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2006-06-12  ユーロを少しでも安く調達するには

Europedia2006-06-12

[]ユーロを少しでも安く調達するには

6月11日の日経新聞朝刊に「夏休み準備そろそろ 賢く調達! 海外旅行の外貨」という記事が掲載されていた。「空港割高は俗説」、「トラヴェラーズ・チェック 現金より割安」、「国際キャッシュカード 手数料は高め」など、納得のいく内容の記事だが、やはりアノコトには触れていない。

 アノコトとは、MasterCard取扱加盟店で買い物や飲食に利用すると、利用金額の5.55%をキャッシュバックする「アルキカタMasterCard」 http://www.arukikata.com/card/index.htmlのことだ。

 しかし、雑誌の「クレジット・カードはこれが得だ!」といった特集でこのカードが紹介されたのを見たことがない。広告主でもあるカード会社に遠慮してのことだろう。

実は、一度だけ、ある大手旅行会社が運営している「相談ボード」で「有利な両替方法は」という質問に、利用金額の5.55%をキャッシュバックしてくれるこのカードを勧めていたのを見つけたが、すぐにそのQ&Aは削除されてしまった。自社発行のクレジット・カードとバッティングする話なので無理からぬことではあると思うが。

 このカードは入会費も年会費も無料で、オンライン入会申込もできる。私は、ここ5年ほど海外でのカード支払いは、ショッピングでもレストランでも、もっぱらこれで済ませている。なにしろ、クレジット・カードの引き落とし換算レートが1Euro=145円とすると、結果的に137円ほどで両替したのと同じことになるのだ。これ以上有利な外貨調達法は今のところないのではないだろうか。これなら、自分の日本にある外貨預金口座から手数料なしで海外のATMで引き出せるという方法よりも有利だろう。

 もちろん、これとは別にショッピングに際して免税手続きをした場合は手数料を差し引いた付加価値税の還付金が、後日カードの口座に振り込まれてくる。

ただし、支払いはリボ払いにせず、一括払いにしなければこのメリットは生きてこない。ついうっかり買い物をしすぎて支払いが追いつかなくなったり、提携会社の店頭やATMでの一括返済を忘れたりするとリボ払いに回ってしまい、5.55%の数倍の利息を払うことになってしまうのだ。

 逆に考えると、この「リボ払い」に回る利用者の発生による利益をあらかじめ計算に入れて「キャッシュバック」の原資としているのだろう。

したがって、予算管理にルーズな人やクレジット・カードを使い慣れていない人にはすすめられない。

 また、海外でのキャッシングや日本企業の航空会社の機内免税販売などキャッシュバックの対象にならないものも一部ある。申込み案内には「留学でお使いになる際の発行はできません」という一項もあった。もちろん、キャッシュバックも「利用限度額」の範囲内が対象だ。

もしこのカードを利用するなら約款をよく読んで、あくまで自己責任で利用してもらいたい。

 旅行中は現地通貨の現金が必要となるケースも多い。私は、ヨーロッパ旅行の場合、Euroのキャッシュに対する取扱手数料が他行より低く設定してあった三井住友銀行http://www.smbc.co.jp/の窓口で事前にキャッシュを入手することにしていた。トップページ左下の外国為替情報→主要外国為替相場のお知らせを開くとExchnage Quotationsが現れ、Euroの「CASH」→「SELLING」で現金購入のレートが分かる。念のために三菱東京UFJ銀行http://www.bk.mufg.jp/トップページ左上の外国為替相場→外国為替相場一覧表を開いてEuroの現金購入レートをチェックしてみたが、ほとんど三井住友銀行と差がなくなってしまっていた。

 最後に、164種の通貨を相互換算できるThe Currency Site OANDA.com http://www.oanda.com/convert/classicを改めて紹介しておこう。Currency ConverterのConvert amountの右の空欄に通貨単位を入れ、その下の左側のプルダウンメニューでEuroを選び、右側のプルダウンメニューでJapanese Yenを選んで、下方の適用レート選択のプルダウンメニューでInterbank rate:+3%を選んでConvert Nowボタンを押すと日本の銀行の現金購入レートに近い数字が割り出される。Typical credit card rate:+3%を選ぶとクレジット・カードの決済レートに近い数字が出てくる。ただし、クレジット・カードの決済は各社によって算定日が異なるので要注意だ。

 Currency Converterでは1990年元日までの任意の日にちの両替レートを遡って知ることができる。しかも、原則として164カ国の通貨相互のレート表示が可能で、今は廃止となったフランス・フランやドイツ・マルクの15年前の対円レートを調べることもできる。

 また、Full Big Mac Price Index http://www.oanda.com/products/bigmac/bigmac.shtmlを開くと24カ国のビッグマックの現地価格一覧が開き物価の目安が分かる。

関連過去記事:

「2005年4月オーストリア最新両替事情レポートhttp://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050425

「2004年2月 最新両替レポートhttp://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040302

☆右上の写真は ウィーンのホーアーマルクト広場脇のアーケードにある銀貨鋳造を描いたレリーフ。1194年にレオポルド五世が英国のリチャード獅子心王の“身の代金”元手にウィーンで最初に銀貨を鋳造したことが書かれている。

外国為替・貿易小六法〈平成18年版〉

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