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2017-11-15   秋のウィーン・プラハ18日間の旅 その1

Europedia2017-11-15

[]秋のウィーン・プラハ18日間の旅 その1

今年も10月13日から10月30日までの18日間、ウィーンとプラハを訪れる旅行に出かけてきた。

これで、2008年以降、2012年を除き毎年、秋にヨーロッパ旅行http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20121209に出かけたことになる。

 帰国後、生まれ故郷の唐津に“おくんち”http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20161109見物に出かけたり、放っておいた家庭菜園の手入れに時間を取られていたため報告が遅れてしまったが、今日から何回かに分けてそのレポートを記していきたい。

 初回の今日は、フライト選択と利用体験を中心に書いてみる。


今回の旅の主要テーマは“秋の音楽シーズンのオープニング・コンサート鑑賞旅行”といったところだ。ウィーン・フィル、チェコ・フィルのオープニング・コンサートのほかウィーンに客演していたクリーヴランド交響楽団など7つのコンサートオペレッタを鑑賞することが出来た。

旅程は、長崎−羽田/成田(1泊)−フランクフルト−ウィーン(3泊)−プラハ(4泊)−ウィーン(8泊)−フランクフルト−機中(1泊)−成田/羽田−長崎という17泊18日間のコースだ。後半のウィーン滞在中に、スロヴァキアの首都ブラティスラヴァに日帰り旅行をしたため正確には3カ国の旅だ。


今回利用したフライトは、日本航空で、フランクフルト−ウィーン間はオーストリア航空での乗り継ぎ便となった。日本航空の予約は、7月末に行い行きはエコノミーで、帰りは貯まったマイレージ27,000マイルを使ってビジネスクラスにアップグレード(フランクフルト→成田)してもらった。

 初めインターネット上で予約を行っていたが、アップグレードできる便がなかなか見つからなかったので、「JALマイレージバンク(JMB)会員の方お問い合わせ電話」に電話してPNR(予約記録 Passenger Name Record)を作ってもらった。電話の際も、乗り継ぎのトラブル発生確率を低減するために、なるべくパリやロンドン、ヘルシンキなどコードシェア便や同一アライアンス(oneworld)の便で乗り継ぎできるフライトを探してもらったが、あいにくアップグレードの対象となる席はフランクフルト便にしかなかった。


 アップグレードの対象となる正規割引航空券は、通常のものより割高で、215,920円となった。内訳は、航空券が183,000円。税金や保険料、空港使用料、保安料、燃油特別付加運賃などが合わせて32,920円だ。このうち、JAL分の燃油特別付加運賃は、往復で7,000円。付加運賃は、7月発券までは倍近くの値段だったので、7月末に予約を完了して、発券は付加運賃が下がる8月1日に行った。


 215,920円(+マイレージ27,000マイル)というと割高に思えるが、クレジット・カード利用で日本航空のマイルが貯まるJALカードショッピングマイル・プレミアムhttp://www.jal.co.jp/jalcard/function/jpp.htmlで購入したので、特約店扱いであるJALでの購入は、通常の100円で1マイルの2倍のマイルがつき、今回の場合4,318マイルが加算された。

 これとは別に、JALの搭乗マイルも加算され、長崎-羽田間が往復で1,526マイル、成田→フランクフルトのエコノミー区間が3,705マイル、帰りのフランクフルト→成田 のビジネスクラスが5,188 マイル、計10,419マイルが加算された。

 購入分と合わせると14,737マイルとなった。以前にも書いたがhttp://d.hatena.ne.jp/Europedia/20151213、1マイルがいくらに相当するかは1マイル5円など諸説あるが、私は1マイル3円と評価しているので、44,211円相当が値引きされたと考えることにした。

フライトを選ぶに当たっては、できれば昨年同様、JALマイレージを利用しての福岡発着フィンエアー・ビジネスクラスの利用をしたかったのだが、今年は10月9日(福岡発)が夏期運航の最終便となるため“秋のオープニング・コンサート鑑賞旅行”には使えなかった。福岡発着フィンエアーは人気が定着してきているためか来年は、4月26日(木)ヘルシンキ発〜10月26日(金)福岡発まで運航するようだ。

来年は、現在運休中のオーストリア航空も成田−ウィーン間に5月15日から週5便で再就航する予定なので、こちらも選択肢になるだろう。

フライトを選ぶに当たって、避けたかったのはヨーロッパ内での乗り継ぎ便が、JALと異なるアライアンスの便やJALとのコードシェアではない便を使うことだ。これは、乗り継ぎ地でのボーディング・パス(搭乗券)の取得や預けたバゲージの積み替えでトラブル発生の確率が高くなるからだ。


