遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

孤立するイスラエル その7

こじつけに基づくイランへの追加制裁決議やらDPRKへの嫌疑なども重要案件ではあるものの、現行犯イスラエルへ対応の優先度の方がはるかに高い筈。アメリカ・イスラエルお手盛りの調査結果を以って調査終了の方向で逃げるつもりでしょうが、今回は恐らくそれでは済まないでしょう;

  • Israel, U.S. agree on nature of Gaza flotilla probe
    Published 01:18 11.06.10 / Latest update 01:18 11.06.10
    Haaretz Daily Newspaper Israel News


    Israel and the United States agreed Thursday on the nature of the Israeli investigative committee that will look into the events surrounding the takeover of the Gaza-bound aid flotilla nearly two weeks ago.


    An official announcement on the committee is due to be made Friday, though the declaration could be deferred to Saturday night. Prime Minister Benjamin Netanyahu is expected to make the announcement; he will also say who will be on the committee and discuss its powers.  (以下略)


    たかがお手盛り調査の委員会の構成やら権限など決めるのに 「アメリカのご意見」 も考慮しながら随分手間取っています。殺人の現行犯に事件の調査を任せるのはフツー考えられませんがね。その間にも、イスラエルに不利な事実が次々に明るみに出ますよ。
  • 背中から撃たれて - イスラエル軍はマビ・マルマラ号に乗っていた人々を処刑したのだろうか? / デーブ・リンドルフ
    益岡さん訳、最終更新:2010-06-11 07:51:20、 みんなの翻訳


    −−−決定的な重要性を持つこの情報は、これまでのところ米国のニュースで報じられていない。6月5日(土)の段階で、米国のメディアの中には、検死の情報を完全に報道から除外したところもある。CNNは4日金曜日の報道で、9人のうち5人までが頭部を至近距離から撃たれていたと述べたが、犠牲者のほとんどが後ろから撃たれていたという極めて重要な点については述べなかった。ABCは3日木曜日に同じ情報を報じたが、やはり後ろから撃たれていたことは報じなかった。ニューヨーク・タイムズ紙は4日の記事でアメリカ人犠牲者であるドーガンの名前さえあげていない。もちろん、彼を殺した銃弾についても、どのようにして彼が撃たれたかについてもまったく報じていない。 (以下略)
  • オバマ大統領、イスラエル問題で「トルコが積極的役割」
    6月10日15時18分配信 CNN.co.jp


    −−−さらに、今回の悲劇に関する検証が終わったら、このプロセス全体の中でトルコが積極的な役割を担う可能性があると考えている。そのうえで、全当事者が協力し、パレスチナイスラエルの両者が平和と安全の中で共存できる二国家の解決案を、どうすれば実現できるか探っていく。 (中略)


    我々はこれまで数十年間、この問題に少しずつ取り組んできたが、それではうまくいかない。パレスチナが真の機会を手にするとともに、イスラエルの近隣諸国がイスラエルの持つ安全保障上の懸念の正当性を認め、平和を実現しうる状況を作り出さなければならない。


    イスラエルの持つ安全保障上の懸念の正当性』 は認めるべきだがイランのそれは無視、と云うことか? 中東のそれも無視? 「軽いパー」 オバマを担いでいるのがだれであるか、一目瞭然。またトルコに 「積極的な役割」 を押し付けようとしているが、現在トルコとイスラエルが一触即発の状態にあることを認識していないのか? 誰が殺されたか知らないの?


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