨のコメントがありました。


    幾つかの翻訳も手がけておられる谷川さんご自身のお言葉ですから非常に重みがありますね。 『詩の翻訳については基本的に不可能』 については全く同感です。昔ロルカの詩を西語・日本語で読んだ際、確か翻訳者 (会田さんだったか荒井さんだったか長南さんだったか忘れてしまいましたが) も書かれていた通り、草花ひとつとっても、それに親しんでいなければ情景は浮かばない。特に詩の場合小説などと違って言葉の数が絶対的に少ないし、韻を踏む場合更に複雑となるし。


    詩ではありませんがその意味で (昔) 非常に感銘を受けたのは、フランス文学者でいらっしゃった渡辺一夫さんによる名訳中の名訳 『ガルガンチュワとパンタグリュエル物語』 ですね。(宮下志朗さんによる新訳がちくま文庫から刊行されている様ですが、読んでいません。)

  • 日本語の朗読に続いてスペイン語訳も朗読されましたから、元の詩の一字一句をほぼ忠実に訳されていたことがわかりました。翻訳として間違いでは無いと思いますが、日本語を母国語としない人が読んでどの様な心象が描かれるか?詩を構成する、数多くはない言葉ひとつひとつの表すものが、原語と翻訳先言語で全く違うこともあり得ますよね? (これは言葉の違いのみならず、同じ日本人であっても育ってきた環境やら年代の違いで同じことは云えますが。) 正直なところ、よりによって一番翻訳しにくいものを選ばれたな、と云う気がします。でも一方では、日本の文化が西語圏に紹介されることは大変嬉しいことでもあります。

−−−谷川さんの熱烈なファンの方々も出席されていた様ですし、文字情報としての 「詩」 に親しみのあまり無い私はその場にいることに非常な違和感をおぼえたため、講演本体が終了後早々に退散。


ただし 「詩に親しみが無い」 とは言ってもそれは詩の本に興味が無いだけであって、「音声となった詩」 は別。フラメンコの唄だって立派な詩ですからね。ロルカ *3 の詩についても、実は朗読されたものが大好き。極端なハナシ、意味はわからなくとも原語で朗読されたものの響きや抑揚や音楽性を楽しむのも詩の楽しみのひとつとおもいます。


ロルカの詩の朗読については数多くあります。以下相当旧い歌ですが、ロルカ本人によるピアノ伴奏のものをふたつ紹介しますね;

D

Federico Garcia Lorca - 1 - "Sevillanas del Siglo XVIII"


D

Lorca y La Argentinita - Nana de Sevilla (original) 1931


またロルカはフラメンコとも縁が深く(後日紹介予定)、たとえば6月1日付け 『メキシコ、フラメンコ、女性の唄い手 −−− Cielito Lindo !!』 中で紹介したパストラ (ラ・ニーニャ・デ・ロス・ペイネス) もロルカのものを唄っています;

D

La niña de los Peines y Federico García Lorca


少し長くなりますが、山岡朋子さん (横山朋子さん名) 翻訳の 『ルス、闇を照らす者』 の舞台であるアルゼンチンの Payador --- 吟遊詩人 (と呼んで差し支え無いとおもいます) でいらっしゃった、アタウアルパ・ユパンキさん *4 も紹介しておきます。1976年に来日されたユパンキさんのコンサートに行きましたし、レコードも集めましたっけ;


D

Atahualpa Yupanqui - Duerme negrito

※ ユパンキさんは左利きです。

この動画中の説明によるとユパンキオリジナルではなく、ベネズエラ・コロンビア国境のカリブ海沿岸 (多分、La Guajira 半島に住む Los Guajiros のこと) に伝わる音楽にインスピレーションを得て編曲したもの。私の大好きな曲のひとつです。子守唄ですから子どもに唄いかけるのですが、唄い手に子どもを託した母親の気持ちが痛いほど伝わってくる−−と私は感じますが、どうでしょう。


もうひとつは、恐らくユパンキオリジナルの中で最も有名な 「牛車に揺られて」 を、あの藤沢嵐子さん *5 が歌ったもの;

