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2017-04-01

白石晃士『カルト』『オカルト』

 遂に白石ホラーをキメてしまった……。私の観測方面Twitter大人気だったので前々から気になってた『カルト』を観てみたらメチャクチャ面白かったので、続けて同監督作品オカルト』を観たらまたまたメチャクチャ面白かった、という塩梅です。こういう、バカホラー映画って言うんですかね、ちょっとジャンルのもの認識していなかったのですが、いざ触れてみるとすっごい肌に合いました。ただそもそもホラーが苦手なのと映像酔いに弱いのとで、けっこうな苦しみながらの視聴でもありましたが……怖さと酔いを押してでも、白石監督作品もっと観ていきたいとう気持ちです。


カルト

 芸能人実名役で出演させつつ怪奇現象を実録で追いかけていくモキュメンタリーなんですが、あまりにも嘘くさい霊能者、本当にこんな映像撮れてたら大騒ぎだしそもそも安CGなので明らかに嘘っぽい心霊映像など、大嘘を大真面目な記録映像として残していくノリをゲラゲラ笑いながら観てました。完全に与太なんですが、フィクション的なスマートさやリアリティから外れた「うさんくささ」ががあるからこそ、逆に「現実だといかにもこんな感じになりそう」とも思える霊能力者や不合理な心霊現象がなかなか面白かったです。そうやって「うさんくさいちょっと現実的なしょっぱさすら感じる」雰囲気を作り上げた上で、さらにもう一度、完全にフィクション世界の住人である霊能者ネオを突っ込んでくるこの展開……。うーん与太、という感じで大変よいものでした。


オカルト

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 通り魔殺人事件とその被害者神秘体験を追うモキュメンタリー通り魔事件というのがそもそも架空のものだし、大事なところでクトゥルフネタが出てくるなどフィクションであることは明らかなのですが、やっぱり実録ものとして本当にそれっぽく撮られているのが面白い取材対象の江野くんがあまりにも「本当にいそうなぱっとしない人」なのが生々しくて生々しくて、言動は完全にヤバい人なのにどんどん親近感が湧いてしまいました。

 これも基本的バカホラーとして楽しめるものだと思うのですが、私はけっこう江野くんに当てられてしまったというか、ホラー的にもちょっと参ってしまいました。露骨な嘘っぱちのものとして作られているのが分かってるからこそ「怖くても所詮フィクションでしょ」という言い訳が利かないというか、作り物の中に一抹の事実が含まれてたみたいな穴がありそうなので怖い。下僕もお風呂トイレを怖がるようになって「ある日いきなり頭の中に声が聞こえたら怖くないです?」とか言い出すし(それは私の声です)、なんかよく分かりませんが、我々こんなことで『コワすぎ!』観られるのかと不安になりましたね(でも絶対面白いので観ます)。


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