ルナー帝国のカルト:イリピー・オントール

Epikt2007-11-06

●イリピー・オントール(Irippi Ontor)は日本語版「ヒーローウォーズ」でも解説されているので読まなくてもいいかな、と思っていたんですが一部変更されてるようです。能力的な差の部分について。

●ILH2では、四本の光の矢の戦いでイリピーが果たした、最初の光の矢としての側面が加えられており、魔道書『知識の光【The Light of Knowledge】』でいろいろと呪式が提供されてます。中には光線技もある。日本語HWではそもそもイリピーは魔道書を持っていませんでした。異なる魔法体系の混合という概念がなかったので。

●で、日本語HWで持っていた神力《異界》がありません。どこに行ったかというと、同じルナーの神“ダーフィク”のボロヴィク【Brovich of Derfik】の魔道書『The Moon Shines in All Worlds』に含まれている呪式がまるまる同じです。ILH2のイリピー・オントールの説明に、ボロヴィクやヘッコースの神はイリピーの教派から派生した、というようなことが書いてあります。イリピー1人では収まらなくなった部分を他の教派に移した、ということでしょうか。

●もう1点気になったのが、ボロヴィクの教派の能力に以下のものがあることです。

  • 〈新ペローリア語を読む〉〈新ペローリア語を書く〉〈ブシェリアン文字を読む〉〈ランカー・マイの文を読む〉〈マルキオンの魔法文書を読む〉

●イリピー・オントールの教派にもあるのですが、

  • 〈新ペローリア語を読む〉〈新ペローリア語を書く〉《ブシェリアン文字を読む》《ランカー・マイの文を読む》《マルキオンの魔法文書を読む》

後ろの能力は《》でくくってあるとおり、神力《読み書き》に含まれています。ということは、イリピーからボロヴィクという時代の流れを経て、新ペローリア語以外の文字も神に頼らずに読めるようになったんですね。


[追記]
【Grimoire】が魔道書だとしたら、【Formulary】は何なんでしょう。