ギラヴァンツ北九州戦20110928


 震災の影響から変則スケジュールによる平日開催が集中する10月。連戦の廻り合わせが混戦の昇格争いを、どのような筋書きに仕立てるのか気になる頃となりました。
 肌寒さを感じる平日ナイターの味スタでも1万人を越える集客。対する北九州サポが遠方よりの参戦と考えるならば東京ソシオの母数7,000人に上積みが出来てきたと期待も出来そうで嬉しい限りです。やっぱり連勝ムードは特効薬なのでしょう。

 肝心の試合展開は前回に引き続き北九州の訓練された組織的な守備に苦しみながらスタートし、不可解な笛と併せてナーバスな雰囲気が漂う自滅的嫌な流れではありました。コーナーよりのバックスタンドで観ていましたが、選手がイラつくのは仕様が無いとしてもスタンドの方が過剰な反応にウンザリ。偏った笛を吹かれているのなら未だしも、単に主審がパニックになっているとしか見えず、スタンドが煽ったら火に油を注ぐようなものではないかと。その点はゴール裏の対応の方が冷静にも見えたりして、、、

 そんな嫌なムードも今の東京は吹き飛ばしてしまう力があるから頼もしい限りです。完全にラッキーボーイのポジションを掴んだ椋原選手のゴールは勿論、谷澤、ルーカスのベテランが絡んだゴールも美しかった。若手と中堅、そしてベテランのバランス良いチームは観ていて楽しいし、安心感があります。(去年はこれがなく苦しんだような気もします)

 さてさてストレートに考えるならば、これから続く連戦は選手層の厚い東京には有利に働くように思いますが、選手層が厚いと言っても前目の選手に偏っているのも事実で、両ボランチ、両CBのバックアップは?とか考えると多少の不安も残ります。やはり、勝てる時にしっかり勝つ事を積み重ねる事が大事になってくるのでしょう。
 
 それにしても、セザー、ホベルト、ノースら外国人助っ人がキーマンにならないまま勝ち続けているのですから、何とも勿体無いと言うか頼もしい限りです。あっ、ルーカスは東京助っ人枠で別枠です(笑)