地震・噴火などの天災に関する情報を集めるには

すでに紹介済みのものも含めて地震・噴火などの天災に関するサイトを集めてみよう。まず、リンク集としてはHIR-NET地震情報リンク集http://www.hir-net.com/link/quake/が役立つだろう。
今回の新潟中越地震など、最新の情報はGoogleニュース日本語ベータ版http://news.google.co.jp/が便利だ。朝日新聞日経新聞、ロイター通信など、610サイトからニュースを収集しており、自動更新してくれる。とくに、地方紙も検索対象となっているので中央紙が見落とすようなニュースもよく拾ってきてくれる。
 日本語の災害情報ホームページとしては、阪神・淡路大震災の経験を踏まえ、アジア地域における多国間防災協力を推進していくことの必要性から設けられた「アジア防災センター」http://www.adrc.or.jp/top_j.phpのホームページがある。各国関係機関の防災情報の収集・提供、多国間防災協力に関する調査研究等の活動を行っている機関で、トップページのアジア地図では、洪水や地震、山崩れなど災害の発生した場所を図示し、詳細記事に飛ぶことができる。下段のTopics欄では過去20日間の世界各地の防災情報等が一覧できる。 日本語サイトとしては、民間の危機管理情報総合サイト 「レスキューナウ・ドット・ネット」http://www.rescuenow.net/も「ワールド災害Now」のページで災害や疫病の情報を発信している。10月27日から、「地図から記事を検索する」とBlog を活用した新潟中越地震の災害情報の提供を開始している。
自然災害に関しては、米国赤十字とCNN等が共同運営する世界のEarthWatch http://www.disasterrelief.org/EarthWatch/が要注目だ。世界地図上の嵐や火山噴火、地震、干ばつ、飢饉、洪水、雪崩、森林火災などのアイコンをクリックすると詳細が分かり、人為的災害や環境汚染などに病む地球の悲鳴が聞こえてくるようだ。左フレームには災害関連のホームページへのLINKSや災害関連記事の膨大なバックナンバーを集めたALL STORIESのページがある。
  NASAが運営する火山噴火、洪水、森林火災、大気汚染、ハリケーンなど大規模自然災害を衛星から撮影した写真を中心にレポートするサイトNASA Earth Observatory - Natural Hazards http://earthobservatory.nasa.gov/NaturalHazards/も見逃せない。Unique Imageryの項には、地震津波、異常高温、氷山融解、大停電、プランクトン異常発生などが多様なセンサーを使って画像表示している。More imagesの項で世界の被災状況をサムネイル画面で一望することも可能。archive of older eventsで過去の自然災害を振り返ることもできる。
最新の世界の動きなどを知りたいときに重宝しているのが、テキサス大学のPerry-Castañeda Library Map Collection http://www.lib.utexas.edu/maps/ というサイトだが、ここには大災害に関する被災地図なども随時掲載される。冒頭のOnline Maps of Current Interestには航空機事故や治安・紛争、伝染病、自然災害など旅行者の安全に関わる最新地図がリンクされている。現時点では、報道機関のサイトからリンクしたIraq War Mapや噴火を起こしたMt. St. Helens Map Resources 、パレスチナ、アフガンなどの紛争地域の地図が掲載されている。