D

Ranko Fujisawa - Los ejes de mi carreta

西語の歌詞が画面に表示されています。

藤沢嵐子 「牛車にゆられて」

曲:アタウァルパ・ユパンキ

詞:ロミリ・リソ

ギター:菅原洋一、鶴岡雅義、アントニオ古賀


著作権の問題によってアカウントが削除された様子。代わりに別の曲を紹介しておきましょうか *6

D

CAMINITO (tango) por Ranko Fujisawa - Mosaicos porteños de Luis Alposta

動画ではなくスライドショー、藤沢嵐子さんの写真多数



「書かれた詩」 から 「朗読された・歌われた詩」 へと展開して行くと、自分の体験に基づくだけでもキリが無さそうですね。谷川さんにしても、ロルカにしても、ユパンキにしても、書籍のみならずネットなどでも様々な形態の情報にアクセス出来る時代です。著作権の問題はあるのでしょうが、入口が増えることは単純にいいことと思います。ほんのひと昔前は本当に大変でしたからネ。

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2009-07-04

オバマ新大統領発表の アフガン政策新包括戦略 Watch: その10 麻薬のこと

YAHOO 「アフガニスタン復興」 トピックスに記載されている無味乾燥な6月27日以降の記事一覧は次の通り;

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/world/afghanistans_political_future/news_list/?pn=1

  • <パキスタン・アフガン問題>G8の限界…外相会合新味なく(毎日新聞)4日 - 20時42分
  • 米軍のタリバン掃討作戦、鍵を握るアヘンの存在(ロイター)4日 - 16時44分
  • ロシア、軍事物資の領内通過を承認へ 米軍のアフガン軍事作戦(CNN.co.jp)4日 - 14時21分
  • アフガン南部 麻薬地帯に4000人投入 米、タリバン資金源掃討(産経新聞)4日 - 7時56分
  • <核弾頭削減>米露首脳会談で枠組み文書調印へ(毎日新聞)3日 - 22時4分
  • 米ロ首脳、核軍縮で覚書署名へ=アフガンへの物資輸送も協力(時事通信)3日 - 21時32分
  • 米軍、アフガン大規模掃討 タリバンは徹底抗戦(産経新聞)3日 - 20時13分
  • 武装勢力が拉致の米兵、軍閥指導者に「売る」と アフガン(CNN.co.jp)3日 - 17時9分
  • アフガンで大規模なタリバン掃討作戦、米軍4000人投入(ロイター)3日 - 11時37分
  • アフガンで大規模なタリバン掃討作戦、米軍4000人投入(ロイター)3日 - 11時37分
  • タリバン掃討戦、米兵1人死亡(時事通信)3日 - 11時15分
  • アフガン南部の大規模作戦で海兵隊員1人が戦死 米軍(CNN.co.jp)3日 - 10時24分
  • 資金源根絶へ麻薬地帯制圧も=タリバン掃討戦、米兵1人死亡−アフガン(時事通信)3日 - 8時57分
  • 決死の脱出、帰還 タリバン拘束7カ月 米記者(産経新聞)3日 - 7時56分
  • NYタイムズ記者、アフガンから決死の脱出(産経新聞)2日 - 21時52分
  • 米兵1人が不明に、タリバーンが拉致主張 アフガニスタン(CNN.co.jp)2日 - 21時12分
  • アフガン駐留米軍、タリバン勢力地域に4千人投入(読売新聞)2日 - 20時49分
  • <米中東軍>タリバンの大規模掃討作戦開始 アフガン南部で(毎日新聞)2日 - 20時11分
  • 米海兵隊、アフガンで大規模掃討戦開始(時事通信)2日 - 14時45分
  • 「剣の一撃」アフガンで米軍、タリバン大規模掃討作戦(読売新聞)2日 - 11時18分
  • アフガンで大規模掃討戦開始=米海兵隊4000人、増派後初(時事通信)2日 - 10時6分
  • アフガンでタリバーン掃討の大規模作戦 新司令官就任後初(CNN.co.jp)2日 - 10時3分
  • 国防総省、新型装甲車両でオシュコシュ社と契約 アフガン向け(CNN.co.jp)1日 - 19時3分
  • 現時点でアフガンへの追加増派計画はない=米大統領補佐官(ロイター)1日 - 15時19分
  • 現時点でアフガンへの追加増派計画はない=米大統領補佐官(ロイター)1日 - 15時19分
  • アフガン東部の麻薬密輸「大物」を米国に移送、裁判開始(CNN.co.jp)6月30日 - 18時15分
  • 日・パキスタン外相会談開催:テロ対策能力強化などで合意(インド新聞)6月30日 - 8時0分
  • イラク首相の立場を考慮=都市部撤退、アフガン増強−オバマ米政権(時事通信)6月29日 - 16時39分
  • <イラク>駐留米軍、30日都市部から撤退 治安悪化懸念も(毎日新聞)6月28日 - 20時48分
  • NATOとロシア、グルジア紛争で中断の協力再開(ロイター)6月28日 - 15時19分
  • G8外相会合閉幕・会見する伊外相(時事通信)6月28日 - 12時50分
  • アフガン 装甲車の真下で爆音…記者は宙に浮いた(毎日新聞)6月28日 - 2時37分
  • アフガン 装甲車の真下で爆音…記者は宙に浮いた(毎日新聞)6月28日 - 2時37分
  • <アフガン>装甲車の真下で爆音…記者は宙に浮いた(毎日新聞)6月28日 - 2時30分
  • <G8外相会合>悪化するアフガン、パキスタン情勢で声明(毎日新聞)6月27日 - 20時53分


