友情出演特別企画 〜 『結髪師』後編

りんちゃん:「北アルプスから帰ってきたよ。日本最後の秘境?!雲ノ平、日本最奥の高天原温泉、鷲羽岳というところを歩いてきたんだけど、4日間、朝快晴、10時頃雲が湧き出す、お昼過ぎ雨、夕方曇り、夜晴れの目まぐるしい天気やったよー。」

私:「りんちゃん登山4日間コース、おつかれさま〜。今回は長かったねー。
一度はりんちゃんと山に登るのが、30代の目標です」

私:結髪師ってなあに?
りんちゃん:結髪師(けっぱつし)とは、日本髪の髪結いです。

私:この道に進んだ動機は?
りんちゃん:元々は美容師志望でしたが、歴史好きなこともあり、日本髪の美しい曲線に惹かれて。

私:一年の仕事のスケジュールはどんなかんじ?
りんちゃん:ブライダルシーズンの10〜11月初めと4月が繁忙期です。夏と冬は閑散期です。
セミオーダーで花嫁さん1人1人に合うよう、おカツラを結い上げています。

私:花嫁さんのおカツラの昔と今の違いは?
昔は1kgぐらいあったおカツラも、今はグラスファイバーという素材で型が作られていて500gぐらいと、とても軽くなっています。
生え際も自然な感じになっていて、昔の地カツラと違って、かぶり心地が良くなっています。
髪の色も自然色、明るい栗色があります。

私:かんざしを使うの?
りんちゃん:おカツラにはかんざしをつけると一気に華やかになります。
白無垢にはべっこう、シルバー、ゴールドのかんざしが、白を邪魔しないので良いとされています。(べっこうが人気です)
色打ち掛けや黒振にはべっこう、色の入ったかんざしをつけます。
季節感に沿った色んなモチーフのかんざしがあります。

私:理想と現実があれば教えてください
りんちゃん:日本の伝統的な和装での挙式。白無垢や打ち掛けは着たいけど、おカツラに抵抗がある花嫁さんも多いみたいです。でも、サイズがピッタリのおカツラだったら、ほとんどの方は似合います。
花嫁さんの着物のボリュームにはやっぱり文金高島田が一番しっくりきます。
一番格式が高く、一般的なのが文金高島田です。自毛や七分カツラで挙式される花嫁さんもいます
数年前、藤原紀香さんが和装で挙式された年はちょっとしたブームで、仕事も忙しかったですが、最近はおカツラ離れが進んでいて残念です。

*文金高島田って?Wikipedia:文金高島田
☞ぶんきんたかしまだ、と読む。
一説には静岡県島田市からきてるらしい。
毎年9月に祭りがあって、文金高島田を結った沢山の女の人達が踊る?らしい。

私:仕事に対しての夢は?
りんちゃん:分野が違いますが歌舞伎の床山さんに憧れがあります。
床山さん☞Wikipedia:床山

私:インタビュー終了デス、ありがとうございました。

*あとがき*
りんちゃんの職業はなかなか世間に知られていません。日本の伝統文化、芸術として活躍する希少な仕事といえるでしょう。
何年前かな、りんちゃんは結髪師の技術試験があるから毎晩遅くまで残って、休みも返上し練習してたときです。わたしの印象に残っているのが、"耳の上あたりにわんきょくさせる部分、そこを"わん"というんだけど難しいとこなんだ"ってメールをもらったことがありました。その"わん"って言葉に、なにか日本の古典的らしさを感じました。
なにより、りんちゃんがひたむきに打ち込む姿勢は見習わないとって思いました。
そしてりんちゃんは、結髪師になれました。

わたし実は,和の古い屋敷でウェディングドレスを着たいな~っておもってました、さっきまで(笑)。
だって和装は似合う自身がないんだもん。
(それより嫁にいけるのか⁉ってつぶやきが聞こえてきそうやが(苦笑)…)
でもりんちゃんが"ほとんどのかたは似合う"と太鼓判なので、りんちゃんにプロデュースされてみたいな~なんて気持ちになりました(笑)

ささやかですが、こちらの記事にて皆様の記憶に残ればと今回協力をお願いしました。りんちゃんも快諾してくれました。ありがとうございました☆彡


質問があれば、コメント欄にてお受け致します♫

ちなみにね、りんちゃんは歌舞伎が好きでよく観にいっています。海老蔵さんのファンです。
ちなみにちなみにわたしは歌舞伎はぜーんぜんわかんないけど、一度はみてみるつもりです。
理解力ないからたぶん…ちんぷんかんぷんでしょ~(笑)
けど片岡仁左衛門さんは素敵だなあ~って思いました。
Wikipedia:片岡仁左衛門

ちゃんちゃん♫