最近の読書事情 (8/20訂正の追記しました)

貴志祐介の新刊が出た!
文庫化されるまで待てないかも。
うー、無駄遣いしないって決めたばっかなのにー。
あと、ブコフでの売却で本人確認が厳しくなりましたね。
今までまとめて宅配してたけど、それも面倒になるのかなー。
とにかく読み終わった本はあんまり長く手元には置かない主義です。
乱読乱売。
つーわけで毎月恒例*1の最近読んだ本たちのご紹介。




葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)

噂には聞いてたけど、このラストは衝撃的すぎる!
ただただ唖然、放心たっぷり60秒。
ストーリーのどんでん返しは、だいたい予想がついた。
でもこの手のサプライズは…。

主人公である何でも屋の私立探偵が、霊感商法がからんだ殺人事件を追う。
彼の一人称で語られるのは、ありきたりなサスペンス…と思ったら大間違い。
なんかちょっと時代遅れ的な文章にも納得。
何年かしたらまた絶対読みたくなること請け合いです。
ワタクシ、主人公に惚れました…。



ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男 (講談社文庫)

上記と同時に語られることが多い名作。
被害者のノドにハサミを突き刺す猟奇的殺人事件が、わりと淡々と進む。
これも一人称、そしてオチも上記と共通点が…。
これ以上はネタバレなので自粛しますが、よく考えられた構成にだまされる快感を味いたいかたにオススメ。
これぞ叙述*2トリック!



LAST (ラスト) (講談社文庫)

LAST (ラスト) (講談社文庫)

これはコワイ本ですよー。
主に金銭的、精神的に追い詰められた主人公が辿る人生のラスト。
石田作品とは思えないような、情け容赦もない闇世界を描く短編集にゾーッとしました。
いくつかは僅かな希望の光が見える作品もあるんで、そこでちょっと一息つきつつ。
いやー、私も多額の負債を抱えて追い詰められたら体を売るのかしら。
買い手がいn



ももこのいきもの図鑑 (集英社文庫)

ももこのいきもの図鑑 (集英社文庫)

今更なんだけど初読みです。
夏休みに読むってとこがミソ。
イラストの可愛さと、まるこちっくな解説のバランスが楽しい!
こういう癒され系のイラストはいいよねぇえ(まるこ風に)



フリーメイソンの秘密

フリーメイソンの秘密

思いっきり趣味に走ってますが、こういうの好きなんです。
秘密結社って言葉だけでワクワクしませんか?
ま、普通はしませんね。
今までも都市伝説的に語られてきたことの繰り返しだけど、「世の中に起こるすべてのことに関わっている」なんて書かれてると「うっそー!でも、もしそうだったらすげー」とか思うわけです。
ロマンなんですよ、ロマン。



しろくまカフェ (フラワーコミックススペシャル)

しろくまカフェ (フラワーコミックススペシャル)

しろくまカフェいちご味! (フラワーコミックススペシャル)

しろくまカフェいちご味! (フラワーコミックススペシャル)

今回のイチオシ!
何気なく買って見たらもうこれが大当たりのコミックでした。
人間社会で普通に共存してる動物たち。
擬人化してるんだけど、外見そのまま。
画力があるんでほんとに可愛く描けてます。
これがリアリティない絵だと魅力ゼロかも。
とにかく手に取ってみて!
しろくまカフェとグリズリーバーに行きたくなるから!
絶対!!!




◆その他読んだもの


大サービス (集英社文庫)

 
カーサの猫村さん 1

 
愚行録 (創元推理文庫)


アイズ (新潮文庫)

*1:7月はこのカテ上げられなかったんで、8月ぶんもう一回上げるかも。

*2:最初のエントリで「抒情」と書いてました、すみません!意味ぜんぜん違うし!