どうも麻薬に関しては事実誤認あるいは情報操作が行われている様な気がします。

f:id:El_Payo_J:20090704235000g:image

出典 http://www.rafiq.jp/siryou/081018mai.html

   (【在日難民との共生ネットワーク】 より、元は毎日新聞?)

上記 【在日難民との共生ネットワーク】 より抜粋

 「教育の遅れが、麻薬のまん延につながった。国や国際社会は麻薬栽培の根絶に力を入れているようだが、消費や患者対策はほったらかしだ」。ナウロジャーさんはため息をつく。

  ◆  ◆

 国運によると、ヘロインの原料となるケシは、世界全体の9割がアフガンで栽培されている。今や麻薬ビジネスは国内総生産の半分近い40億ドル(約4040億円)を稼ぎ出し、経済の大きな根幹をなしてしまった。

 ケシ栽培は90年代、軍閥が資金源として奨励。

00年にタリバン政権が禁止し一時的に減少したが、タリバン政権崩壊後は再び増加。政府や米国は「麻薬はタリバンの資金源」と根絶を目指すが、麻薬に頼る経済構造は、タリバン後に強まったものだ。

 「今は、政府関係者、地元部族勢力、タリバンなどが入り乱れ、国際犯罪組織と結託して麻薬ビジネスに群がっているのが実態だ」。麻薬対策省幹部は指摘する。

タリバン政権によるケシ栽培の禁止やら麻薬使用への死刑適用については、 『実質としては当時供給過剰により下落傾向を見せていたアヘン相場に歯止めを掛けるための一時的な出荷停止措置であったと見られる 』 との推測がなされているものの、激増しているのは2004年以降。なお一部南米の国々も不名誉なことに麻薬で有名ですが、この問題が解決しない根本的な原因は、消費を根絶出来ないこと。麻薬の供給があるから消費を止められない、言い換えると供給を断てば消費は無くなる、と云う議論は全く無意味です。何故か? 麻薬は当然違法ですが世界最大のビジネスです。市場があるから供給がある訳で。Payしなくなれば (=単価が下がる、ただし麻薬使用が合法化されない限りこれは考えにくいですから、市場が縮小すること) 誰も栽培・生産・供給しません。供給のみならず消費まで徹底的に罰せられる児童ポルノのケースと比較してごらんなさいな。


生態系に甚大な被害をもたらす化学物質散布による栽培地せん滅など、むしろ供給を不安定にして単価を高くするだけ、百害あって一利無しです。さて、世界最大の市場はどこにありますか?


麻薬に関して参考となる記事は、今までにも何度か紹介した田中宇さんサイトに1999年12月14日掲載された 『政治権力はなぜ麻薬戦争で勝利できないか:  アジア国際通信・神保隆見 』 の記事および 『麻薬戦争からテロ戦争へ:2002年11月5日 田中 宇』 あたりと思います。⇒ 各々 http://tanakanews.com/991214jimbo.htm および http://tanakanews.com/c1105wars.htm


また先月27日に閉幕した主要8カ国(G8)外相会合については、オバマ米大統領のアフガン新包括戦略(3月)の踏襲に過ぎずアフガンは米国に任せておけば良いという欧州諸国の意向が垣間見える、G8は地域の問題解決に役立っておらず逆に治安の悪化や文化・生活の破壊をもたらした、G8は米国の方針に追従するだけ、など、優等生の作文レベルにとどまったとの見方が支配的の様ですね。そんなカネがあるなら−−−と考えてしまいます。