遊蕩爺の漂浪メモ

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チリ コピアポ鉱山落盤事故 奇跡の救出劇から3年−−−

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 コピアポ鉱山落盤事故

 Derrumbe de la mina San José

 2010 Copiapó mining accident




出典: 上掲 2010 Copiapó mining accident




早いもので、コピアポ鉱山落盤事故の奇跡の救出劇から3年が経過。落盤そのものの発生は2010年8月5日、世界中に配信された救出劇がその69日後の2010年10月13日。事故発生18日目の2010年8月22日に引き上げられた上掲メモが奇跡のスタートと云えるでしょう;


 
 MSNBC's Ed Schultz Talks About Chilean Miner Documentary 17 Days Buried Alive
 SportTV Havoc, 公開日: 2013/08/16

 
 SUMMARY of the RESCUE of 33 CHILEAN MINERS - 2010
 ultimatrompeta, アップロード日: 2010/10/14

で、ハリウッドがこれを映画化するそうで。映画と云う虚構の世界ですからどんな脚色・味付けがされるのかは知りませんが;

その他、過去の関連記事;

地下深く閉じ込められ一時は死も覚悟した訳ですから、奇跡的に助かったとは云え皆、家族も含め人生が変わってしまったでしょう。周りの記憶は薄れても、ご本人達の記憶が薄れることは無い筈。映画によってトラウマがよみがえるのであれば、残酷なことかも。映画は虚構である、と云う当たり前のことを認識しない馬鹿も世界中にいますし−−−


一方、この 『奇跡』 で何が変わったか? 落盤事故は相変わらず世界中で発生しているし、その犠牲も発生し続けている様子。目先の経済原則から安全に投資せず、一発事故が起これば賠償などで破たんするカイシャは多いし、その結果職を失う鉱夫さんも少なくは無い筈。


『奇跡の救助』 を可能たらしめたのは人間の英知でありチームワークであったことは間違いありませんが、そもそも救助そのものを不要とする、つまり問題発生を回避する様な方向でそれを活かすことを考えないと、いつまで経ってもモグラ叩きに終始し兼ねないし、何も残らずキレイさっぱりと忘れ去られてしまいそう。

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