村主はまだ戦えるのか?

フィギュアスケートのグランプリシリーズもあっという間に3戦目。


安藤美姫浅田真央が出ていた前二週に比べればいかにも寂しい番組構成だったが、どっこい村主がいる(苦笑)。


去年地元の世界選手権のキップを逃した時点で、モチベーションが切れてやしないか、と心配したのだが、ロシアに拠点を移して依然健在らしい。


今日のフリーを見ていると、相変わらずジャンプは不安定で、SP12人中11位、という出遅れもさもありなん、といったところ。フリーのスコア自体も、最近100点台を見慣れているせいもあってちょっと物足りない感があったのだが(技術点48.49/演技点44.88/減点1=92.37点)、それでも優勝したキム・ヨナ以外の演技がどれもパッとしなかったこともあって*1、終わってみれば7人抜いて4位に浮上(フリーは3位)。


安藤美姫浅田真央中野友加里の三強が盤石で、しかも武田奈也をはじめとするジュニア陣の躍進が期待される今季。


14歳のキャロライン・ジャンの演技などを見ていると、“天賦の才”というのは何とも残酷なものだと思ったりもして*2、これから村主選手の食い込む余地がどこまであるか、危惧されるところであるが、次の五輪に向けて、少しでも実績を積み重ねてほしいものだと思う。

*1:上位を窺う位置にいた、セベスチェンやシズニーはあえなく失速。SP2位の14歳・ジャンには優勝争いは重すぎたし、SP首位でスタートしたコストナーは、いつもの弱い心臓をさらけ出してミス連発。終わってみればキム・ヨナの強さばかりが際立った大会であった。

*2:少なくとも技術的には、村主選手がこれまで十数年かけて積み上げてきたものを、難なくこなしているように見えてしまう。

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