シリア内戦Watch; その4 反体制派 バスマ・コドマニ(Bassma Kodmani) なる人物
■ Syria Live Blog - Al Jazeera Blogs
■ Interactive The battle for Syria's borders - Interactive - Al Jazeera English
政府軍と戦えるだけの武器弾薬・ノウハウ等既に相当の援助を西側から受けてはいるものの、まとまりが無く、戦闘においても優勢とは言い難い様に見受けられる 『反政府勢力』 の、アメリカとのパイプ役である人物の紹介。多分この先、御用報道にも度々登場する様になるでしょうから。活動拠点はトルコ、死神婆のパシリかな?
◆
出典: Bassma Kodmani
Syrian National Council Website
※ 実際にはメガネをかけたり、ふてぶてしい表情のものが多い。
■ Syrian National Council - Wikipedia
■ Bassma Kodmani - Wikipedia
◆US "Intelligence Assets" leading the Syrian "Opposition", the Role of the Bilderberg and the CFR
Global Research, July 18, 2012
◆The Syrian opposition: who’s doing the talking?
Friday, July 20th, 2012, Veterans News Now
※ 下掲の田中宇さん記事中で引用されているもの。
◆Syrian opposition warns those who oppose them
July 17, 2012 9:20 PM, CBS News
◆U.S.-backed Syrian Opposition Linked to Bilderberg, CFR, Goldman Sachs & George Soros
Monday, 16 July 2012 12:15, The New American Magazine
◆Bassma Kodmani of the Syrian National Council Attends Bilderberg 2012 and 2008
Jun-26-2012, LiveLeak.com
● 2011 Georis Prize recipient - Dr Bassma Kodmani, Executive Director of the Arab Reform Initiative
● To Topple Assad, It Takes a Minority / By BASSMA KODMANI
Published: July 31, 2011 @ NYTimes.com
● Arab Reform Initiative
Council on Foreign Relations (CFR)
以下紹介記事のテーマはこの人物についてではありませんが、中に関連記載があるので紹介;
◆シリア政権転覆から中東大戦争へ? / 2012年7月23日
田中宇の国際ニュース解説 中の有料記事より抜粋;
シリア反政府勢力には、目立つ指導者がおらず、黒幕のような幹部たちがいるだけだ。リビアの反政府勢力の幹部として報じられていたのは、アフガン帰りのイスラム聖戦士(アルカイダ)だったが、シリア反政府勢力の幹部として報じられているのは、エジプトの初期の革命指導者たちと似た、米国の政府系市民団体とつながったリベラル系の活動家たちだ。(リビアで反米イスラム主義を支援する欧米)(ソーシャルメディア革命の裏側)
シリア反政府勢力の主要勢力である「シリア国民評議会」 (引用者注;上掲 Syrian National Council) の報道担当(事実上の外相)をしているバスマ・コドマニ(Bassma Kodmani)は2005年ごろ、エジプトで米国のフォード財団で働き、米国と中東諸国との国際協力を担当していた。その直後、ブッシュ政権の米政府が駐シリア米大使を召還してシリア敵視を強め、今に続くアサド政権を転覆する戦略に転じた後、コドマニは、米国の外交戦略を練る奥の院であるロックフェラー系の外交問題評議会(CFR)の傘下で、アラブ民主化について調査する責任者となり、シリアで反政府運動が始まるとともに、シリア反政府勢力と、米国の政府やシンクタンクとの連絡役を担った。(The Syrian opposition: who's doing the talking? 引用者注;上掲)
コドマニは、米国で開かれた今年の ビルダーバーグ会議 (リンクは引用者による) に招待されていたことが目撃されている。ビルダーバーグは米国と欧州の、権力に近い人々が集まって世界運営について完全非公開で議論する年次総会で、キッシンジャー元国務長官などロックフェラー系の人々が常連だ。シリア反政府には、ソロス財団も協力している。要するにシリアの政権転覆の試みの裏には、エジプトやチュニジアの民主革命と同様、米国中枢が主導する体制が組まれている。おおむね民衆デモだけで政権転覆を実現したエジプトやチュニジアと異なるのは、政権転覆のための道具として、リビアの転覆と同様のアラブ過激派武装勢力(アルカイダ)が使われている点だ。 (以上、引用終わり)
同記事中で 『−−−ユダヤ人の集まりであるCFRやソロスが、イスラエルを敵視するイスラム主義者の百年の悲願に協力しているのが、国際政治の奇怪で痛快で隠れ多極主義的なところだ。』 と田中さんは述べておられます。でも、表面上の矛盾を説明する 『隠れ多極主義』 の仮説には、その名前のせいかまだ少し違和感があります。
ヒモ付きではない田中宇さんの記事は、純粋に国際政治の分析として秀逸と思うし、なんちゃって権威の垂れ流す御用報道ばかりの中で新鮮。でも常に 『痛快な国際政治』 の犠牲になる膨大な数の各国国民のことを考えると、いつまでこんな馬鹿なことが許されるのか、と怒りも感じますね。欧米覇権を支える前提やら理論が破たんしつつある、過渡期なのでしょう。
ラテンアメリカ解放の英雄 シモン・ボリバルの肖像、デジタルで復活
シモン・ボリバルの顔が甦った、と云うニュース;
2枚の出典: ¡Viva Bolívar! ¡He aquí su rostro!
24.jul.2012 / 12:22 pm @ Hugo Chávez
※ クリックして原寸
比較:
出典: Simón Bolívar - Wikipedia, la enciclopedia libre
◆Hugo Chávez Frías (chavezcandanga)さんはTwitterを使っています
※ サイトで肖像を公開した直後、このツイッターでも発信しています。
◆Presidente Chávez develó rostro digitalizado del Libertador Simón Bolívar
24 julio 2012, Correo del Orinoco
◆Presentan rostro digitalizado de Simón Bolívar
24 Julio 2012, Cubadebate
このデジタル化は肖像画をベースに文献などを基に修正したものではなく、上掲 Hugo Chávez サイトおよび西語版ウィキペディアによれば、2010年7月16日に大統領命令によりカラカス市内の国立霊廟 (西語では Panteón Nacional) に眠る彼の亡骸を掘り起こし、解剖病理学的・人類学的な分析を行った結果の第一弾とのこと。
さてチャベスは、北の巨人から国を解放出来るか。 (日本は殆ど期待出来ませんので−−−)