10月14日の成田でのチェックイン時には、ロストバゲージの発生確率を考えて、機内持ち込み許容範囲ギリギリのキャスター付きスーツケースに着替えやダウンジャケット、常備薬、洗面具など必要最低限のものを持ち込んだ。

また、チェックイン・カウンターでは、フランクフルト→ウィーン間のボーディング・パスが渡されなかったので、「パスをフランクフルト空港のどこで受け取るのか、預けたバゲージに関しての手続きは必要か」と質問したが、明確な答えはもらえなかったので、到着時にJAL係員に確認することにした。


行きはエコノミーだが、Boeing787 のために開発された「新・間隔エコノミー」https://www.jal.co.jp/inter/service/economy/seat/skywider2.htmlなるものを初体験した。確かに、昔のエコノミーよりゆったり感はあるが、今までKLMやオーストリアのエコノミーで“若干の追加料金でゆったりとした席を選べる”システムを利用していたので、格別快適という印象はなかった。

往路に、フランクフルトで飛行機を降りると、私のネームボードを持ったJALのドイツ人スタッフが、乗り継ぎフライトのボーディング・パスを持って待ち構えていた。預けた荷物のチェックについて尋ねると「もう済ませているのでご安心を」とのことだった。「ほかにも乗り継ぎ客はいるはずなのになぜ私だけ」と思ったが、ターミナルを移動しなければならないので、理由を尋ねることはしなかった。ひょっとすると、成田でのチェックインの際、細かく質問したので連絡が行っていたのだろうか。このときの乗り継ぎ時間は75分の余裕があったが、構内電車でのターミナル移動と保安検査で手間取り、オーストリア航空出発便のゲートに着いたのは出発の30分前で、すぐに搭乗が開始された。

 ウィーンの空港に定刻の19:20より20分弱早く着き、預けた荷物を若干の不安を抱きながらターンテーブルで待っていると、なんと真っ先に自分のスーツケースが流れてきた。

ホテルへ行くのはCATというノンストップ列車にしようかとも思っていたが、疲れているのと、CATを利用したとしても到着駅からホテルまでタクシーで行くと、合わせて30ユーロ近くになるので、固定料金(36ユーロ)の車を税関を抜けたホールにあるCity Transfer counterデスクで手配してもらい、19:25には空港を出発、ホテル到着は現地時間の20:00、日本時間の翌日深夜03:00だ。


と、往路は順調だったのだが、10月29日の帰路には久しぶりにロスト・バゲージの憂き目に遭った。ウィーンの空港でオーストリア航空にチェックインすると、予想通り「預託荷物は成田までスルーだが、ボーディング・パスはフランクフルトのJALカウンターでもらって下さい」とのことだった。預ける荷物はスーツケースと土産物の食材や本が詰まったソフトバッグのふたつ。預託荷物の規定は、エコノミー扱いなので“2個、1個当たりの重量23キロ”。カウンターで計量するとスーツケースが26kgでソフトバッグが16kg。スーツケースが規定オーバーだったので、その場で荷物を移し替えた。あらかじめ、オーバーしたときのことを考えてスーツケースに万一の時移し替えるものをひと袋にまとめていたので、スムーズに移し替えられた。しかし、昔は、重量の手持ち感覚で1キロと狂うことがなかったのに、感覚が鈍ってきているのに少々ショックを受けた。万一のことを考えて、帰国後すぐに必要な物は、機内持ち込みにしておいた。


ゲートで搭乗を待っていると15:10発のオーストリア航空フランクフルト行きが機材繰りで1時間5分遅れるとのこと。それでも、ミニマムコネクション・タイムに充分すぎる余裕の90分以上の乗り継ぎ時間が合ったので不安はなかったが、同じJAL便に乗り継ぐ人が数人いたこともあったので、さらなる遅れも考慮して念のために控えていたフランクフルトのJALの電話番号に電話をしてみた。

 電話は、東京への自動転送になっていたようだが、担当者はすぐに事情を飲み込んで、フランクフルト空港への連絡を引き受けてくれた上で、荷物の確認に必要なクレイム・タグ番号も聞いてきたのでひと安心。

結局、オーストリア航空の出発は16:34の1時間24分遅れ。フランクフルト空港到着は17:59。それでもJAL便の出発の19:30までは91分という余裕があった。

ターミナルの移動途中の保安検査場の手前で、ボーディング・パスを見せろと言われたが未入手なので、e-Ticket控えを見せて通過、続いて、構内電車に乗ってJAL便の出る第2ターミナルに移動し、出国手続きも無事通過。途中、ターミナルの移動が必要なことを知らず、戸惑っていた同じ乗り継ぎ便の同胞にも声をかけて同行した。

