一時代の終わり

東京国際女子の高橋尚子選手に続き、時代の終わりを感じさせる失速であった・・・。

「8月開幕する大阪世界陸上の代表選考会を兼ねた大阪国際女子マラソンは28日、長居陸上競技場発着の42.195キロで行われ、原裕美子(京セラ)が2時間23分48秒で初優勝、世界選手権代表に決まった。女子マラソンでは代表第1号。」
「前日本記録保持者の渋井陽子三井住友海上)と原がスタートから飛び出し、ペースメーカーを抜いて途中まで大会新記録ペースで並走。29キロ過ぎに原が渋井を引き離し、独走でゴールした。失速した渋井は10位に終わった」
(以上、日経新聞2007年1月29日付朝刊・37面)

2着に入ったのは31歳の小崎まり選手だし、弘山晴美選手の好調も伝えられているから、必ずしも年齢=衰え、というわけではないと思うのだが、それでも先頭で競り負けた次の瞬間から、ズルズルと後退していく姿が筆者にとって衝撃的であった、というのは言うまでもあるまい。


マクロな視点でみれば、新しい世代の台頭は喜ばしいことに違いないのだろうが、「まだ若い」と思っていた世代がいつのまにか“ベテラン”の域に入ってきているのを見ると、切なくなるのは確かなのである・・・。

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