遊蕩爺の漂浪メモ

『翻訳家 山岡朋子ファンクラブ初代会長の日記』 より移行

2011年東北地方太平洋沖地震 その168: 土砂災害警報、 余震・地震・気象事象 〜 釈愚式予測のこと

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 気象庁


 岩手県土砂災害警戒情報 第1号
   平成23年8月20日 21時35分 / 岩手県 盛岡地方気象台 共同発表
   

   【警戒文】 / <概況> / 降り続く大雨のため、警戒対象地域では土砂災害の危険度が高まっています。 / <とるべき措置> / 土砂災害危険箇所など崖や沢の近くから、早めの避難ができるよう心がけるとともに、市町村から発表される避難勧告などの情報に注意してください。 (以下略、引用終わり)


 かなり暑い夏
   チーム森田の“天気で斬る!” - Yahoo!ブログ、2011/8/20(土) 午前 9:58

   −−−ところで、この夏は暑さのピークが6月下旬〜7月上旬にかけてとお盆の頃の2回ありました。 / 7月下旬には真夏が大きく失速したので、果たしてこの夏(6月〜8月)の気温はどうなっているのか?というと、昨日までの60日間で平年を1.5℃以上、上回っている所が多くなっています。 (中略) 6月上〜中旬が平年並み、今後、8月下旬はやや低くなる可能性があるということを考え合わせても、近年の中ではかなり暑い夏だったということになるでしょう。 (中略) もちろん、観測史上最も暑い夏だった昨年には遠く及びませんが・・・。 (以下略、引用終わり)



 防災気象情報
 気象統計情報 (火山含む)
 報道発表資料




 地震・余震発生状況


  防災科学技術研究所 Hi-net 高感度地震観測網


  地震情報(震源・震度に関する情報)、震度3以上 / 気象庁


  Earthquake List for Map of Asia Region / USGS

   環太平洋 / 半球
   
   
Magnitude 5.1 - HOKKAIDO, JAPAN REGION / 2011 August 19 19:10:11 UTC


      (右図) 地域としては北海道ですが、ロシア領内ですね。






【釈愚さんのブログ 「心安らかなる日々」 より】


 地震・余震予測


   (考察) 福島県沖M6.8の地震およびこれから8月末までの地震予測 震度だけから言えばこれから8月末までの期間は、【注意報(低)】
     2011年08月20日 05時13分23秒


    −−−現在の日本列島を取り巻く状況を概観 (中略) おそらく、北米から赤道を回り込んだあと、東シナ海から黄海渤海へと北北西に進んできたかなり低温の冷熱流が中国ロシアのあたりに居座っているに違いない。 / この傾向が継続して続き、現在中国大陸の下にあると考えられる冷熱流が勢いよく東進してくると、新潟県中越地方での大規模地震ということにつながるので、注意が必要である。 (中略) 福島県沖M6.8の地震は、(このブログにおける)仮説どおりの地震だったと考えています。 / すなわち、広い範囲の高熱の温熱流域がかなり長期間にわたって居座っており、その真横に低温化の領域が拡大しつつあるために発生したものと考えられます。8月17日に発生した関東東方沖のM6クラスの地震とその発生のメカニズムは同じです。 / ただ、高速の温熱流の移動がなかったにもかかわらず、福島沖でこうした大規模地震が発生したというのは、やはりこの地域の地殻の基部がまだ損傷を受けて地震が発生しやすくなっているということの反映だと考えています。 (中略)

    またいくつかの知見を得ることができました。

    1.高温の温熱流の場合は、やはり2週間ぐらい後に地震が発生することがあるために、長期間にわたって観測しつづける必要があること。
    2.特に、かなり広範囲の高温の温熱流の場合は、その傾向が強いこと。
    3.高温の温熱流の横にある低温域のなかでも、温度勾配が大きいところ、つまり、等温線が密集しているところは要注意であること。
    4.高温の温熱流の周囲で発生する地震については、温熱流の速度はあまり関係ないこと
    5.東北地方太平洋側では、プレートあるいは地殻がまだ損傷しているので、1から2クラス上の地震が発生すること。

    などです。 (中略)

    3.11のときに受けた傷の特徴や、その傷の深さがわかれば、より正確に予測することができるようになると考えていますが、現在のところその損傷を評価する方法がありません。 (中略) そういう意味では、Hi-netの震央分布図はとても役に立つものであり、最近これを用いた考察を増やしているのはそういう理由によります。 (中略) 


    これから次回予測を再開するまでの10日間の間の温熱流と冷熱流の流れを予測することがとても難しくなっています。 / したがって、ひとつの目安となるのは、現在の場のエネルギーの強さは、M4クラスを一日に4回、M5クラスを一日に2回、M6クラスを一週間に一回程度起こす強さと考えることです。 / また、基本的に大きめの地震の大半は沖合いで発生するということです。 / 最大震度5が発生するのは10日に一回。最大震度4は、毎日一回。それ以外は、震度3以下。 / そして、震度4以上の大半は福島と茨城で発生する、と考えてよいと思います。 (以下略、引用終わり)