ルナー帝国のカルト:デルフィクのボロヴィク

Epikt2008-04-28

●エティーリーズをエティリーズと書いてました。恥ずかしい。全部直すのが面倒でした。

ヴィスターのヘッコースと並ぶヒーロークエストの神、デルフィクのボロヴィク(Borovich of Derfik)の教派です。 Derfik が何なのかはまたしても不明。

●ボロヴィクはルナー主義に転向した初期のヴァンチ(Vanch)人でした(ヴァンチがルナー帝国に統合されたのは1317年、第2ウェインの頭)。彼女は(女です)もともとヴァンチの祭儀(Ceremonialist にいい訳はありませんか?)で、ヴァンチでは現在でも使われている儀式をつくりました。有能な人間を改宗させてまるごといただいたわけで、ルナー帝国としては理想的なパターンです。

●ボロヴィクはルナーのヒーロークエストも手がけ、それぞれの時代の地図をつくり、荒野の旅人と呼ばれました。また特に太陽の時代の後期を愛したことから、ムルハルツァームの影(Murharzarm's Shadow)とも呼ばれました。彼女は精確に、注意深くそれぞれのヒーロークエストをアレンジしました。その中には彼女自身の神格化のクエストも含まれていました。

●しかし太陽の時代の後期が好き、というような嗜好があるとは思いませんでした。そんなに異界のクエストって気軽なものなんでしょうか。ヒーロークエストの話になると専門的になるのでよくわかりません。教派は強力な神話改変の力を持つので、皇帝から直接の援助を受けています。教派の指導者と組織は、皇帝から要請があった公的なクエストを手伝うために機能します。

●提供する神力は《ボロヴィクの儀式》。まさにヒーロークエスト改変用です。そして魔道書『月はあまねく世界で輝く』。これは日本語「ヒーローウォーズ」ではイリピー・オントールの魔術でした。そして効果のよくわからない精霊《一齢の精霊(Oneage Spirits)》を提供します。ヒーロークエストを行うためのシナリオでもないと、まずPCには向きません。

●エティーリーズから発展したヘッコースの実践派に対して、ボロヴィクは理論派でイリピーの影響が大きい印象です。ヘッコースの教派が冒険野郎の性質を持ち、要求されるのが資質と心意気なのに対して、こちらは学術派でばっちり教養が要求されます。教派内部には7つの階梯があり、難解な昇進試験が頻繁に行われるそうです。それでも両教派の仲はいいそうですが。

●ボロヴィクの教派の弱点として、信者があまりにも異界や英雄界の境界に近接しつづけるので、障壁が弱まり、とんでもない化け物が信者につきまとったり出現したりすることがあるそうです。