iPodの奇跡

今更という感もあるが、「iPod nano」を買った。

●iPOD nano 第1世代 2GB ブラック●MA099J/A

●iPOD nano 第1世代 2GB ブラック●MA099J/A


正直、開封するまでのワクワク感と、
本体を手に取ったときの驚きは、
子供の頃、初めて「ウォークマン*1を手にした時のインパクトを
数段上回るものであった。


こんなんで音楽が聴けるのか・・・?
と思わせつつ、プレーヤーとしての機能は遜色ない*2


デザイン意匠に命を賭けているメーカーの製品だけあって、
外箱から内側のパッケージまでのデザインの統一感も良い*3


Macのパソコンから遠ざかって久しいが、
“アップルブランド”が今だ健在であることを
あらためて思い知らされる。


ビックカメラでは、「ギフト用商品」として一大セールスをかけていたが、
確かにこれだけ商品として“完成”していると、
下手な玩具を贈るよりも、よっぽど子供は喜ぶだろう。


ちなみに、自分の場合、
これまで“Windows Media Player”を何となく使っていたので、
いろいろとインストールして、CDから録り直して・・・というプロセスには、
少し違和感が残るが、
それでも、慣れればそちらがデフォルトになっていくように思う。


最終的に、一連のiPod関連商品が世の中にどの程度普及していくのかは、
まだ読めないが、
一連の商品には。何でもかんでも“Windows”という、
通常のパソコンユーザーの“行動規範”を変えるだけの
インパクトが秘められているような気がする。


これまで、
Microsoftに対して、OSとソフトウェアの分離を命じようとする、
世界中の独禁当局の政策は、理論的には正しいのだとしても、
ユーザーにとってみれば「ありがた迷惑」といった感が強かった。


なぜなら、一部のマニアックなユーザーを除けば、
一般のユーザーは、
パソコンにどこのソフトウェアが組み込まれていようが「大差ない」
と考えるのが普通であって、
そこで、新たなカスタマイズ(ないしカスタマイズされたものの選択)を
しなければならなくなる、とすれば、
かえって面倒なコストを払わねばならなくなるからである。


だが、これだけ付加価値の高い“ソフトウェア”が
世に出てくれば話は別である。


もし、今から新たにウィンドウズパソコンを買うことになったとしても、
(可能であれば)「Media Playerなし」の製品を求めることになるだろう。


これによって、「OSの市場」に影響が出ることはないにしても、
「ソフトウェアの市場」に影響が出てくることはありうる。


そしてこれは、
「独占」の牙城を崩すためには、
いかなる独禁政策に頼るよりも、
需要者に魅力的な商品を提供するという
“当たり前の”作戦による方が効果的である、
ということを示す良い事例の一つとして、
記憶に留められるもの、というべきなのかもしれない。

*1:ソニー製ではなかったので、正確には「携帯用テープレコーダー」と言わねばならないところだが・・・。

*2:操作性に若干の難は残るが。

*3:取扱い説明書だの付属ケーブルだのが、どこに入っているのか探すところまで、ワクワク感は持続している。本体パッケージの「Don't steal music.」には笑ったが。

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