 私もウッカリしていたのだが、考えてみると、ボーディング・パスを受け取るべきJALのカウンターは乗り継ぎエリアにはない。どうせビジネスクラスのラウンジを利用するのでJALのサクラ・ラウンジに行き尋ねると、エコノミークラスも含めラウンジのカウンターでボーディング・パスの発行を行っているとのこと。

ここでも、念のため「くれぐれも預託荷物のチェックをお願いします」と言ってクレイム・タグ番号を控えてもらった。

 この時点で残り時間は35分ほどだったが、ラウンジで休む間もなく、免税手続きに必要なボーディング・パスをもらって、免税ショップに戻り、ドイツの白ワインなどを購入。

ビジネスクラスの席は、JAL SKY SUITE 787 https://www.jal.co.jp/inter/service/business/seat/skysuite.html。何回か利用しているが、やはりエコノミーともヨーロッパ系航空会社のビジネスクラスとも違いリラックスできる。おかげで、ワインを存分に楽しんだ以外は、熟睡してしまい、ビジネスならではのサービスはあまり味わえなかった。


成田空港到着は予定より10分ほど遅れて翌10月30日の15:01。荷物を受け取りにターンテーブルまで行くと、またまたネームボードに自分と数人の名前が掲げられ、係に連絡をとのこと。あれだけチェックを重ねたのに見事にロスト・バゲージ。ロスト・バゲージは何回か経験していたので、すぐに機内持ち込み荷物の中から、ファイルを取り出す。そこには、スーツケースやソフトバッグを購入した時に取っておいた、バッグ類のカタログの切り抜きを入れておいたので、ロスト・バゲージの際に必要な荷物の形状の申告もスムーズに行なえた。また、今後の唐津くんちなどの旅程表も入れてあった。

 ちなみに、今回に限らず、滞在ホテルや携帯電話番号などを明記した詳細な旅程表は、ロストバゲージや空港での入国管理時の審査、旅行保険の申請などのために英文で用意しておいた。また、e-Ticket控えやホテルの予約ヴァウチャーも日本語混じりの英文版でなく、英語だけの外国人向けをプリントアウトしておいた。経験から日本語漢字混じりの欧文書面を見るのを嫌がる輩がいることを知っていたからだ。

さて、係の人に、確認すると、荷物自体はJALフランクフルトがすでに確保しているとのこと。長崎の自宅に届くのは11月2日になるというので、2日午後に出発する唐津行きの旅程表を見せて、2日の午前中に届かないと困る旨を念を押した。JAL ABC https://www.jalabc.com/delivery_service.htmlの往復宅配を申しこんでいたので、帰りのスーツケース1個分の払い戻しを受けがてら、JAL係員にABCで送られる荷物の2日午前中必着を再確認してもらった。


 結果的には、機内持ち込み荷物と免税で買ったワインだけを持って、成田から羽田へリムジンで移動し、長崎便でその日の夜、21:40長崎空港着となり、預けた重いソフトバッグの荷物を持っての移動から解放された。

ロスト・バゲージの方は、予定通り11月2日の朝一番に無事自宅に届き、荷物に入れておいたパソコンや衣類、洗面具を詰め替えて、唐津へと旅立つことが出来た。

 今回のフライト経験であらためて思ったのは、昔の仕事柄旅慣れていると思った自分でさえ、これだけ乗り継ぎやチェックインで振り回されるので、起こりうるトラブルに対しての予防策を想像できない旅行経験の少ない人々は、戸惑うことがさぞかし多いことだろうと思った。言葉も通じない異国で、自動チェックイン化やウェブ・チェックイン化がさらに進んでいけば、テロ対策の強化と相まって個人旅行はますます難しくなるのではないだろうか。

 もうひとつ感じたのは、これまで携帯電話(使いたくない言葉だがガラケイ)で済ませてきたが、旅行中のトラブルに即応するためにはスマートフォンに転向するしかないと痛切に思った。海外旅行中のアクセスやレストラン、観光スポットなどの情報検索はもちろん、市内交通パスや美術館やコンサートの手配、スタンバイチケットの利用にもスマートフォンが欠かせなくなりつつある。リタイアしてからは極力デジタル離れしようと心に決めていたが、今回の旅の経験から海外旅行に出かけ続ける限りは、宗旨変えもやむを得ないと考えるようになった。近いうちにiPhone召旅愼予約をしようかと思っている。

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